今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年12月8日(月)


おはようございます。

先週金曜日の日経新聞朝刊<春秋>に懐かしい文字がいくつも躍っていました。

「三億円」 「東芝府中」 「トヨタカローラ」・・・・・。

読んだ方もいらっしゃると思いますが、40年前に起きた「三億円事件」です。

もう、40年にもなるんですね。

小生も当時は高校生でした。

東芝府中工場の取引銀行である日本信託国分寺支店の行員が東芝社員に支給するボーナス

3億円を銀行から会社まで運ぶ途中略奪されたものです。

しかも、暴行を加えることもなく、一滴の血を流すこともなく3億円を奪って行きました。

その後小説になり、映画にもなりました。

コラムは最後に、

「石油ショックやバブル、その崩壊も経たこの40年あなたはどう暮らしているのでしょう。

そろそろ名乗り出て、来し方を語ってもらいたいものです。」と結んでいます。

本当に名乗り出てきて、手記でも出版すれば、3億円以上稼げることは

請け合いです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 11月の失業率は7.6%、雇用者数はマイナス53万3千人と34年振りの悪化に ドル円、NYダウは共に大幅下落。同時に9月10月の雇用者数もマイナス幅を拡大し、 下方修正されました。
  • その後、NYダウがプラスに転じるに連れドルも上昇し、NYダウはこの日高値引け し、ドル円も93円台まで上昇する場面もありました。
  • 雇用者数の急激な悪化で、市場参加者は一様に驚いたようですが、ある程度の悪化を 予想してドルのショートポジションを積みあげていた可能性もあり、為替、株、共に 下値は限定的でした。
  • ビッグ・スリーの救済問題については、今週、当面必要な資金を融資する形で 法案が採決される可能性がでてきました。

ドル/円91.58 〜 93.40
ユーロ/円115.85 〜 118.76
NYダウ+259.18 → 8,635.42ドル
GOLD−13.30 → 752.20ドル
WTI−2.86 → 40.81ドル
米10年国債+0.149 → 2.707%


本日の注目点

     
  • 特に重要な経済指標はありません。

先週末のこの欄で、雇用者数の市場コンセンサスはマイナス32〜3万人で、

一部欧州系銀行では40万人を超える予想もあります。と書きましたが、蓋を開けて

みると、何と、マイナス53万3千人。

米金融機関の決算は第三四半期がボトムで、最悪期は越えたと思われますが、雇用環境

は依然厳しく、今後もう一段悪化する可能性が出てきたといえるでしょう。

この雇用統計を背景にNYダウが大幅に下落し、一時、前日比260ドルほど下げ、

ドル円も歩調を合わせ91円半ばまで売られましたが、そこからダウが急反発。

結局、この日の底値から500ドル以上上げ、プラス259ドルで引けています。

ドル円も91円半ばを底値に93円台まで上昇し、92円80銭レベルで

取引を終えました。

雇用統計の悪化はある程度織り込まれており、ドル円ではショートポジションが

溜まっていたということでしょうか。

この日の株式市場で目を引いたのはハートフォードグループの株価でした。

2008円12月期の決算見通しを上方修正した同社株は前日比110%上昇し、

金融株の一部に好業績を先取りする動きも出てきています。

発表されてくる米経済指標のわりにはドルが底堅いと言えます。

また。この日の雇用統計の内容を受けて、ビッグ・スリー問題は妥協案が可決される

見込みが出てきており、雇用者数のマイナス幅を考えると「破綻」はさせられないという

思惑が働いたようです。

相次ぐ経済指標の悪化にもかかわらず、90円を割り込まないドル円。

今週は重要な経済指標もないことから、90-95円の上限を試す可能性もあるいかも

しれません。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
12/4 トリシェ ECB総裁 「金融市場そして経済の動きを注意深く見守る。」「(経済の)下振れリスクがある。」利下げ後の記者会見で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和