2008年12月15日(月)
おはようございます。
「貯蓄から投資へ」・・・・かなり以前から言われ続けてきたキャッチフレーズです。
しかし現実は株式市場の長い低迷により、リスクをとったものの株価の急激な
下落に耐え切れず、敢え無く退場させられた個人投資家も多かったと思います。
掛け声ばかりで投資環境も整わない中、誰もリスクをとろうとはしません。
考えてみれば、現在の日経平均株価は株を買っている個人はほぼ全員損をしている
ことを意味します。
むしろ個人投資家は「投資から貯蓄へ」と資金を移動させています。
そんな流れに歯止めをかけるべく証券税制が自民税調で決まりそうです。
5年間に限り「キャピタル・ゲインと配当」を、年間最大100万円まで
非課税にしようというものです。
5年間で最大500万円が非課税ということになります。
これは個人投資家にとって「朗報」ではありませんか?
ただし実施は2012年からということのようですが。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米ビッグ・スリー救済法案が上院で否決とのニュースで、東京市場でドル円は一気に 88円10銭まで円高が進みましたが、NY市場オープン前にホワイト・ハウスは 「金融安定化法の活用も検討する。」と発表。
- ドル円はじりじり買い戻され、91円台半ばまで上昇。
- これを受け、朝方は前日比マイナスで推移していたNYダウもプラスに転じ65ドル高で引け。
- 12月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 → 59.1
- 10月生産者物価指数(PPI) → マイナス2.2%
| ドル/円 | 90.05 〜 91.58 |
| ユーロ/円 | 120.52 〜 122.37 |
| NYダウ | +64.59 → 8,629.68ドル |
| GOLD | −6.10 → 820.50ドル |
| WTI | −1.70 → 46.28ドル |
| 米10年国債 | −0.031 → 2.576% |
本日の注目点
- 日 日銀短観
- 米 FOMC(16日まで)
- 米 11月鉱工業生産
注目の「米ビッグ・スリー救済法案が否決」の報に先週金曜日の東京市場昼過ぎに円が急騰。
前回の円の高値90円87を抜くと一気に88円10銭までドル安が進みました。
米ビッグ・スリーが破綻すれば米経済は更に一段と冷え込むとの連想からドル売りが
加速しました。
市場は素直にドル売りで反応しましたが、危機感を抱いた米政府は、NY市場が開く前に
「金融安定化法」を活用し「米議会が再開するまで破綻を回避する用意ができている。」との
声明を発表しました。
ホワイト・ハウスはぎりぎりの選択をしたわけですが、どう決着するかは予断を許しません。
これまでポールソン財務長官は金融安定化法に基づく公的資金は「金融システム安定のため」
と繰り返して来ましたが、これで議会との対決姿勢が鮮明になり、ますます混迷するとの
指摘もあります。
また、GMは来年1-3月期に25万台の減産を打ち出しており、収益見通しが依然不透明です。
今週も、米ビッグ・スリー問題の着地点を巡って相場は大きく乱高下しそうです。
週末のNYでは一旦91円台に戻したドル円ですが、上値の重い展開が続きそうです。
米ビッグ・スリー問題以外にも、一段の景気悪化を示す指標が相次ぎ。本日から始まるFOMCでは
追加利下げの可能性が急浮上してきました。
先週半ばまでの市場コンセンサスは、「0.25%の利下げ」が「見送り」を若干上回っていましたが
ここに来て、「0.5%の利下げ」も視野に入ってきました。
どちらにしても、今週も、米ビッグ・スリー問題の着地点を巡って相場は大きく乱高下しそうです。
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| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 12/4 | トリシェ ECB総裁 | 「金融市場そして経済の動きを注意深く見守る。」「(経済の)下振れリスクがある。」利下げ後の記者会見で | ----- |
| 12/7 | オバマ次期大統領 | 「雇用が記録的に減っている時に、自動車産業が崩壊するのは受け入れられない。」シカゴでの記者会見で。 | NYダウ大幅上昇。 /td> |
| 12/12 | ホワイトハウスペリーノ報道官 | 「金融安定化法の活用も検討する。」 | アジアで88円10銭を記録したドル円は91円台まで上昇。 |
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