2015年6月2日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はISM製造業景況指数が予想を上回ったことで続伸。124円97銭と、ほぼ125円に迫る水準まで円安が進む。
- ドルが買われたことで、ユーロドルも下落。1.08台後半までユーロ安が進み、前日の1.10台が強力なレジスタンスに。
- 株式市場は反発。良好な製造業景況指数を好感し、ダウは29ドル高。ナスダックも12ポイント上昇。
- 債券市場は経済指標が良好だったことから反落。長期金利は小幅に上昇し、2.18%台に。
- 金、原油は共に反落。
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4月個人所得 → +0.4%
4月個人支出 → 0.0%
4月PCEコアデフレーター → +1.2%
5月ISM製造業景況指数 → 52.8
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ドル/円 123.86 〜 124.92 ユーロ/ドル 1.0887 〜 1.0979 ユーロ/円 135.50 〜 136.58 NYダウ +29.69 → 18,040.37ドル GOLD −1.10 → 1,188.70ドル WTI −0.10 → 60.20ドル 米10年国債 +0.062 → 2.182% 本日の注目イベント
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 日 5月マネタリーベース
- 独 独5月雇用統計
- 欧 ユーロ圏5月消費者物価指数(速報値)
- 欧 ユーロ圏4月生産者物価指数
ドル円は124円台前半が重い展開でしたが、NY市場で5月のISM製造業景況指数が市場予想を上回ると、124円台半ばを超え、一時は124円97銭までドル高円安が進行しました。125円には3銭届かなかったものの、「ほぼ125円」を達成した感があります。テクニカル的にはドルの上昇を示しており、投機筋もドル買いを積みあげており、ドルショートが炙り出される展開になっています。
昨日発表されたISM製造業景況指数は「52.8」と、市場予想の「52.0」に比べ、確かに改善はしていました。また4月の建設支出も「+2.2%」と、市場予想を超えてはいましたが、一方で、PECコアデフレーターは予想を下回る「+1.2%」と、インフレの気配はありません。
それでもドル円は125円に迫るドル高水準にまで上昇しています。どうも、125円を見ないと収まらない相場なのかもしれません。ただ、ここは連日述べていますが、今週末の雇用統計が予想を上振れるなど、明確なドル買い材料不在の中での上昇と見ています。これが相場と言ってしまえば、その通りですが、注意をするに越したことはありません。
いよいよ6月に入りました。ギリシャの支援問題はヤマ場に差し掛かっていますが、依然として合意には至っていません。1日には、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領、ユンケル欧州委員長などによるトップ会談が行われたようですが、合意には至っていません。それでも、この日のスペインやイタリア国債とドイツ国債との利回り格差は136bpと、それほど拡大していません。
市場参加者は、ギリシャ問題は最終的には合意すると楽観的に見ているのか、あるいは破綻してもその影響は限定的だと見ているのか、国債の利回りからは危機感は感じられません。ギリシャは5日のIMFへの3億ユーロ(約400億円)の返済を初め、今月中に15億ユーロの返済期限が来ます。今回は、もう時間稼ぎは出来ないはずで、ギリシャ問題は大詰めを迎えることになります。
ドル円は今日にも125円台に乗せる可能性が高そうです。日本株は昨日、小幅ながら「12営業日連騰」を続けており、今日も株価の上昇が見込まれます。ドルの上昇は金利との相関ではなく、株価との相関が強くなっているとの記事もありましたが、「株高、ドル高」の構図がどこまでも続くはずはなく、どちらも警戒感が増していると考えています。本日の予想レンジは、124円30銭〜125円50銭程度と見ます。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 4/1 山本幸三・衆議院議員 「追加緩和は(展望リポート)が公表になる、30日会合が良いタイミングだ」ロイター通信とのインタビューで。 市場はドル買い円売りで反応 4/10 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「最近の経済データに見られる弱さは一時的なものである可能性が高い。6月の利上げ開始への支持は変わっていない」講演で。 ------ 4/13 浜田・内閣府参与 「購買力平価からすると120円はかなり円安。105円ぐらいが妥当」TV番組で。 ドル円120円台前半から119円68銭近辺まで下落。 4/15 ドラギ・ECB総裁 「われわれが導入した金融政策措置が奏功していることを示す明確な証拠がある」理事会後の記者会見で。 ユーロが買われる。 4/16 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「雇用やインフレに関する最近の統計に弱さが見られるのは、米国経済が利上げをする準備が整っていないことを意味する」講演で。 ------ 4/23 黒田・日銀総裁 「(追加緩和に関して)サプライズによって効果を出そうとは考えていない」参院財政金融委員会で。 ------ 4/24 山本幸三・衆議院議員 「(30日の決定会合を控えて)日銀が何もしないという話はちょっとあり得ない」ブルームバーグとのインタビューで。 ------ 5/12 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「今の段階で今後の金融政策の方向性を決定する必要はない。データを注視し、様子を見ている」講演で。 ------ 5/18 エバンス・シカゴ連銀総裁 「私の経済見通しやリスクのバランスの評価からは、来年の早い時期まで利上げ開始に十分な自信が持てるようにはなれないというのが現在の認識だ」講演で。 ------ 5/22 イエレン・FRB議長 「想定通りに景気の回復が続いた場合は、年内いずれかの時点でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標引き上の最初の措置を講じることが適切になるだろう」講演で。 ドル円、ユーロドルともに ドル高が進行。 5/28 麻生・財務大臣 「足元の円安方向に、この数日間を見れば荒い動きがある」G7に参加する途中で。 ドル円124円台半ばから123円台半ばまで急落。



