2016年10月26日(水) 「ドル円上昇後反落」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ続伸。104円台半ばを抜き、104円87銭まで上昇したが消費者マインドなど、経済指標の悪化に反落し104円11銭までドルが売られる。
- ユーロドルは上昇する場面はあったものの、1.0851まで売られユーロ売りの流れは継続。
- 株式市場は揃って反落。消費者マインドの悪化に反応し、決算発表は強弱まちまち。ダウは53ドル安で引ける。
- 経済指標の下振れに債券相場は反発。10年国債は買われ、長期金利は1.75%台と小幅に低下。
- 金は反発し、原油はイラクが減産に難色を示したことで続落し、50ドルの大台を割り込む。
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8月FHFA住宅価格指数 → +0.7%
8月ケース・シラ−住宅価格指数 → +5.13%
10月消費者信頼感指数 → 98.6
10月リッチモンド連銀製造業指数 → −4
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ドル/円 104.11 〜 104.87 ユーロ/ドル 1.0851 〜 1.0905 ユーロ/円 113.40 〜 113.91 NYダウ −53.76 → 18,169.27ドル GOLD +9.90 → 1,273.60ドル WTI −0.56 → 49.96ドル 米10年国債 −0.009 → 1.756% 本日の注目イベント
- 豪 豪第3四半期消費者物価指数
- 米 9月新築住宅販売件数
- 米 企業決算 → コカコーラ、ボーイング、テスラ
ドル円は想定通り104円台半ばを抜き、一時は104円87銭まで上昇したが、発表された経済指標が予想を下回ったことから、絶好の利益確定の場となり104円11銭まで売られました。それでも104円台を維持できたことで、今後も緩やかなドルの上昇を見込んでいます。
ドル円は今月13日につけた104円64銭を抜き上昇したものの、10月の消費者マインド指数が「98.6」と、事前予想の「101.5」を下回ったことでドルを手放す動きが加速しました。コンファレンスボードの景気指数担当者は、「景気は短期的には拡大を続けるが、そのペースは緩やかになろう」と述べています。(ブルームバーグ)ドル円はこのところ、103円台後半から緩やかに上昇していたことで、ドルロングも溜まっていたことや、依然として105円に近づく水準では実需のドル売りが上昇を抑えたものと思われます。
米国債券が買われていますが、長期金利の下げは緩やかです。年内利上げの確率も直近では73%(ブルームバーグ)まで上昇しており、市場はかなり利上げを織り込んできたと見られます。米大統領選まで2週間を切ってきました。クリントン候補の優勢が伝えられ、ふたを開けてみるまでは分かりませんが、クリントン候補の勝利はほぼ間違いなく、これも市場の安定感につながっています。
利上げ、大統領選、さらには日経平均株価に見られるような株高と、リスクオンにつながる環境が揃ってきました。ここから一気に105円を抜けてドルが上昇することはないとしても、ゆっくりと上昇し、105円を抜ける可能性は高いと予想しています。もちろん昨日のNY市場のように、一方的にドルが買われるわけではありませんが、100円割れのリスクは徐々に遠のいています。市場参加者の相場観も徐々に修正されてきたことを考えると、下値のメドは102円程度ではないかと思います。
本日のレンジは103円80銭〜104円50銭程度を予想しています。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 9/5 黒田・日銀総裁 「量、質、金利の部分で拡大は十分可能」講演で。 ドル円103円台後半から103円台半ばへ下落 9/8 ドラギ・ECB総裁 「行動する決定を正当化できるほど重大な変化はなかったというのが当局の判断だ」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.12台から1.13台へ。ドル円は101円台半ばから102円60銭まで上昇。 9/9 ローゼングレン・ブストン連銀総裁 「緩やかなペースで緩和解除を続けなければ、この回復局面は長くなるよりむしろ短くなる可能性がある」講演で。 NYダウ394ドル下落し、長期金利は上昇。ドルも売られる。 9/12 ブレイナード・FRB理事 「先制的に政策を引き締める論拠は弱まっている」講演で。 ドル円下落。NYダウは急反発 9/23 ローゼングレン・ブストン連銀総裁 「緩やかで段階的な引き締めを今開始すべきだと考えている。今それをしなければ回復の期間の長さや持続性をより大きなリスクにさらすと懸念するからだ」講演で。 -------- 9/28 イエレン・FRB議長 「利上げにはあらかじめ決まったタイムテーブルはない」下院で証言で。 -------- 10/4 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「現時点で政策金利を1.5%以上にしておくべきだろう」講演で。 ドル円102円台後半に。株式と債券が下落し、長期金利は上昇。 10/5 ラッカー・リッチモンド連銀総裁 「金利をもっと急速に引き上げる強い論拠がある」」講演で。 ドル円103円台半ばまで上昇。 10/5 エバンス・シカゴ連銀総裁 「11月にも利上げはあり得る」講演で。 ドル高に振れる。 10/14 ダドリー・NY連銀総裁 「われわれはやがてやって来る金融引き締めの時に向って極めてゆっくりと動いている」WSJ紙で。 -------- 10/20 ドラギ・ECB総裁 「債券購入を唐突に終了する可能性は低いと思う」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.1040から1.09台前半まで下落。 10/21 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「米経済のこれまでの推移と今後の動向を踏まえると、年1回の利上げは理にかなっており、来年に複数回の利上げを実施することも妥当だ」講演で。 -------- 10/24 ブラード・セントルイス連銀総裁 (利下げは)「12月会合が最も可能性の高い時となる」記者団に。 --------



