2015年3月30日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は方向感もなく、119円台前半でもみ合い。GDPの確定値が発表され、市場予想を下回ったが材料にはならず、119円10−20銭で引ける。
- ユーロドルも1.08台から1.09台半ばでのもみ合い。ドルが売られやすい地合いを背景に、ユーロは堅調に推移。
- 株式市場は5日ぶりに反発。M&A観測から、半導体株の上昇が全体を牽引。ダウは34ドル上昇し、ナスダックは27ポイント上昇。
- 債券相場は反発。GDPが市場予想を下回ったことが買い材料となり価格が上昇。長期金利は1.96%台へと小幅に低下。
- 金、原油は反落。
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10−12月期GDP(確定値 ) → +2.2%
3月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値) → 93.0
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ドル/円 118.93 〜 119.27 ユーロ/ドル 1.0853〜 1.0949 ユーロ/円 129.32 〜 130.41 NYダウ +34.43 → 17,712.66ドル GOLD −5.00 → 1,199.80ドル WTI −2.56 → 48.87ドル 米10年国債 −0.036 → 1.960% 本日の注目イベント
- 日 2月鉱工業生産
- 欧 ユーロ圏3月景況感指数
- 米 2月個人所得
- 米 2月個人支出
- 米 2月PCEコアデフレーター
- 米 2月中古住宅販売成約指数
- 米 フィッシャー・FRB副議長講演
ドル円は方向感もなく、もみ合いが続いています。先週は特に材料もなく、利上げ観測が後退したことで、ドルの下値を試し、118円台前半までドル安が進む場面もありましたが、日米金融政策の方向性の違いという、基本的な考え方が崩れていないことで、ドルの下落も限定的でした。
イエレン議長はサンフランシスコの講演で、年内の利上げを予想した上で、その後のペースは緩やかなものとなり、予測通りの軌道をたどらないとの見方を示しました。議長は「年内にフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の引き上げが正当化されるような状況になると私はみている」と語り、さらに初回利上げ後の見通しについては「あらかじめ決まった引き締めコース」はたどらないと述べています。(ブルームバーグ)基本的には、前回FOMC後の記者会見で述べたことと変わってはいません。
今週は材料に事欠きません。週末には3月の雇用統計が発表され、個人消費支出も発表されます。また、連日FOMCメンバーの講演も予定されており、発言内容にも注意が必要です。さらに中国でも、PMIの速報値が発表され、景気減速がさらに加速しているのかどうかを見極める判断材料が提供されます。ドル円も、方向性が明らかになって来る可能性もあり、雇用統計に関してはどちらかと言えば、下振れリスクに警戒したいと思います。
豪ドル円が再び92円台前半まで下落して来ました。ここ2週間程度では92円〜94円台前半でのレンジが続いていますが、91円台に入ると。3月11日以来となる豪ドル安水準になります。豪ドルは、引き続きRBAの利下げ観測が根強く、上値の重い展開が続いています。91円台半ばを割り込むようだと、下落に拍車がかかることも想定されます。
このところの動きは、ドル円でドル安が進むと、豪ドル円は上昇する傾向があります。ドル安が進むと、豪ドル対米ドルで、豪ドル高が急速に進む一方、ドル円では下値にドル買い注文もあり、それ程ドル安が進まない結果、豪ドル円が上昇するようです。反対に、ドル高円安が進む局面では、ドル円の上値は重い一方、豪ドルは対米ドルで下落が強まることで豪ドル円は下落する傾向にあるようです。
本日は、先週後半に2日続けて大幅な調整をみせた日経平均株価に注目しています。株価の方も下値では、買い遅れた投資家の買い意欲が強いと見られているようですが、2万円の大台を目前に調整が長引くようだと、ドル円の上昇を抑えることにもつながります。本日のドル円の予想レンジは118円50銭〜119円70銭程度と見ます。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 2/10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「現時点では、私には6月利上げが魅力的な選択肢のようだ」講演で。 ------ 2/24 イエレン・FRB議長 「今後2回の会合で利上げをする可能性は低い」上院での議会証言で。 ドル円119円台後半から118円75銭まで下落。 3/3 本田・内閣府参与 「景気過熱を回避するために、日銀は追加緩和を控えるべきだ」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円120円台前半から119円60銭近辺まで下落。 3/4 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「労働市場の改善やインフレ期待感、さらに中長期的に見たリスクバランスを考慮した上で、年央にかけての利上げを支持する」講演で。 ------ 3/4 エバンス・シカゴ連銀総裁 インフレ率が2%の目標に向けて上昇すると自分自身が確信できるのは6月のFOMCでは「やや早いだろう」講演で。 ------ 3/9 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「リセッションを引き起こすことを回避するため、米経済が完全雇用に達する前にFRBが利上げすべきだ」ライス大学での講演で。 ------ 3/10 ファーマン・CEA委員長 「国外経済の成長率にドル高が加わり、現在の米国の輸出に向かい風を吹き付けていることに疑いの余地はない。この向かい風はGDP全般にも吹いている」全米エコノミスト協会の会合で。 ------ 3/11 ブラード・セントルイス連銀総裁 「利上げ、すでに遅すぎる。経済の動きに合った適切な状態にあるためには、今、あるいは近いうちに行動すべきだと考える」英FT紙とのインタビューで。 ------ 3/18 イエレン・FRB議長 「声明文から辛抱強くという文言を削除しただけで、われわれが性急な姿勢になることはない」FOMC後の記者会見で。 ドル円121円台前半からから119円29銭まで下落。ユーロドルは約500ポイント急騰 3/23 フィッシャー・FRB副議長 「米金融政策は、初回利上げ後も非常に緩和的となろう」NYでの講演で。 ドル円119円台後半から119円台半ばへ 3/25 エバンス・シカゴ連銀総裁 「われわれが金融引き締めを急がなければならない差し迫った理由は存在しない」講演で。 ------



