2015年2月12日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 日本の休日前に119円台半ばまで上昇したドル円は、1月5日以来となる120円台半ばまでドル高が進行。米長期金利が2%まで上昇したことや、テクニカルがドル高を示唆したことなどから、ドルが全面高の展開に。
- ユーロドルもドル高ユーロ安の流れが継続。1.13台から1.1280近辺まで売られるものの、1.12台半ばがサポートになりつつある。依然としてギリシャへの支援問題が焦点に。
- 株価はまちまち。朝方は売られる場面もあったが、アップルやペプシコ株が値を上げたことからダウは下げ幅を縮小し6ドル安。ナスダックは13ポイント上昇。
- 債券相場は小幅に上昇。一時1月8日以来となる2%台まで金利が上昇。2%前後で取引を終えたが、利上げ観測と、相対的に高い米金利との綱引きが続く。
- 金は続落。原油も続落し48ドル台に。
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1月財政収支 → −175億ドル
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ドル/円 119.74 〜 120.48 ユーロ/ドル 1.1280 〜 1.1348 ユーロ/円 135.41 〜 136.69 NYダウ −6.62 → 17,862.14ドル GOLD −12.60 → 1,219.60ドル WTI −1.18 → 48.84ドル 米10年国債 +0.010 → 2.000% 本日の注目イベント
- 豪 豪1月雇用統計
- 欧 ユーロ圏12月鉱工業生産
- 欧 EU首脳会議
- 英 BOE、四半期物価報告
- 米 1月小売売上高
- 米 新規失業保険申請件数
ドル円は1月5日以来となる120円台乗せをはたし、NY市場では120円48銭近辺まで上昇しました。先週末の良好な雇用統計を受け、119円前半まではドル高が進むも、119円30銭前後にあった「雲の上限」が「壁」となって、そこからの上昇が押さえられていましたが、10日のNYで「上抜け完了」が確認できると、上昇が加速し、120円の節目を難なく突破しています。
今週に入ってからのドルの上昇は 特に目立ったドル買い要因があったわけではありません。雇用が引き続き拡大しているといった伏線はあったものの、やはりテクニカルでの「ドル高示唆」が大きな要因だったと言えそうです。これで これまでのレンジであった116−118円を上抜けし、「三角保ち合い」も上抜けして来ました。足元では、昨年12月のようにドル高観測が強まってきた雰囲気もあります。
昨年12月に記録した121円85銭の高値を試す展開が予想されますが、まだドル高一辺倒というわけにはいかないでしょう。ギリシャへの支援問題が不透明です。ツイプラス政権は依然として支援継続には反対で、つなぎ融資と債券の交換を主張しているようで、それに対し、ドイツなどが最終通告とも思える発言を行っています。緊縮財政をやめることで政権の頂点まで上り詰めたツイプラス首相が どこまでユーロ圏側の要求に歩み寄るかが焦点ですが、公約違反だとの印象を残すようだと、政権基盤そのものが崩れることにもなります。最後は「ユーロ圏からの離脱」という手段が決め手になるのかもしれません。
休み明けの東京市場の動きが注目されます。円安が急速に進んだことで、東京株式市場が上値を試すことになります。こちらも1万8000円の壁があり、なかなか上値を切り上げていくことができてはいませんが、折からの決算発表を見ても、多くの企業が「増収増益」を記録しています。これが株価の下支えになっていることから、今日は円安を材料に上昇幅もそこそこ見込めそうです。
仮に株価の上昇を背景にドルが買われた場合、120円70−80銭近辺が最初のレジスタンスと見られます。この水準は1月の初めに何度も試して抜け切れていない水準です。また、その上は121円が心理的な節目ということになりそうです。下値の方は「1時間足」でサポートラインを引くと、119円60−70銭辺りかと思われます。上述のように、まだ全面的にドル高に傾くわけには行きませんが、「日足」の遅行スパンもローソク足を上抜けしていることを考えると、「7対3」でドル高にかけるスタンスを維持して行きたいと思います。ギリシャとウクライナ問題に注意を払いながらも、24日にはイエレン議長の議会証言が予定されています。ここで利上げ観測がさらに強まれば、ドル円は昨年の高値を抜いていく可能性が高いと思われます。
予想レンジは119円70銭〜120円80銭程度と考えます。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇 1/23 マレー・IMF報道官 「起こりうる結果としてギリシャの離脱を予想していない」25日のギリシャ総選挙について ------ 1/23 ルー・財務長官 「強いドルは米国にとってプラスだ」ダボス会議で ------



