今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年12月24日(水)




おはようございます。


昨日23日付けのウオールストリ−トジャーナルは一面トップで

「トヨタ自動車営業赤字に転落」と報じていました。

世界最強の自動車メーカーであるトヨタも過去70年で初の営業赤字になり、

世界中の自動車メーカーが同様に非常に厳しい経営環境に直面していると

報道しています。

しかし同時に目についたのは、すぐ下に「トヨタ来月開かれるデトロイトモーターショーで

小型の電気自動車を出品」という記事でした。

厳しい環境の中でも常に消費者のニーズにあった製品を開発し、提供していくトヨタと

これまでそれを怠ってきた米ビッグスリーの違いをう浮き彫りにしたような記事でした。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY時間朝8時半に発表された7-9月期GDP確報値は速報値と同じマイナス0.5%と なり、ドル円は90円丁度の取引でオープン。
  • 薄商いの中、90円20−30の取引が続いていましたが、ドルが欧州通貨に対して 強含む展開になると円も連れ安となり、91円目前までドル安が進みました。
  • この日は住宅関連の指標が相次ぎ発表されましたが、いづれも住宅市場の低迷を 示すものとなり、NYダウがこれらに反応し、五日続落となりました。
  •  OFHEO住宅価格指数 → 前月比マイナス1.1%
  •  ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 60.1(市場予想を若干上回る)
  •  11月中古住宅販売件数 → マイナス2.9%
  •  11月新築住宅販売件数 → マイナス8.6% 
  •  個人消費 →ー3.8%

ドル/円89.96 〜 90.99
ユーロ/円125.82 〜 126.99
NYダウ−100.28 → 8,419.49ドル
GOLD−9.10 → 838.10ドル
WTI−0.93 → 38.98ドル
米10年国債+0.008 → 2.181%


本日の注目点

  • 米  11月個人消費支出  
  • 米  11月耐久財受注        

米長期金利が急落し、同時に住宅価格も下落が続いてているにも関わらず

米住宅販売が低調です。

新築住宅販売は1991年の水準にまで落ち込んでいます。

この日発表の11月新築住宅販売件数は40万7千戸と四ヶ月連続の前月比マイナスを

記録し、同時に10月の販売売件数も下方修正されています。

また、連邦住宅公社監督局(OFHEO)指数もマイナス幅を拡大しており、

依然として米住宅市況が底入れしていないことが確認されました。

このままでは資産デフレが進む可能性が高いといえます。


株式市場ではこれらの指標に反応し100ドルほど値下がりしましたが、為替のほうでは

むしろドル高が進みました。

ユーロドルが1.39前半まで売られドル高が進んだことで、円も連れ安、二週間ぶりに

91円を伺うレベルまで円が売れらています。

クリスマス休暇前で参加者が少ない中、年末を控えドルの買戻しが優勢だったようですが、

ここから93円までの水準が、テクニカル的にも抵抗線(抵抗帯)があり重要なレベルでしょう。

個人的には、この水準を抜け切るのは難しいと考えています。

自動車を中心とした輸出企業は社内レートを90円ー95円にシフトしてきており、

確実に実需のドル売りの持ち込まれるレベルです。

現状の相場観と併せドルの売り場を探る展開を予想しています。


Merry Christmas !! 

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What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
12/4 トリシェ ECB総裁 「金融市場そして経済の動きを注意深く見守る。」「(経済の)下振れリスクがある。」利下げ後の記者会見で -----
12/7 オバマ次期大統領 「雇用が記録的に減っている時に、自動車産業が崩壊するのは受け入れられない。」シカゴでの記者会見で。 NYダウ大幅上昇。 /td>
12/12 ホワイトハウスペリーノ報道官 「金融安定化法の活用も検討する。」 アジアで88円10銭を記録したドル円は91円台まで上昇。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和