2015年2月13日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 欧州市場の朝方乱高下したドル円は、NYでは119円台後半までドル高が進んだが、小売売上高が予想を下回ったことからドルが下落。一時118円台半ばまでドル安が進む場面も。
- 軟調な経済指標を受けてユーロドルは「ドル安ユーロ高」が進む。ウクライナ問題で停戦合意に至ったとの報道もユーロ買いにつながった。ユーロドルは約1週間ぶりに1.14台まで上昇。
- 株式市場は反発。ウクライ停戦への楽観的な見方も広がり、株価は上昇。ダウは110ドル上昇し1万7900ドル台を回復。
- 債券相場は反発。小売売上高や失業保険申請件数が冴えなかったことで、買戻しが進み、長期金利は1.99%台へ若干低下。
- 金は反発。原油は停戦合意のニュースに買われ51ドル台に上昇。
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1月小売売上高 → −0.8%
新規失業保険申請件数 → 30.4万件
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ドル/円 118.51 〜 119.52 ユーロ/ドル 1.1328 〜 1.1423 ユーロ/円 135.21 〜 135.83 NYダウ +110.24 → 17,972.38ドル GOLD +1.10 → 1,220.70ドル WTI +2.37 → 51.21ドル 米10年国債 −0.009 → 1.991% 本日の注目イベント
- 中 中国 1月景気先行指数
- 欧 ユーロ圏10−12月期GDP(速報値)
- 欧 独1−3月期GDP(速報値)
- 欧 仏1−3月期GDP(速報値)
- 欧 ギリシャ1−3月期GDP(速報値)
- 欧 ユーロ圏12月貿易収支
- 米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
昨日の朝方には120円台まで上昇したドル円でしたが、夕方には一気に118円74銭近辺まで急落する場面があり、その後は1円程度反発し、NYでは再び118円台半ばまで落ちるなど、荒っぽい展開が続いています。
ブルームバーグニュースが流した、「これ以上の追加緩和は日本の景気に取ってマイナスとの見方が日銀内で広がっている」との報道に、ドル円は120円25銭近辺から118円74銭あたりまで急落しました。まさに寝耳に水といった状況でした。年内にさらに追加緩和があるといった見方が根強い中、これが事実だとしたら、追加緩和の可能性が後退し、ドルが売られるという読みが働いたようです。
また、NYでは小売売上高が「マイナス0.8%」と市場予想を下回り、さらに失業保険申請件数も30万件を超えていたことで、長期金利が低下しドル売り円買いが加速し、118円51銭まで円が買い戻されています。背景には、米国の利上げのタイミングを巡り、6月なのか、あるいは後ずれするのかとった観測が相場の乱高下につながっているということです。
NY市場で118円台半ばまでドル安が進みながらも、119円台まで戻して取引を終えているのは株価が大幅に反発したことが一因と思われ、その株価の反発は、経済指標が下振れしたことから6月利上げ観測がやや後退したことと無関係ではありません。同時に、米債券が買い戻されたことも同じストーリーです。
このように、米国が市場予想通り6月に利上げに踏み切るのかどうかが足元の最大の焦点です。先週の雇用統計発表以来、「6月説」が急速に支持を集めてきており、それがドル円を120円台に押し上げた原動力にもなっています。現時点では確かに「6月説」が有力のようですが、まだ分かりません。今回の米企業決算の発表を見ると、ドル高が進んでいることで米企業の中には、マイクロソフトやP&G、あるいはキャタピラーなど、グローバルなビジネスを展開している企業が厳しい決算を発表していることもあります。ゼネラル・エレクトリック(GE)の元最高経営責任者ジャック・ウェルチ氏は、「米国は原油価格の問題も抱えている。強いドルは何も良いことはない」とメディアに話した上で、「利上げは考えられない」と述べています。(2月6日日経新聞)
一旦雲を上抜けしたドル円ですが、現在は雲の上限をさまよっている状況です。ここからもう一段下落し、雲の中に完全に入りこむと、再び雲の上限で上値が押さえられることも考えられます。反対に、雲の上限を底値に反発するようだと、上昇トレンド継続と見ることができます。レンジは118円50銭〜119円70銭程度と予想します。
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金の価格は1月28日に引け値で1300ドルを超えましたが、その後はドル高の影響もあり1200ドル台前半で推移しています。報道によると金のインゴッドの売れ行きよりも、節税目的の金の仏具が売れているとのこと。相続の際、仏具や仏壇は「非課税財産」扱いになることに目をつけ、現金ではなく仏具に形を替えることで、節税するというやり方のようです。純金の仏壇に、故人はどのような思いでしょうか。良い週末を・・・・・。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇 1/23 マレー・IMF報道官 「起こりうる結果としてギリシャの離脱を予想していない」25日のギリシャ総選挙について ------ 1/23 ルー・財務長官 「強いドルは米国にとってプラスだ」ダボス会議で ------



