2015年11月2日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は日銀決定会合で、追加緩和が見送られたことでドル売りが強まった。120円38銭までドルは下落したが、120円台は維持される。
- ユーロドルは、ユーロ圏の消費者物価指数が前月よりも強めだったことからユーロを買い戻す流れが強まった。一時は1.10台後半まで買われ、ユーロ円も反発。
- 株式市場は続落。エネルギー株などは上昇したものの、総じて利益確定の売りに押された格好。ダウは92ドル下落し、他の主要指数も続落。
- 債券相場は小幅に反発したが、週間では下落し1ヶ月ぶりの水準を記録。この日は2.14%台で取引を終える。
- 金は続落し、原油は続伸。
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12月個人所得 → +0.1%
12月個人支出 → +0.1%
12月PCEコアデフレーター → +1.3%
10月シカゴ購買部協会景気指数 → 56.2
10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値) → 90.0
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ドル/円 120.38 〜 120.79 ユーロ/ドル 1.0987 〜 1.1073 ユーロ/円 132.58 〜 133.33 NYダウ −92.26 → 17,663.54ドル GOLD −5.90 → 1,141.40ドル WTI +0.53 → 46.59ドル 米10年国債 −0.036 → 2.140% 本日の注目イベント
- 豪 豪9月住宅建設許可件数
- 中 中国 10月財新製造業PMI
- 欧 ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)
- 英 英10月製造業PMI
- 米 10月ISM非製造業景況指数
- 米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
先週末の日銀金融政策決定会合では、予想通り「追加緩和」は見送られ、発表と同時にドル売りが強まり、一時は120円31銭までドルが売られましたが、そこからは急反発を見せました。経済紙に掲載された、「政府3兆円を超える補正予算」の記事が好感され、株価が急速に戻したことに引っ張られ、ドル円は120円台半ばから、121円49銭まで上昇しました。ただ、この水準は先週月曜日にも記録しましたが、抜けきれていない水準でした。結局今回の上昇でも抜けずに押し戻されており、121円台半ばが「壁」になりつつあります。
日銀決定会合では、8対1で緩和が見送られましたが、市場ではまだ緩和観測が根強く残っています。黒田総裁は記者会見の席で、これまで通り「必要ならちゅうちょなく行動する」と述べています。また「2%の物価目標」の達成時期を、「2016年後半ごろ」に先送りしたものの、物価の上昇基調は維持されているとの認識も変えていません。さらに、仮に追加緩和を行う場合でも、「手段はいろいろある」とも述べており、今後も日銀の政策を巡ってドル円が上下することになりそうです。
先週末は、日銀会合でドル円が乱高下しましたが、チャートを見ると、ドルの上昇基調は保たれていると見られます。FOMCでは利上げが見送られ、さらに日銀金融政策決定会合でも追加緩和が見送られ、これらはいずれも、ドル安円高容要因です。個人的にはもう少し円高方向に振れるのではないかと予想していましたが、120円を割り込んでいません。
日米の金融政策会合は10月分は終えましたが、まだ今年最後のFOMCは12月に控えており、日銀も11月と12月には会合を予定しています。今回政策変更はなかったわけですが、この先も日米の金融政策の方向性は変わりません。従って、まだドルが上昇する余地は残っていると予想します。とりわけ、12月のFOMCが注目されます。
先週のFOMCでは、利上げをするかどうかは12月の会合で決める、と明記されていました。イエレン議長をはじめ、FOMCメンバーも、まだら模様の米経済指標を意識していることは明らかで、その意味では今週末の「10月の雇用統計」が極めて重要な鍵を握ることになります。本日のドル円は120円〜121円程度を予想します。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 8/4 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「私の個人的見解は、現在のところ行動しないことへのハードルは高い」WSJ紙とのインタビューで。 ドル円124円→124円40銭まで上昇 8/5 パウエル・FRB理事 「時は近づいている。6月のFOMC会合では大半のメンバーが、年内いずれかの時点で利上げする状況になったとの認識を持っていたと思う」CNBCとのインタビューで。 ドル買いが強まる 8/27 ダドリー・NY連銀総裁 「現時点での私の考えでは、9月のFOMCで正常化のプロセス開始を決定する論拠は、数週間前に比べやや弱くなっているようだ」記者会見で。 NYダウ619ドル上昇の一因に 9/3 ドラギ・ECB総裁 「景気がさらに弱まりインフレは想定通りに回復しない場合はもちろん、QEを延長するだろう」記者会見で。 ユーロドル1.12台後半から1.10台後半に 9/10 山本幸三・衆議院議員 「10月30日の金融政策決定会合に合わせて追加の金融緩和に踏み切るべきだ」ブルームバーグとのインタビューで。 ドル円120円台半ば〜121円33銭まで急騰 9/17 イエレン・FRB議長 「海外での不確実性の高まりと、予想されるインフレの道筋がやや弱まったことを考慮し、(利上げのための)一層の証拠を持つことが適切だとFOMCは判断した」記者会見で。 ドル円121円近辺から120円割れまで下落 9/24 イエレン・FRB議長 「自分自身を含めFOMC参加者の大半は年内の利上げを見込んでいる」講演で。 ドル円119円後半から、120円30銭近辺まで上昇 10/12 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「定義の仕方にかかわらず完全雇用という観点からゴールにとても近づいている」講演で。 -------- 10/22 ドラギ・ECB総裁 「金融緩和の度合いを、最新のマクロ経済予測が手に入る12月に再検証をする必要がある」記者会見で。 ユーロドル1.13台から1.110に急落。 10/28 FOMC声明文 「次回会合で(政策金利の)目標レンジ引き上げが適切になるかどうかを判断する」 ユーロドル1.1095から1.0896まで急落。



