2008年10月28日(火)
おはようございます。
連日、株式市場、為替市場で下落が続いて止まりません。
株式は26年ぶりの安値、ドル円は13年ぶりの円高・・・。
さすがにここまで来ると新聞の論調にも変化が見られます。
日経新聞はこれまでの「どこまで下げる日経平均」、「底値を探る投資家」から
今日当たりは「世界この先」、「止まるか根拠なき崩落」に変わってきました。
手探りの状況が続きますが、朝の来ない夜はありません。
冷静に歴史を振り返ることも必要です。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 週明けのNYでは円はやや売られ、ドル高傾向で推移したものの、 95円台へは届かず93円台を中心に比較的小動きでした。
- 朝方、9月の新築住宅販売件数が発表され、前月比2.7%プラスと 予想よりいい数字にNYダウもドル円も上昇しました。
- 午後に入り、ダウも久しぶりにプラスで、引けるかと思われましたが、 大引け30分ほどで大量の売りを浴び、前日比203ドル安とマイナスで 取引を終えました。
- ドル円もこの動きに、92円台までドル安が進みましたが93円台での
引けとなりました。
ドル/円 92.68 〜 94.18 ユーロ/円 115.39 〜 118.28 NYダウ −203.18 →8,175.77ドル Gold +12.60 →742.90ドル WTI ー0.93 →63.22ドル 米10年国債 +0.004 → 3.693%
本日の注目点
- 米 10月消費者信頼感指数
- 米 8月S&Pケース・シラー住宅価格指数
- 米 FOMC(29日まで)
先週金曜日にドル円が急落し、それ以来以前にもまして神経質な取引が
続いています。
市場参加者の基本スタンスは、ここから突っ込めないものの「戻り売り」
という姿勢で臨んでいることでしょう。
円が対ドルでもそれ以外の通貨でも大きく売られる可能性は少ないからという
理由でしょう。事実、昨日中川財務・金融担当大臣がG7での共同声明文を読み上げ
市場を牽制する動きにでましたが、効果は限定的でした。
それは相対的に金融システムが安定している日本へ資金が流入し、その流れは当面続く
という見方が支配的だからです。
大筋は異論のないところですが、その流れにも若干の変化がでてくることも
考えられます。安定した金融システムの中核を担う、三菱東京UFJ(MUFG)が
資本不足を補うため1兆円規模の増資に踏み切り、他のメガバンクも追随します。
NYダウが下落し、5年半ぶりの安値更新ですが、こちらは26年ぶりの安値です。
政策的な持合も含め、日本の機関投資家は大量の株を保有しています。
現状、時価評価をして決算に反映させなければならない機関投資家、上場企業は
決算での大幅下方修正を余儀なくされると思われます。
相対的に強い円ですが、米国から欧州に飛び火し、新興国にまで波及した金融危機は
確実に日本にも大きなダメージを与えています。
その象徴が今回のメガバンクによる資本増強ではないでしょうか・・・?
2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 10/2 トリシェ
ECB 総裁「金利据え置きと利下げの双方を取り上げた。」「物価上昇リスクはやや減少した。」
政策金利据え置きを決めたECB理事会後の会見で。----- 10/2 米著名投資家
ウオーレン・バフェット米最大手自動車メーカーGMに対して30億ドル増資を引き受ける。
(米ゴールドマンに対して50億ドルの出資を決めて1週間後)----- 10/15 バーナンキ
FRB議長NYでの講演で、今後の経済運営について「あらゆる政策手段をとり続ける。」
と追加利下げに含みを持たせる。----- 10/15 ラスムセン
デンマーク首相「ユーロ圏外にとどまるコストが大きくなっているのは明らかだ。」今回の金融危機に
際してユーロへの参加を示唆。----- 10/21 キング
イングランド銀行総裁「現在英国経済はリセッション入りしているようにみえる。」
ポンド、ユーロともに対ドル、対円で下落
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