2015年9月9日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は東京タイムが終わると上昇し、欧州では120円23銭までドルが買い戻された。NYでは株価が大幅に反発したものの、ドルの上値は抑えられ、120円を挟んで一進一退。
- ユーロドルはドイツの貿易収支が良好だったことから続伸。1.12台に乗せる場面もあり、ユーロ円も134円台半ばまで反発。
- 株式市場は大幅に反発。上海株が反発して引けたこともあり、主要株価指数は揃って上昇。ダウは390ドル上昇し、S&P500は48ポイント上昇し、今年2番目の上昇幅を記録。
- 株価の上昇に、債券は売られる。長期金利は2.18%台まで上昇。
- 金は4営業日続落。原油も続落し45ドル台に。
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- 8月労働市場情勢指数(LMCI) → 2.1
- 7月消費者信用残高 → 190.9億ドル
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ドル/円 119.67 〜 120.07 ユーロ/ドル 1.1157〜 1.1214 ユーロ/円 133.79 〜 134.41 NYダウ +390.30 → 16,492.68ドル GOLD −0.40 → 1,121.00ドル WTI −0.11 → 45.94ドル 米10年国債 +0.066 → 2.186% 本日の注目イベント
- 英 英7月鉱工業生産
- 加 カナダ8月住宅着工件数
ドル円は昨日早朝の118円台後半から、海外市場では120円台を回復しています。昨日も株価をにらんでの展開でしたが、奇妙だったのは注目の上海株が午後には急速に反発したにも関わらず、日経平均株価は終始売りが優勢で、結局433円安と、安値で引けています。ドル円も、日本株の上値の重さから上昇を抑えられた面もあり、東京市場が終わると急反発しました。
欧州市場では一時120円23銭までドル高が進んだことから、NYでのもう一段の上昇を期待しましたが、NYでは株価が急反発したわりには伸びていません。それでも、商品市況が反発したことを受けて、南アフリカランド、豪ドル、NZランドドルなどが軒並み上昇し、ドル円以外の通貨では大幅な円安になっています。
連日下落が続いたNY株式市場でしたが、連休明けの昨日は大きく反発しました。上海株が上昇したことに加え、先週末の雇用統計を受け、来週のFOMCで利上げを決定するとの見方は後退していることが背景です。株式の専門家の中には、底入れが近いといった見方をする人も出てきているようで、来週のFOMCで実際に利上げが見送られた場合には、ひとつのきっかけになる可能性があると予想しています。
気になるのはここにきて、125円は見た目以上に遠いとする見方が増えていることです。仮に来週のFOMCで利上げが見送られたとしても、年内の利上げの可能性は十分残っています。米利上げのシナリオが残っている以上、ドルがここから大きく売られる可能性は低いと思いますが、今後は利上げの可能性がなくなるのかどうかを、しっかり見極めていく必要があります。実際、シカゴ先物市場では円売りのポジシションは急速に減少しています。またオプション取引から相場の行方を判断する「リスクリバーサル」でも、直近では「マイナス1.7%」(1ヶ月、デルタ25)と、市場はドルの先安を見込んでいるこを示しています。
今日のドル円は上値を試す展開かと思いますが、それでも120円50銭前後が上値のメドと見ますが、200日線(日足)のある120円80線も意識されます。日経平均株価が1万8000円の大台を回復できるかどうかが重要ですが、10時半の上海価株にも 引き続き注意が必要です。日経が上昇しても、上海株が下落すると雰囲気が一変する可能性があるからです。
本日のレンジは119円〜120円50銭程度を予想します。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 7/7 メルケル・ドイツ首相 「解決策を見出すのにわれわれに残された時間はわずか数日だ」ユーロ圏首脳会議後に。 ------ 7/10 イエレン・FRB議長 「金融政策の正常化を始めるのが年内のいつかの時点で適切になるだろうと考える。しかしながら強調しておきたいのは、想定外の展開によっては最初の一歩を先送り、あるいは早めることもあり得るということだ」講演で。 ------ 7/31 ブラード・セントルイス連銀総裁 「景気の見通しは引き続きかなり良好だ」、「25bpの利上げは経済にとっては大したことではない」」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円123円台半ば →124円手前まで上昇 8/4 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「私の個人的見解は、現在のところ行動しないことへのハードルは高い」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円124円→124円40銭まで上昇 8/5 パウエル・FRB理事 「時は近づいている。6月のFOMC会合では大半のメンバーが、年内いずれかの時点で利上げする状況になったとの認識を持っていたと思う」CNBCとのインタビューで。 ドル買いが強まる 8/27 ダドリー・NY連銀総裁 「現時点での私の考えでは、9月のFOMCで正常化のプロセス開始を決定する論拠は、数週間前に比べやや弱くなっているようだ」記者会見で。 NYダウ619ドル上昇の一因に 9/3 ドラギ・ECB総裁 「景気がさらに弱まりインフレは想定通りに回復しない場合はもちろん、QEを延長するだろう」記者会見で。 ユーロドル1.12台後半から1.10台後半に



