2015年8月4日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は124円を挟み一進一退。124円27銭まで買われる場面もあったが、ISM製造業景況指数が予想を下回ったことや、株安、長期金利の低下などで123円85銭までドルが売られた。
- ユーロ圏PMIが軟調だったことでユーロ売りが優勢に。1.09台半ばから後半でもみ合う。
- 株式市場は3日続落。原油価格の大幅下落で、エネルギー株が下げを主導。ダウは91ドル下落し、1万7500ドル台に。
- 債券相場は3日続伸。原油価格の低下で、インフレ見通しが後退したことが買い材料に。長期金利は2.14%台まで低下。
- 金は反落。原油は一段と下げ、一時は4ヶ月半ぶりとなる45ドル近辺まで売られる。
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6月個人所得 → +0.4%
6月個人支出 → +0.2%
6月PCEコアデフレーター → +1.3%
7月ISM製造業景況指数 → 52.7
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ドル/円 123.85 〜 124.27 ユーロ/ドル 1.0942 〜 1.0989 ユーロ/円 135.59 〜 136.22 NYダウ −91.66 → 17,598.20ドル GOLD −5.70 → 1,089.40ドル WTI −1.95 → 45.17ドル 米10年国債 −0.031 → 2.149% 本日の注目イベント
- 豪 豪6月貿易収支
- 豪 豪6月小売売上高
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 日 7月マネタリーベース
- 欧 ユーロ圏6月生産者物価指数
昨日の東京時間では、株価が軟調な割にはドル円が底堅く推移し、欧州時間からNYにかけては124円27銭までドルが買われました。それでも、先週つけた124円台半ばを超える勢いはなく、その後の軟調な経済指標に反応して123円台後半まで売られたものの、こちらも勢いはなく、124円近辺まで押し戻されて取り引きを終えています。
ドル円は米利上げ期待が根強いことから、下値不安はそれほど強くなく堅調には推移していますが、やはり気になるのは原油価格の下落傾向です。昨日のNY原油先物市場では、WTIが大きく売られ一時は45ドル近辺まで原油安が進みました。原油への需要が後退している上に、昨日は中国のPMIが低調だったことで売りが膨らんだものと思われます。
原油価格の下落は、株式市場ではエネルギー・セクターの売りにつながり、株式市場全体が軟調になる傾向があります。また、原油安は物価を下落させるため、インフレ期待が後退し、足元では、これが利上げ観測を後退させることにのもつながります。全体とすると、リスクオフの流れに傾き、安全資産の債券に資金が向うことになります。事実、長期金利は2.14%台まで低下し、これは5月末以来の低水準です。
株価が軟調で、長期金利も再び低下傾向にあるものの、ドル円は底堅い動きを見せています。昨日は終始124円を挟んでの動きでしたが、このまま長期金利の低下が続くようだと、レンジの下限である、122円に向って下落することがないとも言えません。基本的には122−125円のレンジ内で推移すると思われますが、そろそろバケーション・シーズンも最盛期を迎えます。参加者が少なくなることも十分考えられるため、ちょっとした材料で値幅が大きくなることも予想されます。
短期的な動きを示す「1時間足」では、一目均衡表の「転換線」が「基準線」を下方に抜けています。123円85銭辺りが最初のサポートで、その下は123円台半ばが次のサポートと見られます。ここを割り込むと、123円テストも考えられそうです。週末の雇用統計までは、大きな値動きは予想しにくいとは思いますが、上値の重さも少しづつ気になってはいます。本日の予想レンジは123円40銭〜124円30銭程度とします。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 6/3 ドラギ・ECB総裁 「景気回復は裾野を広げ、内需は金融政策措置によってさらに支えられるはずだ。回復はわれわれの予想通りに進展している」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.12台後半、ユーロ円140円台に。 6/10 黒田・日銀総裁 実行為替レートについて、「ここからさらに円安はありそうにない」衆院財務金融委員会で。 ドル円、124円70銭から122円50銭近辺まで急落 6/16 チプラス・ギリシャ首相 「苦境に陥れた犯罪の責任者はIMFにある」「ECBは金融で窒息させる戦術とてっている」自国の議員に。 ------ 6/16 メルケル・ドイツ首相 「債権者側の3機関がギリシャと解決策を見つけられるよう支援することに全力を注いでいる。それが私の仕事だ。ギリシャをユーロ圏にとどめるためできることは全てしたい」講演で。 ------ 6/18 シェリング・オーストリア財務相 「ゲームは終わった」ユーロ圏財務相会合前に記者団に。 ------ 6/23 パウエル・FRB理事 「米国の景気が十分回復して月に初回利上げを決定できる確率はだいたい半々だ」講演で。 ドル円123円台後半から124円台に 6/28 ダドリー・NY連銀総裁 「今後も経済指標が最近にように改善を続けるならば、9月の利上げは十分可能性がある」講演で。 ------ 7/7 メルケル・ドイツ首相 「解決策を見出すのにわれわれに残された時間はわずか数日だ」ユーロ圏首脳会議後に。 ------ 7/10 イエレン・FRB議長 「金融政策の正常化を始めるのが年内のいつかの時点で適切になるだろうと考える。しかしながら強調しておきたいのは、想定外の展開によっては最初の一歩を先送り、あるいは早めることもあり得るということだ」講演で。 ------ 7/31 ブラード・セントルイス連銀総裁 「景気の見通しは引き続きかなり良好だ」、「25bpの利上げは経済にとっては大したことではない」」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円123円台半ば →124円手前まで上昇



