今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年12月5日(金)


おはようございます。

昨日当社のセミナーで出られた方、お疲れ様でした。

いつものことですが、皆さん熱心にメモをとられ、真剣に聴き入って

いました。

投資判断を下すうえで、できるだけ参考になるような情報、

分析方法などを限られた時間内でどう伝えられるか、

こちらも懸命に努力しております。

そして、いつか、皆さんに「FXやってよかった」と言って

いただけるのが何よりの力になります。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ECB,BOEの大幅利下げを受けてユーロ、ポンドは一旦下落したものの、 勢いは無く、反発。
  • ドル円は92円割れ目前まで円高が進み、この日は終始円買いが続く動きでした。
  • GMのCEOが公聴会でこれまでの経営の失敗を認めながらも、緊急に40億ドル (約3,700億円)の融資を要請。
    また、政府による再建規定を2009年3月までに 満たせない場合は、破産法の申請を行うとの発言から株式市場が急落。
  • バーナンキFRB議長は講演で、政府が不良債権化した住宅ローンを 金融機関から買い取る必要があると発言。
  • 週間失業保険申請件数 → 50万9千件。

ドル/円92.05 〜 93.00
ユーロ/円116.70 〜 119.27
NYダウ−215.45 → 8,376.24ドル
GOLD−5.00 → 765.50ドル
WTI−3.12 → 43.67ドル
米10年国債−0.104 → 2.558%


本日の注目点

    米  11月雇用統計
    米  米ビッグスリー救済について公聴会

大方の予想通り、ECB,BOEともに大幅利下げに踏み切りました。

両中央銀行に加え、スウェーデン、デンマーク中銀も利下げを決め、

欧州全域に広がっている景気後退に、各国中銀が足並みを揃えた格好になりました。

ECBによる0.75%の利下げ幅については、個人的には1%を予想していただけに、

失望感をぬぐいきれません。

前回の0.5%利下げ時も同様でしたが、今回はマイナス成長が確実視されている中、インフレ

懸念はなく、むしろデフレが心配される状況下では、1%、もしくはそれ以上の積極的な景気

下支え策を期待していました。

今後、更に景気が底割れしてきた場合への「のりしろ」を残したということでしょうか。

ドル円が92円05と円高が進んでいますが、ユーロ円の116円台半場がなかなか抜け切れません。

同様にユーロドルの1.26台前半も大きな壁となっています。

戻り売りのスタンスは変わらないとしてもやや意識する水準になりつつあるようです。



さて、欧州が終わり、今夜は米国の雇用統計です。

失業率6.8%、ノンファーム・ペイロールはマイナス32万人程度が市場の

コンセンサスのようですが、一部、欧州系銀行の調査部ではマイナス40万人を大きく超える、

というレポートも出しています。

金融を震源地に全産業にまで伝播した今回の未曾有の経済危機、何が起きても驚くことはありませんが、

さすがに、この時点で40万人を超えるマイナスだとすれば、来年前半の数字を予想するのが

怖くなります。

米政府、金融当局もそれなりの規模で矢継ぎ早に対策を講じています。

「米国」という患者がICUで懸命に治療をうけており、めでたく体力が回復し、

一般病棟にもどれるかどうかは、ここ二三ヶ月が「ヤマバ」のようです。

そして、一般病棟に戻ったとしても、リハビリを続け「退院」するまでどれ位の期間が

必要なのか関係者は気をもむところです。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
12/4 トリシェECB   総裁 「金融市場そして経済の動きを注意深く見守る」「(経済の)下振れリスクがある。」      利下げ後の記者会見で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和