2015年2月6日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は膠着状態が続いている上、今夜の雇用統計を見極めたいとする姿勢が強く小動き。117円台前半から半ばで推移し、ユーロ円が買われたことで、やや円が売られた。
- ユーロドルは反発し、前日の下落分を埋める。ECBは前日ギリシャの銀行に認めていた特別措置を解除したが、この日は緊急資金へのアクセスを認めたことで、ユーロが買い戻され1.15近辺までユーロ高が進行。
- 株式市場は大幅に続伸。原油価格が反発したことや、製薬大手のファイザーがM&Aを発表したことが好感され、ダウは211ドル高と、1万7800ドル台を約1ヶ月ぶりに回復。
- 債券相場も続落。失業保険申請件数が予想を下回り、雇用統計への期待も高まったことで売りが優勢の展開に。
- 金は小幅に反落。原油価格は反発し50ドル台に。
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新規失業保険申請件数 → 27.8万件
12月貿易収支 →466億ドルの赤字
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ドル/円 117.25 〜 117.60 ユーロ/ドル 1.1391 〜 1.1499 ユーロ/円 133.88 〜 135.16 NYダウ +211.86 → 17,884.88ドル GOLD −1.80 → 1,262.70ドル WTI +2.03 → 50.48ドル 米10年国債 +0.045 → 1.805% 本日の注目イベント
- 米 12月消費者信用残高
- 米 1月雇用統計
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
ドル円は117円台で一進一退です。昨日の東京市場でも117円割れ目前までドル売りが進む場面がありましたが、116円台には届かず押し戻されています。足元では118円台が徐々に重くなってはいますが、下値も切りあがっている状況で、「三角保ち合い」は依然として維持されています。その中でも、相場の動きが徐々に収斂されてきているため、今夜の雇用統計発表をきっかけに、どちらかに抜ける可能性が高まっています。
昨日1.13台前半まで下落したユーロドルが再び、1.15近辺まで買われています。ECBが前日、ギリシャの銀行に認めていた特別措置を解除し、ギリシャの銀行の資金調達が懸念されていましたが、この日は緊急資金へのアクセスを認めたことで、ユーロが買い戻されています。ただ、それでもECBはギリシャ新政権に対し、財政面での厳しい姿勢を維持すると見られます。昨日のドイツとギリシャ財務相との会談でも、異なる意見を持つ両者の距離は縮まらず、会談後の会見でも「異なる意見を持っていることを認め合った」と述べています。(ブルームバーグ)今後の交渉次第では対立が深刻化し、ユーロ圏からの離脱に発展する可能性もないわけではありません。
チャートを見ると、今回の上昇も1.15近辺で頭を抑えられています。これは「4時間足」の「120日線」が機能していると考えられますが、1.15をしっかりと抜くことができれば、もう一段の上昇も考えられます。「日足」では既に「MACD」が約2ヵ月ぶりにゴールデンクロスを示しています。ユーロドルの基本は戻り売りでいいと思いますが、ショートの積み上がりや、相場観が依然としてユーロに対して大きく弱気であることから、「大幅な反発があってもおかしくはない」という意識を持っておくことも必要です。
今夜は1月の雇用統計です。雇用者数は23万人程度の増加と、前回ほど増加していないと予想されています。失業率も5.6%と横ばいの予想です。悪くてもFRBがメドとする「20万人」は超えていると見られますが、前回のように雇用者数の増加だけではドルの上昇に結びつきません。「平均時給」など、雇用の質が相場の方向性を決める状況です。「平均時給」の予想は「+0.3%」となっています。
本日のレンジは116円50銭〜118円30銭程度とやや広めに予想します。
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原油価格はかなり荒っぽい値動きを続けています。一時43ドル台まで下落した原油価格は、OPECが減産しないことで下げ幅を拡大した経緯もあります。一部には米シェールオイルの壊滅を狙っているとの見方もあります。苦しい状況に追い込まれていると見られる米シェールオイル業界ですが、その中心地である「ノースダコタ州」では12月の失業率はなんと「2.8%」と全米で最も低く、それも昨年7月以降も変わっていないとか。(ブルームバーグ)なかなかしぶといところを見せています。良い週末を・・・・・。What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇 1/23 マレー・IMF報道官 「起こりうる結果としてギリシャの離脱を予想していない」25日のギリシャ総選挙について ------ 1/23 ルー・財務長官 「強いドルは米国にとってプラスだ」ダボス会議で ------



