2016年9月20日(火) 「日米金融会合待ち」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は日米の金融政策会合を控え小動き。引けにかけて株価が軟調だったこともあり、101円台半ばから後半で推移。
- ユーロドルは下落。1.12を割り込み、1.1162まで売られる。ユーロ円も113円台半ばまで下落し、ユーロの弱さが顕著に。
- 株式市場は3主要指標とも揃って小幅安。利上げを巡る不透明さが残り、朝方は上昇していたもののダウは3ドル安で引ける。
- 債券相場は小幅安となり、長期金利は1.71%台にやや上昇。
- 金は反発。一時は43ドルを割り込んだ原油は小幅に反発。
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9月NAHB住宅市場指数 → 65
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ドル/円 101.58 〜 101.92 ユーロ/ドル 1.1162 〜 1.1198 ユーロ/円 113.56 〜 113.94 NYダウ −3.63 → 18,120.17 GOLD +7.60 → 1,317.80 WTI +0.27 → 43.30 米10年国債 +0.019 → 1.712% 本日の注目イベント
- 豪 RBA議事録
- 日 日銀金融政策決定会合(21日まで)
- 独 独8月生産者物価指数
- 米 8月住宅着工件数
- 米 8月建設許可件数
- 米 FOMC(21日まで)
本日から日米で金融決定会合が開催され、明日にはその内容が発表されます。そのため、ドル円は上値が徐々に重くはなっているものの、101円台で推移しています。NYでは、利上げはないという見方が優勢ではあるものの、不透明感が払拭できず 株価は軟調となり、債券も小幅に売られています。明日の昼前後には日銀の決定内容が明らかになり、翌日の朝方にはFOMCの政策内容も明らかになります
日米の中銀会合が同日に行われることは、これまでにはなかったと思われます。今年から日銀の決定会合が年8回に変更されたことで、今後は同日開催もあろうかと思いますが、時差の関係で日銀の方が先に発表されることになります。今回のFOMC結果発表は22日の朝方3時ということになり、ちょうど日本の祝日にあたります。そのため場合によっては相場が乱高下することも予想され、ポジジョンの管理には十分注意が必要です。
今回の日銀会合では「総括的な検証」が行われることになっており、市場は、日銀がこれまでの政策をどのように総括し、今後の政策をどのように変更するのかに注目しています。国債購入額の増額やマイナス金利の深堀など、追加緩和を拡大させるのではないかと予想していますが、大手の金融機関では「政策変更は見送り」と予想しているところも多くあり、今回は予想が分かれています。それでも足元の雰囲気は、追加緩和を拡大するようだと市場にはやや「サプライズ」と受けとめられそうです。またFOMCで利上げが決定されたら、こちらは大きな「サプライズ」になります。
問題は市場の反応が読みにくいという点です。日銀が政策変更を見送った場合は、やはりドルが売られ、株価も下がると見られますが、それでも100円台を維持できるのかどうか。100円前後はこれまでにも何度か試していますが、全て反発しており非常に重要なサポートとして機能しています。それだけに、一旦大きく割り込むと、レンジが下抜けしたことになり、新しいレンジを形成する動きにつながる可能性があります。特に海外市場に入るとその傾向が強いように思えます。
一方、もし追加緩和の拡大を決めた場合には、ドル円が反発し、日本株は素直に上昇すると予想されます。ドル円は105円を目指すことになりそうですが、105円台は7月末を最後に約2カ月間、届いていない水準です。仮に緩和拡大でドルが買われても、この水準を抜けきれないようだと100−105円のレンジは意外に長く続くかもしれません。明日の昼までにはまだ1日あります。ポジション調整が盛んになるかもしれません。予想レンジは101円30銭〜102円30銭程度とみています。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 8/1 ダドリー・NY連銀総裁 「年内の追加金融引き締めの可能性を排除するには時期尚早だ」講演で。 -------- 8/3 エバンス・シカゴ連銀総裁 「年内に1回の利上げが恐らく適切になる可能性があるのではないだろうか」記者会見で。 -------- 8/4 カーニー・BOE総裁 「早期に行動し、経済の不確実性を減らす」量的緩和決定後の記者会見で。 -------- 8/11 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「緩和策を解除する緩やかな軌道、アクセルの踏み込み具合を極めてゆっくりと緩めることが適切だ」ワシントンポストとのインタビューで。 -------- 8/16 ダドリー・NY連銀総裁 「追加利上げが適切となる時期がじわじわと近づいている」「9月利上げもあり得る」FOXテレビとのインタビューで。 ドル円99円台半ばから→100円台半ばまで反発 8/18 グリーンスパン・元FRB議長 「金利は上昇し始めるはずで、そうなった場合は、その速さで我々を驚かせる可能性がある」ブルームバーグとのインタビューで。 -------- 8/18 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「より早期の利上げ開始が一段と円滑で緩やかな正常化プロセスを可能にするだろう」講演で。 株価が下落し、債券も売られる 8/24 カプラン・ダラス連銀総裁 「労働市場の改善などが続けば、利上げが適切だ。タイミングは明示しないが、利上げの時期は近づいている」日経新聞とのインタビューで。 -------- 8/25 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁 「米経済は完全雇用に近づいており、インフレは当局の目標に向って上昇してる。利上げは正当化されると」ブルームバーグとのインタビューで。 -------- 8/26 イエレン・FRB議長 「労働市場の堅調さが続いていることや、経済活動とインフレに対する当局の見通しを考慮すると、フェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠はここ数カ月で強まったと考えられる」ジャクソンホールでの講演で。 ドル円100円台前半から→101円台後半に 8/30 フィッシャー・FRB副議長 「ぺースを選択することはできるが入ってくるデータに基づいて選ぶことになる」TV番組で。 ドル円102円台前半から→103円台に 9/5 黒田・日銀総裁 「量、質、金利の部分で拡大は十分可能」講演で。 ドル円103円台後半から103円台半ばへ下落 9/8 ドラギ・ECB総裁 「行動する決定を正当化できるほど重大な変化はなかったというのが当局の判断だ」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.12台から1.13台へ。ドル円は101円台半ばから102円60銭まで上昇。 9/9 ローゼングレン・ブストン連銀総裁 「緩やかなペースで緩和解除を続けなければ、この回復局面は長くなるよりむしろ短くなる可能性がある」講演で。 NYダウ394ドル下落し、長期金利は上昇。ドルも売られる。 9/12 ブレイナード・FRB理事 「先制的に政策を引き締める論拠は弱まっている」講演で。 ドル円下落。NYダウは急反発



