今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年11月19日(水)


おはようございます。


読書の秋ということで、昔読んで面白かった本を再び読み直してみました。

アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」(And then there were non)

を選んで読みましたが、いつものことながら、アガサ・クリスティーの作品には

引き込まれます。

インディアン島という孤島に男女10人が招待され、次々に殺されていくストーリーですが

三人殺されたころ、犯人は残り7人の中にいることを確信しますが、

その後も、一人ひとり殺されて行きます。

彼らが宿泊している屋敷にのリヴィングには10人のインディアンの人形があり、

それが一つづつ無くなっていく毎に一人がいなくなるという設定です。

まだお読みになっていない方、ぜひ読んでみたらいかがですか。

やや怖いかも知れませんが、「秋の夜長」にはピッタリの作品です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝方、ポールソン長官とバーナンキ議長の議会証言がありましたが、 特に目だった発言はなく、公的資金の使い道について、長官は「銀行への資本注入が 最優先」との認識を示しました。
  • また、バーナンキ議長は「市場は安定してきた。」との証言を行いましたが、 市場への影響はなかったようです。
  • ヒューレット・パッカード(HP)の8−10月期の決算が前期比19%の 増収になり、NYダウはこれを好感し上昇。ドル円も96円台前半から、97円台 半ばまで上昇し、ほぼ前日の写真相場でした。
  • 10月卸売物価指数(PPI)→マイナス2.8%(過去最大の下落)
  •      コア部分       →プラス0.4%

ドル/円96.20〜97.42
ユーロ/円121.11〜123.57
NYダウ+151.17 → 8,424.75ドル
GOLD−9.30 → 732.70ドル
WTI−0.56→ 54.39ドル
米10年国債−0.121 → 3.535%


本日の注目点

  • 米10月住宅着工件数
  • 米 10月消費者物価指数
  • 米 FOMC議事録公開(10/28,29日分)

前日同様の相場展開が続いています。

株式相場に連動しているだけではなく、高値、安値までも水準が固まりつつ、

狭いボックスを形成しています。

なかなか現在のレンジを抜け切る材料が無く、あえて挙げれば今夜発表予定の

住宅着工件数か来月草々の発表されるS&Pケースシラーかと観ています。


昨日のポールソン財務長官の議会証言では、7000億ドルの内、長官権限で

使い道を決定できる3500億ドルについて、「金融機関への資本注入が最優先」

との認識を示しました。


一部報道されているように、米自動車ビッグスリーに対する救済のための

資金供給には否定的な考えを示したことになりますが、

一方で、ビッグスリーのうちGMに関してしては年内で自己資金が枯渇し、

破綻する危機にあります。

万が一そのような状況になると、今度は自動車業界発の信用不安がおき、米経済に

とって再び大問題となることは必至です。

バーナンキ議長の証言で「市場は安定してきた。」と述べていますが、

米ビッグスリーが破綻するような事態になると。株式市場が大幅に下落し、

金融機関を直撃する可能性もあります。


もともと「金融安定化法」は経営危機に直面している金融機関に公的資金を注入し

信用収縮を後退させることで、民間に資金が行き渡ることを目的としていますが、

今回のビッグスリーの経営難は急を要しており、ある意味、金融機関救済よりも

優先されるべき課題のような気もします。


自動車業界は関連産業も含めると100万人以上の雇用を維持しており、

万が一の場合、その影響は相当な規模になると思われます。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
11月17日 ウエーバー独連銀総裁
(ECB理事)
「(利下げ余地が)ないわけではない」と追加利下げを示唆。
(フランクフルトで記者団に)
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※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和