2016年9月7日(水)
本日のアナリストレポートは執筆者の都合により休載させて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
2016年9月6日(火) 「ドル円104円台から反落」
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場
- NY市場が休場のためドル円は小動き。103円台前半での動きに終始し、取引も閑散。
- ユーロドルも1.11台前半から半ばで推移し、値動きも小幅。
ドル/円 103.15 〜 103.49 ユーロ/ドル 1.1139 〜 1.1154 ユーロ/円 115.12 〜 115.37 NYダウ ------ → 18,491.60 GOLD ------ → 1,326.70 WTI ------ → 44.44 米10年国債 ------ → 1.602% 本日の注目イベント
- 豪 RBA、キャッシュターゲット
- 欧 ユーロ圏4−6月期GDP(確定値)
- 米 8月労働市場情勢指数(LMCI)
- 米 8月ISM非製造業景況指数
- 米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
NY市場がレーバーデーのため、さすがに為替も動きません。ドル円は、昨日の朝方は先週末のNY市場のドル高を引継ぎ、104円台後半での推移でしたが、その後はほぼ103円台での取引に終始しました。東京市場では、約1カ月ぶりの104円台ということもあり、輸出企業からのドル売り注文も多く持ち込まれ、それがドルの上値を抑えたものと思われます。ロンドン市場では欧州の主要株価が下落したことで、ドル円は103円15銭まで売られる場面がありました。
順調に反発してきたドル円ですが、さすがに104円台では105円の壁が意識され一段の上昇とはならず、一服といったところです。輸出企業も、トヨタ自動車などは社内レートを100円に下方修正したところもあり、足元の水準なら利益を確保できることからドル売りを持ち込んだと考えられます。
また、昨日都内で行われた黒田総裁の講演内容にもドル売りで反応しました。市場では今月20−21日に開催される日銀金融会合に対する期待が徐々に高まっており、昨日の黒田総裁の発言にも、追加緩和を示唆する言葉があるのではないかといった思惑もありました。総裁は、「量、質、金利の部分で拡大は十分可能」と述べたものの、具体的な措置への言及がなかったことで、市場はドル売りに動いたものと見られます。総裁は「必要であればちゅうちょすべきではない」と、これまでの発言を繰り返しただけでした。
NYではレーバーデーのため、原油市場は休場でしたがWTI先物市場では、ロシアとサウジアラビアが原油市場の安定化で協力する意向を表明したことから上昇し、一時は46ドル台まで買われました。その後はサウジのエネルギー相が、現時点では増産凍結の必要はないと発言したことで45ドル台まで反落しています。(ブルームバーグ)
今週のレンジは102−105円台くらいと見ていますが、今のところ104円台が徐々に重くなりつつあります。急速に高まった9月の利上げ観測も、先週末の雇用統計を受けやや沈静化しています。104円台から約1円、円が買われたのも、そのあたりを示唆しているとも言えます。本日は102円80銭〜103円80銭程度を予想しています。重要なことは、このまま103円を割り込み、ずるずる下げるようだと、昨日の本欄で述べたように「4度目の雲抜け」も失敗に終わってしまうことです。ドル円はここで踏みとどまれるかどうか、正念場です。
明日の「アナリストレポート」は都合によりお休みとさせていただきます。読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程宜しくお願いいたします。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 8/1 ダドリー・NY連銀総裁 「年内の追加金融引き締めの可能性を排除するには時期尚早だ」講演で。 -------- 8/3 エバンス・シカゴ連銀総裁 「年内に1回の利上げが恐らく適切になる可能性があるのではないだろうか」記者会見で。 -------- 8/4 カーニー・BOE総裁 「早期に行動し、経済の不確実性を減らす」量的緩和決定後の記者会見で。 -------- 8/11 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「緩和策を解除する緩やかな軌道、アクセルの踏み込み具合を極めてゆっくりと緩めることが適切だ」ワシントンポストとのインタビューで。 -------- 8/16 ダドリー・NY連銀総裁 「追加利上げが適切となる時期がじわじわと近づいている」「9月利上げもあり得る」FOXテレビとのインタビューで。 ドル円99円台半ばから→100円台半ばまで反発 8/18 グリーンスパン・元FRB議長 「金利は上昇し始めるはずで、そうなった場合は、その速さで我々を驚かせる可能性がある」ブルームバーグとのインタビューで。 -------- 8/18 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「より早期の利上げ開始が一段と円滑で緩やかな正常化プロセスを可能にするだろう」講演で。 株価が下落し、債券も売られる 8/24 カプラン・ダラス連銀総裁 「労働市場の改善などが続けば、利上げが適切だ。タイミングは明示しないが、利上げの時期は近づいている」日経新聞とのインタビューで。 -------- 8/25 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「米経済は完全雇用に近づいており、インフレは当局の目標に向って上昇してる。利上げは正当化されると」ブルームバーグとのインタビューで。 -------- 8/26 イエレン・FRB議長 「労働市場の堅調さが続いていることや、経済活動とインフレに対する当局の見通しを考慮すると、フェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠はここ数カ月で強まったと考えられる」ジャクソンホールでの講演で。 ドル円100円台前半から→101円台後半に 8/30 フィッシャー・FRB副議長 「ぺースを選択することはできるが入ってくるデータに基づいて選ぶことになる」TV番組で。 ドル円102円台前半から→103円台に 9/5 黒田・日銀総裁 「量、質、金利の部分で拡大は十分可能」講演で。 ドル円103円台後半から103円台半ばへ下落



