2016年5月30日(月)
本日のアナリストレポートは執筆者の都合により休載させて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
2016年5月27日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は前日と同じような展開で、110円では上値が重く、109円台半ばでは底堅い。本日のイエレン議長の講演や来週の雇用統計などを控え、明確な方向感が出ず。
- ユーロドルはやや買い戻しが優勢に。1.12台に乗せたものの勢いはなく、1.12を挟んだもみ合いに。
- 株価はまちまち。原油価格が一時50ドル台に乗せたことで朝方は続伸したが、その後はだれる。ダウは23ドル下落し、ナスダックは8ポイント上昇。
- 債券相場は反発。投資家の需要が旺盛で価格は上昇。長期金利は1.82%台まで低下。
- 金は続落し、原油価格は50ドル21セントまで買われたが引け値では前日比小幅にマイナス。
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新規失業保険申請件数 → 26.8万件
4月耐久財受注 → +3.4%
4月中古住宅販売成約指数 → +5.1%
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ドル/円 109.53 〜 110.22 ユーロ/ドル 1.1159 〜 1.1216 ユーロ/円 122.61 〜 123.06 NYダウ −23.22 → 17,282.29ドル GOLD −3.40 → 1,220.40ドル WTI −0.08 → 49.48ドル 米10年国債 −0.038 → 1.828% 本日の注目イベント
- 日 オバマ大統領広島訪問
- 日 4月消費者物価指数
- 米 1−3月GDP(改定値)
- 米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)
- 米 イエレン・FRB議長講演
昨日の東京時間朝方、ドル円は110円20銭前後で推移していたものが、突然110円を割り込み109円70銭近辺まで急落しました。直ぐに材料を探しましたが、結局それらしきものは見つからず、わずか5分程度で50銭の急落は理解できませんでした。後でブルームバーグが伝えたところによると、ファット・フィンガー(誤入力)だったとか、あるいは大口のドル売りが持ち込まれたとか、マーケットが薄い中実需の売りが出たなど、結局真相はわかっていません。依然として110円から110円台半ばが重いイメージが市場に浸透しつつあります。
NY市場でも110円を挟んだもみ合いが続き方向感も出ていません。パウエルFRB理事は、経済データ次第では「かなり近い将来」の利上げを支持する発言を行っていましたが、連日同じような内容の発言が相次ぎ、市場への影響力は徐々に低下しています。ただし、今夜のイエレン議長の発言にはそうもいきません。市場の注目度は高く、それなりに影響はあろうかと思います。
市場全体を見渡すと、ややリスクオンに傾いているように思います。WTI原油価格が一時的とはいえ、「節目の50ドル台」に乗せたことでもうなずけます。NY原油先物市場では朝方に、約6カ月ぶりとなる50ドル21セントまで上昇しました。その後は達成感などもあり、利益確定の売りに押されはしたものの、引け値では49ドル48銭と2月の26ドル台割れからは90%以上、値を戻したことになります。
利上げ観測を背景にドルが底堅い動きを見せていることで、避難先として買われてきた金も値を下げ昨日は1220ドル台まで下落してきました。一方米国株の方は、先週までは利上げを嫌気して売り込まれていましたが、今週に入ると米景気に対する楽観的な見方が広がり急伸しています。
問題はこのセンチメントがいつまで続くのかという点です。昨日から始まった伊勢志摩サミットでも、G7首脳は世界経済に下振れリスクがあるという点で意見が一致しています。もっとも、この点がさらに強調されると6月の米利上げ判断にも影響を与える可能性があり本日の「声明文」には関心が寄せられます。
本日も引き続き上値の重い展開が予想され、下値はどこで下げ止まるのかが焦点ですが、今夜のイエレン講演を控えて動きにくい状況が予想されます。レンジは109円30銭〜110円30銭程度と予想します。
都合により、来週30日(月)の「アナリスト・レポート」はお休みとさせていただきます。読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。良い週末を・・・・・。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 4/4 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「米景気が想定より強く、今後2年間の金融政策は先物市場が織り込んでいるよりも引き締め方向に向かう可能性がある」講演で。 ドルがやや反発。 4/5 安倍首相 「通貨安競争は絶対さけなければならない。恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」WSJ紙とのインタビューで。 ドル売りに拍車。一時110円を割り込む 4/7 カプラン・ダラス連銀総裁 「FRBは次の利上げ時期に近づいている」講演で。 -------- 4/7 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「米経済が現在見られるペースで雇用を生み続け、インフレが上向き続ければ、予測された形で金利を徐々に引き上げるべきであることは明白だ」フォックス・ビジネス・ネットワークとのインタビューで。 -------- 4/15 ルー・米財務長官 「最近の円高にもかかわらず、為替市場は秩序を保っている」G20後の会見で。 -------- 5/5 安倍首相 「為替の急激な変動は、例えばわが国の貿易関連企業に大きな影響を与えるなど望ましくはない」ロンドンで記者団に。 -------- 5/9 麻生財務大臣 「われわれとしては当然、介入する用意があるということを申し上げる」参院決算委員会で。 ややドル高に 5/12 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今後入手する経済データが労働市場の緩やかな改善を示すようであれば、金融当局は政策金利の緩やかなペースでの正常化の準備を整えるべきだ」講演で。 -------- 5/13 ルー・米財務長官 「通貨安競争は連鎖する。限られたパイを奪い合うだけで世界のためにはならない」講演で。 ドル円109円台半ばから108円台半ばへ 5/13 黒田・日銀総裁 「(現在の政策の)効果がはっきりするまで待つことは全くない」講演で。 -------- 5/17 淺川・財務官 「人工的な為替介入による競争的な引き下げはしない」日経新聞とのインタビューで。 -------- 5/17 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「現在のところ私の想定では2回、場合によっては3回実施される可能性はある」講演で。 ドル円109円台半ばから109円割れに 5/17 ロックハート・アトランタ連銀総裁 FOMC予測における「緩やかな、という表現は年2、3回の利上げを意味する」、「市場は確実に私よりも悲観的だ」講演で。 ドル円109円台半ばから109円割れに 5/19 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「6月に金利を引き上げる根拠は非常に強いと考えられる」講演で。 -------- 5/23 ブラード・セントルイス連銀総裁 「投票で離脱が決定される可能性はこのところ低下しているようだが、FOMCの政策決定には影響しないと考えている」講演で。 --------



