今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2016年12月19日(月) 「ドル円118円を挟んでもみ合い」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は118円台半ばまで上昇したものの、米国の無人潜水機問題で円が買われ、117円46銭まで下落。その後は118円近辺まで戻して越週。
  • ユーロドルは1.04台で堅調に推移。ドルが売られて、1. 04台後半までユーロが買い戻される場面もあったが、上値は押えられ1.04台前半で取引を終える。
  • 株式市場は反落。クリスマス休暇前に利益を確定しようとする動きもあり、2万ドルの大台を前に足踏みが続く。ダウは8ドル下落し、主要指数は揃って下落。
  • 債券相場は横ばい。中国海軍が米国の無人潜水機を接収したことで買われたが、小幅高に留まった。
  • 金は反発し、原油価格も1ドル上昇。

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    11月住宅着工件数 → 109万件
    11月建設許可件数 → 120.1万件
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    ドル/円 117.46 〜 118.40
    ユーロ/ドル 1.0400 〜 1.0474
    ユーロ/円 122.83 〜 123.49
    NYダウ −8.83 → 19,843.41ドル
    GOLD +7.60 → 1,137.40ドル
    WTI +1.00 → 51.90ドル
    米10年国債 −0.008 → 2.592%

    本日の注目イベント

    • 日 11月貿易収支
    • 中 中国 12月新築住宅価格
    • 独 独12月IFO景況指数

    ドル円は118円台で推移し118円40銭まで買われ、トランプラリーが依然として継続していると思われますが、先週金曜日は、中国海軍が米海軍調査船の無人潜水機を南シナ海で接収したとの報道を受け、円が買われる場面がありました。今朝の報道では中国は同機を返還するようですが、今回のトラブルでは市場への影響はそれほど大きなものにはならなかったようです。

    NYダウは2万ドルの大台を前に足踏みをしており、こちらもクリスマス休暇ムードが漂う中、今週中にも2万ドルに乗せられるのかどうかが注目されます。もし2万ドルの大台を達成するようだと、債券価格が下落し、金利上昇に伴い、ドル円も119円を目指す動きになりそうです。ただ、それでも今週は利益確定の売りが出るのではないかとの見方もあります。欧米はクリスマスムード、日本もショートウィークエンドで参加者が減り動きが閑さんになりそうですが、例年とは異なり、レベルがレベルだけに、気を抜けない週になりそうです。

    ここ数日は118円を挟んだ動きが続いています。118円台半ば近辺から上値は重いように見られる一方、117円台半ばからは底堅い動きを見せています。117円50−118円50銭のレンジをどちらに抜けるかが、今週から年末にかけてのトレンドを決定するような気もします。

    本日は株価もやや軟調に推移するのではないかと予想していますが、ドル円も下値を試すのではないかと見ています。仮にドルが売られた場合、上記117円台半ばが維持できるかどうかがポイントになりそうです。もっとも、いつものように朝方は売られてもその後下げ渋って、118円台に戻すことも考えられますが、トランプラリーの息が思いのほか長く、このまま越年ということも考えられなくもありません。

    今週は米GDP確定値やPECコアデフレータなどの経済指標が発表されます。金利上昇が鮮明になってきた状況下で、住宅関連指標の内容にも注目が集まりそうです。本日のレンジは117円30銭〜118円30銭程度を予想します。

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    What's going on?

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時発言者内容市場への影響
    11/3 オバマ・大統領 「私たちには、結果についてほのめかしたり、不完全な情報に基づいて捜査をしたりしない規範がある」米ニュースサイトのインタビューで。 --------
    11/4 フィッシャー・FRB副議長 「最近のデータを見ると、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ引き上げの論拠が一段と強まったというのがわれわれの見立てだ」講演で。 --------
    11/29 パウエル・FRB理事 「今月開催された前回の会合以降、フェデラルファンド(FF)金利引き上げの根拠は明らかに強まった」講演で。 --------
    12/1 メスター・クリーブランド連銀総裁 「追加利上げは賢明な措置「労働市場は現在、基本的には完全雇用の状態にある」講演で。 --------
    12/5 ダドリー・NY連銀総裁 「通貨の強さは概して、私が特に懸念するような状況ではない」CNBCとのインタビューで。 --------
    12/8 ドラギ・ECB総裁 「見通しが悪化、もしくは金融環境がインフレ回復の進展と相容れないものになった場合、プログラムの期間延長や規模拡大を実施する方針だ」「ECBの量的緩和はある意味オープンエンド、状況次第だ」。QU縮小決めた後の記者会見で。 ユーロ上昇後急落1.0873→1.06前後まで売られる。
    12/14 FOMC声明文 「なお緩和的な金融政策は労働市場がやや一層の力強さを増すことと、インフレ率2%への回帰を支えていく」 ドル円115円 → 117円40銭近辺に上昇
    12/14 イエレン・FRB議長 「利上げは経済の前進に対する信頼の反映であり、市場金利への影響は小さいものにとどまるだろう」「われわれが後手に回っているとは判断していない」FOMC後の記者会見で ドル円115円 → 117円40銭近辺に上昇
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和