2015年11月27日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
海外市場
- NY市場が感謝祭で休場のため、ドル円は小動き。122円台半ばで推移し、前日と水準は変わらず。
- ユーロドルは1.06台で推移。上値が重い展開から1.06ちょどまで下げたが、商いは閑散。
ドル/円 122.52 〜 122.66 ユーロ/ドル 1.0600 〜 1.0618 ユーロ/円 129.89 〜 130.18 NYダウ ------ → 17,813.39ドル GOLD ------ → 1,070.00ドル WTI ------ → 43.04ドル 米10年国債 ------ → 2.235% 本日の注目イベント
- 日 10月消費者物価指数
- 日 10月失業率
- 中 中国 10月工業利益
- 欧 ユーロ圏11月景況感指数
- 英 英7−9月期GDP(改定値)
- 米 ブラック・フライデー
- 米 株式市場と債券市場は短縮取引
昨日はNY市場が感謝祭で休場だったため為替はほとんど動いていません。ユーロドルがやや値を下げ、1.06ちょうどまで売られる場面がありましたが、基本的には来週のイベント待ちの状況です。
来週はいよいよ12月です。週を通して重要なイベントが多くあります。1日には中国のPMIが発表され、米国ではISM製造業景況指数が発表されます。注目のECB理事会は3日に開催され、ここで追加緩和が実施される可能性が高く、ユーロ売りを誘発しています。
今週、ユーロドルは1.05台半ばまで売られ、多くの市場関係者は「いずれ1.0まで下げる」と予想しています。このため、ドイツ国債などの利回りは低下し、5年債でもマイナス金利になっています。ECBが、現行の中銀預金金利マイナス0.2%を、さらに0.2ポイント引き下げるのではないかといった観測が金利低下につながっています。
3日には、もうひとつ注目イベントがあります。イエレンFRB議長が上下両院合同委員会で証言を行うことになっています。12月15−16日のFOMCで、いよいよ利上げが決定されると見られているため、会合を前に利上げの可能性や、その後の利上げのペースなどについてヒントが得られるかもしれません。
そして4日の金曜日には11月の雇用統計が発表されます。市場予想は、失業率が前月と同じ5.0%で、非農業部門雇用者数は20万人となっています。10月の雇用統計が大きく上振れしたことで、利上げに相当なインパクトを与えたため、仮に11月分が多少下振れしたところで、政策判断に与える影響は限定的だと思われます。多くのFOMCメンバーの発言が、すでに利上げにむけた舞台は整っていると感じさせるものになっています。
市場の関心は、既に「利上げ後」に移っていると見られ、利上げが決定された後、果たしてこれまで通りドルが上昇するのかどうかが焦点になっています。過去30年で見ると、金融緩和から引き締めに移行した回数は5回ですが、多くは利上げ後ドルが売られる展開でした。とりわけ1997年の利上げが今回と似ていると言われています。この時は123台で利上げが実施され、127円台までドルが上昇しましたが、その後約1ヶ月で110円台までドルが急落しました。同じ展開になるかどうかは分かりませんが、一応頭に入れておいたが無難かと思います。本日のドル円は122円20銭〜123円程度を予想します。
2週間前にこの欄で、米国で人気のハンバーガー・チェーンの「シェイクシャック」が、13日に東京神宮外苑に日本1号店をオープンするというコメントを書きましたが、当日は約400人の行列ができたそうです。価格は680円〜980円と、決して安くはありませんが、それでもこの行列。日本では2020年までに10店舗まで増やす計画だそうですが、わずか10店舗ではなかなか「試食」にはありつけませんね。良い週末を・・・・・。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 9/3 ドラギ・ECB総裁 「景気がさらに弱まりインフレは想定通りに回復しない場合はもちろん、QEを延長するだろう」記者会見で。 ユーロドル1.12台後半から1.10台後半に 9/10 山本幸三・衆議院議員 「10月30日の金融政策決定会合に合わせて追加の金融緩和に踏み切るべきだ」ブルームバーグとのインタビューで。 ドル円120円台半ば〜121円33銭まで急騰 9/17 イエレン・FRB議長 「海外での不確実性の高まりと、予想されるインフレの道筋がやや弱まったことを考慮し、(利上げのための)一層の証拠を持つことが適切だとFOMCは判断した」記者会見で。 ドル円121円近辺から120円割れまで下落 9/24 イエレン・FRB議長 「自分自身を含めFOMC参加者の大半は年内の利上げを見込んでいる」講演で。 ドル円119円後半から、120円30銭近辺まで上昇 10/12 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「定義の仕方にかかわらず完全雇用という観点からゴールにとても近づいている」講演で。 -------- 10/22 ドラギ・ECB総裁 「金融緩和の度合いを、最新のマクロ経済予測が手に入る12月に再検証をする必要がある」記者会見で。 ユーロドル1.13台から1.110に急落。 10/28 FOMC声明文 「次回会合で(政策金利の)目標レンジ引き上げが適切になるかどうかを判断する」 ユーロドル1.1095から1.0896まで急落。 11/4 イエレン・FRB議長 「現時点では、米経済は順調だと判断している」12月利上げの舞台は整っているとの認識を示す。(議会証言で) ドル円121円前半から121円72銭まで上昇。 11/7 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「失業率が5%となっており、この尺度に基づけば私が完全雇用だと推定する状況に達している」講演で。 -------- 11/9 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「経済が予想通りに改善し続ける限り、12月を含む将来のFOMC会合すべてが利上げに適切なタイミングとなり得る」講演で。 -------- 11/12 エバンス・シカゴ連銀総裁 「FF金利誘導目標を2016年末まで1%を下回る水準に抑えることが適切だとみている」講演で。 --------



