2015年3月2日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 朝方発表されたGDP改定値が市場予想を上回ったことで、ドル円は119円80銭まで上昇。その他の経済指標はまちまちだったが、ドルは底堅く、終始119円台で推移。
- ユーロドルは1.12を挟んでもみ合い。上値が徐々に重くなったとの声もあり、ユーロは売れらやすい状況に。
- 株式市場は反落。利益確定の売りや、月末要因が重なったとの見方もあり、ダウは81ドル下落し、その他主要株価指数も反落。
- 債券相場は反発。シカゴ購買部協会指数が弱かったことや、ダドリーNY連銀総裁の発言も影響した。長期金利は2%台を割り込む。
- 金は続伸。原油は反発し49ドル台に。
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10−12月期GDP (改定値) → +2.2%
2月シカゴ購買部協会景気指数 → 45.8
1月中古住宅販売成約指数 → +1.7%
2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)→ 95.4
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ドル/円 119.26 〜 119.80 ユーロ/ドル 1.1176 〜 1.1245 ユーロ/円 133.44 〜 134.26 NYダウ −81.72 → 18,132.70ドル GOLD +3.00 → 1,213.10ドル WTI +1.59 → 49.76ドル 米10年国債 −0.044 → 1.990% 本日の注目イベント
- 中 中国 2月HSBC製造業PMI(速報値)
- 欧 ユーロ圏2月製造業PMI(改定値)
- 欧 ユーロ圏1月失業率
- 欧 ユーロ圏2月消費者物価指数(速報値)
- 英 英2月製造業PMI
- 米 1月個人所得
- 米 1月個人支出
- 米 1月PCEコアデフレター
- 米 2月ISM製造業景況指数
- 米 バーナンキ・前FRB議長講演
- 米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
119円台半ばを抜き、119円80銭まで上昇したドル円は、今回はその後118円台に押し戻されることなく、ほぼ高値圏で引けています。経済指標ではシカゴ購買部協会景況指数が予想を下回り、ミシガン大学消費者マインドが市場予想を上回っていましたが、GDP改定値が予想より上振れしたことでドル買いが進んだ模様です。
NY連銀のダドリー総裁は講演で、利上げのタイミングやペースについては警戒すべき理由があるとし、「インフレ率が、当局が目標とする2%を下回る状況」を挙げています。仮に6月、あるいは9月に利上げが開始されたとしても、その後の利上げのペースは極めて緩やかになるだろうことは、ある程度想定内のことですが、FOMC内で常に投票権を持つNY連銀総裁が改めて利上げのペースについて言及した格好です。
ドル円は119円台後半まで上昇しましたが、問題はここからです。今後119円台半ばから上値で推移するようだと、近いうちに120円をテストすることも十分考えられますが、いつものように、119円台を割り込むようだと、今後もレンジ内取引が続くことを意味し、状況によっては118円台を割り込むことにもなりかねません。
「1時間足」を見ると、「基準線」がまだ横ばいであることから、ここから大きく上昇するようには見て取れません。これは「日足」でも同じ状況ですが、それでもローソク足は「雲」を上に離れたようにも見えます。また、ボリンジャーバンド(1時間足)でも、バンドの拡大が見られます。
先週のイエレン議長の議会証言で、6月利上げ観測がやや後退しドルが売られる場面もありましたが、一方で日米欧で株価が堅調に推移しており、特に日経平均株価の底堅さが顕著です。こちらはドルの支援材料になり、ドル円をサポートしています。また、原油価格も下値が徐々に固まってきており、一時ほどの急落は見られません。こちらも43〜53ドルのレンジ内で取引されている状況で、原油価格の急落でNY株式市場が大幅安となり、それが円買いを誘発する状況は回避されています。
市場全体では「ドル高トレンド」は続いていると思われますが、その中でも特にユーロドルの動きに注目しています。これまでレンジ内での動きが続いていましたが、先週中頃から再び下値を試す動きを強めて来ました。今朝も1.11台後半で推移していますが、どうもユーロドルは1.1あるいは、1.0(パリティー)を目指しているように思えます。ユーロドルで、さらにドル高が強まるのではないかと予想しています。仮にそのような動きになれば、ドル円でも緩やかなドル高が想定されます。本日は119円20銭〜120円50銭程度を予想します。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇 1/23 マレー・IMF報道官 「起こりうる結果としてギリシャの離脱を予想していない」25日のギリシャ総選挙について ------ 1/23 ルー・財務長官 「強いドルは米国にとってプラスだ」ダボス会議で ------ 2/10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「現時点では、私には6月利上げが魅力的な選択肢のようだ」講演で。 ------ 2/24 イエレン・FRB議長 「今後2回の会合で利上げをする可能性は低い」上院での議会証言で。 ドル円119円台後半から118円75銭まで下落。



