2015年4月13日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は、ユーロやポンドでドル高が進んだこともあり底堅く推移。120円台を維持しながら120円47銭まで上昇。
- ユーロドルは続落し、約3週間ぶりの1.05台半ばまでユーロ安が進行。ギリシャへの支援問題が依然不透明との見方から、再びユーロ売りが活発化。
- 株式市場は3日続伸。GEが発表した広範な事業建て直し計画が好感された。ダウは99ドル上昇し、S&P500は最高値に迫る。
- 債券相場は小幅に続伸し、長期金利は1.94%台に低下。
- 金は反発し、原油価格も続伸。
ドル/円 120.05 〜 120.47 ユーロ/ドル 1.0567〜 1.0636 ユーロ/円 127.20 〜 127.82 NYダウ +98.92 → 18,057.65ドル GOLD +11.00 → 1,204.60ドル WTI +0.85 → 51.64ドル 米10年国債 −0.023 → 1.940% 本日の注目イベント
- 日 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月16、17日分)
- 日 3月マネーストック
- 中 中国 3月マネーサプライ
- 中 中国 3月貿易収支
ドル円は120円台を維持し、やや上値を試す展開かと思います。東京時間では、依然としてドル売りが優勢な状況ですが、海外市場ではドル高円安に振れやすい展開が続いています。ユーロが徐々に売られ、先週末はポンドも対ドルで売られ、「ドル高」が続いていることが背景かと思われます。119円台を徐々に固めつつあるような印象ですが、まだ何とも言えません。上値も120円台半ばから121円が重く、ここを抜け切るには材料不足の感は否めません。
昨日行われた統一地方選では、自民公明が推す10知事が全勝を収め、改めて「アベノミクス」が評価されたとの報道です。これは、現時点ではドル高円安要因と見ることができます。また、日本の株価にもプラスに働くと予想されます。先週末の日経平均株価は、ザラ場では2万円の大台回復を見せましたが、引け値では2万円に届いていません。先週末のシカゴ先物市場では再び2万円台に乗せ、20,035円で取引を終えています。統一地方選の結果が株価にプラスに働くとすれば、ドル円でも支えになると予想されます。
市場の最大の関心である米国の利上げの時期を巡っては、6月の可能性はほとんどないと予想していますが、先週末ラッカー・リッチモンド連銀総裁は、最近の経済データに見られる弱さは一時的なものである可能性が高いとして、6月の利上げ開始への支持は変わっていないと述べています。ただ、このタカ派的な意見は現時点では少数派であって、「利上げを遅らせて混乱するリスクよりも、利上げを早めて混乱するリスクの方が大きい」とする意見がFOMC内部での多数派意見かと思われます。ミネアポリス連銀総裁は、FF(フェデラルファンド)金利誘導目標を比較的早期に引き上げることへの賛成論に「説得力はない」と改めて述べています。(ブルームバーグ)
言うまでもなく、利上げのタイミングは今後の経済指標次第ですが、3月の雇用統計の予想外の下振れは、一時的なものだという見方が多いようです。4月と5月の雇用統計を見てみないと分かりませんが、新規失業保険申請件数の減少傾向を見る限り、一時的なものである可能性は高いと思います。目先は、明日の小売売上高に注目が集まります。
本日も日経平均株価の行方に注意しながらの展開です。予想レンジは119円80銭〜120円80銭程度をみています。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 3/3 本田・内閣府参与 「景気過熱を回避するために、日銀は追加緩和を控えるべきだ」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円120円台前半から119円60銭近辺まで下落。 3/4 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「労働市場の改善やインフレ期待感、さらに中長期的に見たリスクバランスを考慮した上で、年央にかけての利上げを支持する」講演で。 ------ 3/4 エバンス・シカゴ連銀総裁 インフレ率が2%の目標に向けて上昇すると自分自身が確信できるのは6月のFOMCでは「やや早いだろう」講演で。 ------ 3/9 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「リセッションを引き起こすことを回避するため、米経済が完全雇用に達する前にFRBが利上げすべきだ」ライス大学での講演で。 ------ 3/10 ファーマン・CEA委員長 「国外経済の成長率にドル高が加わり、現在の米国の輸出に向かい風を吹き付けていることに疑いの余地はない。この向かい風はGDP全般にも吹いている」全米エコノミスト協会の会合で。 ------ 3/11 ブラード・セントルイス連銀総裁 「利上げ、すでに遅すぎる。経済の動きに合った適切な状態にあるためには、今、あるいは近いうちに行動すべきだと考える」英FT紙とのインタビューで。 ------ 3/18 イエレン・FRB議長 「声明文から辛抱強くという文言を削除しただけで、われわれが性急な姿勢になることはない」FOMC後の記者会見で。 ドル円121円台前半からから119円29銭まで下落。ユーロドルは約500ポイント急騰 3/23 フィッシャー・FRB副議長 「米金融政策は、初回利上げ後も非常に緩和的となろう」NYでの講演で。 ドル円119円台後半から119円台半ばへ 3/25 エバンス・シカゴ連銀総裁 「われわれが金融引き締めを急がなければならない差し迫った理由は存在しない」講演で。 ------ 3/31 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「今後発表される経済指標が予想から著しくかい離しない限り、6月会合で利上げを決定する根拠は引き続き強いだろう」講演で。 ------ 4/1 山本幸三・衆議院議員 「追加緩和は(展望リポート)が公表になる、30日会合が良いタイミングだ」ロイター通信とのインタビューで。 市場はドル買い円売りで反応 4/10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「最近の経済データに見られる弱さは一時的なものである可能性が高い。6月の利上げ開始への支持は変わっていない」講演で。 ------



