2016年12月14日(水) 「NYダウ2万ドルが視野に」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は東京タイムの114円台後半から上昇し、115円35銭まで買われた。株価の上昇はあったものの、金利が低下したことで上値は抑えられ、115円20銭近辺で取引を終了。
- ユーロドルも1.06台で静かな動き。FOMCを控え、様子見気分が広がる。
- 株式市場は3主要指数とも揃って最高値を更新。テクニカルでは買われ過ぎを示唆しているものの、資金流入は止まらず。ダウは114ドル上昇し、2万ドルの大台が視野に。
- FOMCを控え、債券相場は小反発。長期金利はやや低下し、2.471%近辺に。
- 金は続落し1159ドル台に。原油価格は4日続伸し53ドル台に迫る。
ドル/円 114.97 〜 115.35 ユーロ/ドル 1.0606 〜 1.0667 ユーロ/円 122.15 〜 122.80 NYダウ +114.78 → 19,911.21ドル GOLD −6.80 → 1,159.00ドル WTI +0.15 → 52.98ドル 米10年国債 −0.004 → 2.471% 本日の注目イベント
- 日 日銀短観
- 日 10月鉱工業生産(確定値)
- 欧 ユーロ圏10月鉱工業生産
- 英 英11月雇用統計
- 米 11月小売売上高
- 米 11月生産者物価指数
- 米 11月鉱工業生産
- 米 FOMC 政策金利発表
- 米 イエレン議長記者会見
ドル円は115円台半ばで上昇は頭打ちでしたが、NY株式市場は続伸し、3主要指数ともに最高値を更新しました。「今回の相場はこれまでとは違う」、そんな声も聞こえてくる展開です。特に、NYダウは前日比114ドル上昇し、これで7日連続で最高値を更新しています。明日朝にはFOMCの政策発表が行われ、利上げはほぼ確実の状況の中、株式市場への資金流入が止まりません。
これで2万ドルの大台へも90ドル余りで達成です。RSIは20年ぶりの高水準にとどまっており、買われ過ぎの可能性を示唆しておりさすがに警戒感はあろうかと思いますが、見方によっては、2万ドルを達成しなければ収まらないような相場つきのようにも思えます。2万ドルは今夜にも達成する可能性がありますが、2万ドル達成か、あるいはその前で折り返すのか、あるいはさらに2万ドルを超えても緩やかに上昇を続けるのか、その辺りが注目されます。かつてグリーンスパン元FRB議長が「根拠なき熱狂」と、株式市場の浮かれ具合を戒める「名言」を残しましたが、「名議長」は足元の連騰をどのように形容するでしょうか。
ドル円は株価の上昇には追随せず、115円35銭で上値を押さえられています。もっとも、その後はいつものような大幅な下落は起こっていませんが、明日朝のFOMC待ちといったところでしょうか。NYの株価が上昇を続けているうちは、ドル円の大幅下落は望めません。現在の金融市場全体の動向を決定しているのは株式市場です。株価の上昇が債券の下落につながり金利上昇をもたらし、これがドルを支える構図になっています。従って、もしドル円に大幅な調整があるとすれば、株価の「大幅下落」がトリガーになると考えます。
いよいよ明日の朝にはFOMCの政策発表があります。日本時間の朝方4時に声明と経済予測が発表され、4時半からイエレン議長の記者会見が予定されています。FOMCメンバーが予想する2017年の金利予測分布(ドットチャート)と、その後の記者会見でイエレン議長が、トランプ次期大統領が掲げる最大1兆ドル(約115兆円)規模のインフラ投資や減税、規制緩和といった経済政策の影響をどう評価するかも注目されます。(ブルームバーグ)
本日のレンジは上記イベントを踏まえて、114円20銭〜116円程度を予想しますが、株価が乱高下するようなら、どちらも抜ける可能性があります。株式をしこたま買った投資家やファンドが、材料出尽くしと判断して売りに出るのかどうかも注目されます。

私が長年開催しているセミナーを通して発見した、初心者が陥りやすい間違えや、理解しにくいことなどを分かりやすくまとめた、一冊の本が出版されました。
より多くの投資家の方々にFXで成功してもらいたい!そんな思いを込めて書かせていただきました。セミナーに参加された方も、そうでない方もぜひ一度読んでみてください。●タイトル:チャートがしっかり読めるようになるFX入門 ●出版社: 翔泳社
●著者:佐藤正和 ●160ページフルカラー ●定価:1,300円+税What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 11/3 オバマ・大統領 「私たちには、結果についてほのめかしたり、不完全な情報に基づいて捜査をしたりしない規範がある」米ニュースサイトのインタビューで。 -------- 11/4 フィッシャー・FRB副議長 「最近のデータを見ると、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ引き上げの論拠が一段と強まったというのがわれわれの見立てだ」講演で。 -------- 11/29 パウエル・FRB理事 「今月開催された前回の会合以降、フェデラルファンド(FF)金利引き上げの根拠は明らかに強まった」講演で。 -------- 12/1 メスター・クリーブランド連銀総裁 「追加利上げは賢明な措置「労働市場は現在、基本的には完全雇用の状態にある」講演で。 -------- 12/5 ダドリー・NY連銀総裁 「通貨の強さは概して、私が特に懸念するような状況ではない」CNBCとのインタビューで。 -------- 12/8 ドラギ・ECB総裁 「見通しが悪化、もしくは金融環境がインフレ回復の進展と相容れないものになった場合、プログラムの期間延長や規模拡大を実施する方針だ」「ECBの量的緩和はある意味オープンエンド、状況次第だ」。QU縮小決めた後の記者会見で。 ユーロ上昇後急落1.0873→1.06前後まで売られる。



