2015年10月13日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 東京市場が休場だったことに加え、米国でも債券市場が休みだったこともあり、ドル円は120円を挟み、一進一退。
- ユーロドルは1.1381まで上昇したものの、その後は軟調に推移。豪ドルやNZドルなどが対ドルで上昇。
- 株式市場は続伸。アマゾンが過去最高値を更新するなど、小売関連株が買われた。S&P500は4営業日続伸。
- 債券市場は休場。
- 金は続伸し1164ドル台に。原油はOPECの月報を手がかりに大幅下落。47ドル台で取引を終える。
ドル/円 119.89 〜 120.13 ユーロ/ドル 1.1358 〜 1.1381 ユーロ/円 136.23 〜 136.67 NYダウ +47.37 → 17,131.86ドル GOLD +8.60 → 1,164.50ドル WTI −2.53 → 47.10ドル 米10年国債 ----- → 2.090% 本日の注目イベント
- 日 日銀金融政策決定会合、議事要旨(9月14日、15日分)
- 中 中国9月貿易収支
- 独 独9月消費者物価指数(改定値)
- 独 独10月ZEW景況感指数
- 英 英9月消費者物価指数
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
ドル円は依然として膠着状態が続き、120円を中心に一進一退です。米利上げに関して、FOMCメンバーの発言が相次ぎましたが、こちらも、年内利上げに前向きな発言と利上げは来年以降に先送りすべきとの意見が見られ、決め手に欠く状況です。ただ、株価が戻り基調を維持し堅調に推移していることで、上値の重い展開が続きながらも、下値がサポートされていると考えられます。
アトランタ連銀のロックハート総裁は「定義の仕方にかかわらず完全雇用という観点からゴールにとてもbr>近づいている」と発言し、「今後も前進すると予想する。従って、雇用に関する多数の基準で引き続き前進しているという意味で、金利正常化の開始は極めて正当化し得る」と述べています。年内利上げの可能性を依然として残しているといえます。
また、フィッシャーFRB副議長も11日に、米経済は非常に力強いため年内利上げ実施は可能だと発言し、国内雇用の伸び鈍化と、国際情勢に注視していると語っています。一方、ハト派の代表格であるエバンス・シカゴ連銀総裁は、利上げは来年半ばまで先延ばしする方が良いとの見解を改めて示しています。(ブルームバーグ)先日発表された9月の雇用統計が、予想外の低調だったことから米労働市場の先行きに黄信号が灯り、年内にあと2回発表される雇用統計がますます重要なポイントになっています。とりわけ、次回10月の数字が注目され、ここでも9月のような内容だと、年内利上げは諦めざるを得ないことになると思われます。
豪ドル円が久しぶりに88円60銭近辺まで戻って来ました。br>9月4日に82円まで下げてから、しばらくはもみ合いが続き、利下げ観測を背景に上値が重い展開でしたが、前回のRBAのコメントで、現行水準に対する「豪ドルは高すぎる」という発言がなかったことで、利下げ観測がやや後退してしています。また、豪ドルにとって重要な資源価格も下げ止まった感もあり、ここからも豪ドルを買い戻す動きが強まっています。現在、「雲」の上限(日足)に上昇を抑えられている状況ですが、ここを抜けば90円程度までの戻りはありそうです。ただ、今後も株価の急落など、「リスクオフ」の状況が強まると再び下値をトライすることも予想されるため、小まめに利益を確保する必要がありそうです。
ドル円は今日は取りわけ材料もないため、大きな動きはなさそうです。レンジは119円50銭〜120円40銭程度と予想します。
ご愛読いただいている「今日のアナリストレポート」は、海外視察のため、14日(水)から22日(木)までお休みとさせて頂きます。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程を宜しくお願い申し上げます。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 8/4 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「私の個人的見解は、現在のところ行動しないことへのハードルは高い」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円124円→124円40銭まで上昇 8/5 パウエル・FRB理事 「時は近づいている。6月のFOMC会合では大半のメンバーが、年内いずれかの時点で利上げする状況になったとの認識を持っていたと思う」CNBCとのインタビューで。 ドル買いが強まる 8/27 ダドリー・NY連銀総裁 「現時点での私の考えでは、9月のFOMCで正常化のプロセス開始を決定する論拠は、数週間前に比べやや弱くなっているようだ」記者会見で。 NYダウ619ドル上昇の一因に 9/3 ドラギ・ECB総裁 「景気がさらに弱まりインフレは想定通りに回復しない場合はもちろん、QEを延長するだろう」記者会見で。 ユーロドル1.12台後半から1.10台後半に 9/10 山本幸三・衆議院議員 「10月30日の金融政策決定会合に合わせて追加の金融緩和に踏み切るべきだ」ブルームバーグとのインタビューで。 ドル円120円台半ば〜121円33銭まで急騰 9/17 イエレン・FRB議長 「海外での不確実性の高まりと、予想されるインフレの道筋がやや弱まったことを考慮し、(利上げのための)一層の証拠を持つことが適切だとFOMCは判断した」記者会見で。 ドル円121円近辺から120円割れまで下落 9/24 イエレン・FRB議長 「自分自身を含めFOMC参加者の大半は年内の利上げを見込んでいる」講演で。 ドル円119円後半から、120円30銭近辺まで上昇 10/12 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「定義の仕方にかかわらず完全雇用という観点からゴールにとても近づいている」講演で。 --------



