2015年3月3日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は株高と金利高を背景に続伸し、2月12日以来となる120円台乗せを示現。今月のFOMCでフォワードガイダンスの変更観測が強まりドルが上昇。ドル円はこの日の高値圏で取引を終える。
- ユーロドルは欧州時間にかけて、1.12台半ばまで上昇したものの、NYではドル高の流れに押され反落。1.11台後半でもみ合い。
- 株式市場は大幅に反発。インフレ調整後の個人消費が増加したことを手がかりに、ナスダック指数は44ポイント上昇し、5000の大台を回復。景気への楽観的な見方が広がり、ダウ、S&P500 は史上最高値を更新。
- 債券相場は反落。個人消費支出が増加していたことで、年内の利上げ観測が強まり価格が下落。長期金利は2.08%台まで上昇。
- 金、原油は反落。
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1月個人所得 → +0.3%
1月個人支出 → −0.2%
1月PCEコアデフレター → +1.3%
2月ISM製造業景況指数 → 52.9
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ドル/円 119.71 〜 120.19 ユーロ/ドル 1.1176 〜 1.1236 ユーロ/円 134.20 〜 134.59 NYダウ +155.93 → 18,288.63ドル GOLD −4.90 → 1,208.20ドル WTI −0.17 → 49.59ドル 米10年国債 +0.097 → 2.087% 本日の注目イベント
- 豪 豪1月住宅建設許可件数
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 日 2月マネタリーベース
- 欧 ユーロ圏1月生産者物価指数
- 加 カナダ10−12月期GDP
ドル円は昨日の東京時間と欧州時間に、119円93−96銭近辺まで上昇はしたものの、120円には届かず 反落しましたが、それでも119円70銭あたりで持ちこたえていました。やはり120円に乗せるには、それなりの「支援材料」が必要ですが、NY市場では個人消費支出が増加していたことで、米景気の先行きに対する楽観的な見方が広がり、「株高」「金利高」につながり、ドル円を2月12日以来の120円台に押し上げています。
NYダ ウは155ドル上昇し、1万8200ドル台で、史上最高値を更新しましたが、この日の注目はナスダック指数でした。44ポイント上昇し、「5000」の大台を回復しています。2000年のITバブル時に記録した「5048」 には届いていないものの、こちらも時間の問題のようです。
背景には、世界的な金利低下と過剰流動性が指摘されています。国債を含む債券の利回りが急低下し、欧州ではマイナス金利も今や珍しくはありません。世界中の投資家が運用競争を繰り広げている中、資金は債券から株式市場にも大量に入ってきます。株式は 基本的には「キャピタルゲイン」が主目的ですが、配当利回りも悪くはありません。特にここに来て、日本株の上昇が目立つのは、そんな理由も挙げられます。
昨日発表された米1月の個人消費支出では、インフレ調整後の実質ベースが前月比で増加していたことが、年内利上げ観測を強めました。景気拡大への見方が強まり株価は上昇、一方債券は利上げに対する警戒感から売られ、金利が上昇したことで、ドル高につながっています。
約3週間ぶりに120円台に乗せてきたドル円ですが、今日の展開はどうでしょう。先ず日本株も引き続き上昇が見込まれます。その際に意識されるのは、120円48銭という2月12日に記録したドルの高値です。このレート、というよりも、120円台半ばを明確に上抜けできるかどうかが、本日のポイントと言ってもいいと思います。
久しぶりのドル高水準のため、輸出を中心にドル売り注文もありそうです。日経平均株価が1万9000円の大台を回復するようなら、ドルの上昇も見込まれますが、それでも最近はドル円と、株価との相関関係は弱まっています。もしドル円が121円方向に向かうとするなら、それは海外市場に入ってからかもしれません。
この水準で、今週末の雇用統計が大きく上振れするようだと、昨年の高値である121円85銭をテストする可能性も出てきました。ただ反対に、予想を下回るようだと再び119円割れも十分ありそうです。目先はドル先高感が優勢のようです。本日の予想レンジは119円50銭〜120円70銭程度にしたいと思います。午後12時半にはRBAの政策金利発表があります。市場予想は分かれていますが、個人的には利下げは見送られるのではないかと予想しています。原油価格など、商品相場が落ち着きを取り戻してきたことで、RBAとしてもさらなる低金利政策は温存しておきたいのではないかと予想していますが、どうでしょう。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇 1/23 マレー・IMF報道官 「起こりうる結果としてギリシャの離脱を予想していない」25日のギリシャ総選挙について ------ 1/23 ルー・財務長官 「強いドルは米国にとってプラスだ」ダボス会議で ------ 2/10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「現時点では、私には6月利上げが魅力的な選択肢のようだ」講演で。 ------ 2/24 イエレン・FRB議長 「今後2回の会合で利上げをする可能性は低い」上院での議会証言で。 ドル円119円台後半から118円75銭まで下落。



