2017年1月30日(月) 「NYダウ上昇一服」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は115円38銭まで上昇したが、GDPや耐久財受注が低調だったことで反落。114円75銭まで売られ115円台に戻して引ける。
- ユーロドルは1.06台から1.07台前半まで買われたが 値動きは緩慢。
- 株式市場は上昇が一服。ダウは7ドル下落したが、ナスダックは5ポイント上昇し、最高値を更新。
- 債券相場はほぼ変わらず。長期金利は2.48%台に。
- 金は続落し、原油価格も反落。
10−12月GDP(速報値) → 1.9%
12月耐久財受注 → −0.4%
1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値) → 98.5
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| ドル/円 | 114.75 〜 115.38 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.0673〜 1.0725 |
| ユーロ/円 | 122.83 〜 123.31 |
| NYダウ | −7.13 → 20093.781ドル |
| GOLD | −1.40 → 1,188.40ドル |
| WTI | −0.61 → 53.17ドル |
| 米10年国債 | −0.002 → 2.480% |
本日の注目イベント
- 独 独1月消費者物価指数(速報値)
- 欧 ユーロ圏1月消費者信頼感(速報値)
- 米 12月個人所得
- 米 12月個人支出
- 米 12月PCEコアデフレータ
- 米 12月中古住宅販売成約指数
ドル円は先週末のNY市場で115円38銭まで上昇したものの、114円台に押し戻され、今朝は下方に「窓」を開けて取引が開始されています。「4時間足」の120日線が115円台前半にあり、この移動平均線に抑えられた形になっています。
トランプ大統領は精力的に各国首脳と電話会談を行い、2月10日には日米首脳会談が行われることになりました。ロシアのプーチン大統領とは関係修復を印象付ける会談だったようで、米ロ関係が改善するとの見方が強まっています。一方、米国への入国を制限する大統領令に署名したことで、空港では混乱が続いているとの報道です。これに対してカナダやドイツの首相は非難や懸念を表明しています。いずれにしても、就任してまだ一週間しかたっていない中、既にトランプ色を前面に出している印象です。ここから連想されることは、選挙運動中の公約も実際に行われる可能性が極めて高いということになります。
米国の第4四半期GDPは「1.9%」と、市場予想の「2.2%」から減速していました。個人消費は堅調だったものの、項目別では純輸出の寄与度がマイナス1.7ポイントで、これが予想を下回った主因だったようです。ただトランプ効果への期待もあり、今年度は再び高水準を維持できるとの見方が大勢です。
今週は、米国では明日からFOMCが開催され、1日には声明文が発表されます。イエレン議長の記者会見は予定されていないことから、利上げは見送られると思われますが、ここで今月の講演で述べたように「2019年末まで、年2〜3回の利上げが妥当」といった文言があるのかどうかが注目されます。また、FOMCメンバーである一部地区連銀総裁が言及しているように、満期になった国債やMBSの元本を再投資することを止めるべきだとの意見に対して、どのような政策変更があるのかと言う点にも注目です。
ドル円は112円を割り込まずに切りかえし、115円台半ばまで上昇しました。トランプ大統領による、円安批判のリスクは残っているものの、ひとまず112〜115円台が落ち着き所のようにも思えます。それでも今後、日銀金融政策決定会合やFOMC、さらには日米首脳会談など重要なイベントが控えていることから、まだ相場が安定するかどうかは予断を許しません。
本日はFRBがインフレ指標として注目しているPCE・コアデフレータが発表されます。予想レンジは114円20銭〜115円50銭程度にしたいと思います。

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What's going on?
「What's going on ?」とは・・・会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 12/1 | メスター・クリーブランド連銀総裁 | 「追加利上げは賢明な措置「労働市場は現在、基本的には完全雇用の状態にある」講演で。 | -------- |
| 12/5 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「通貨の強さは概して、私が特に懸念するような状況ではない」CNBCとのインタビューで。 | -------- |
| 12/8 | ドラギ・ECB総裁 | 「見通しが悪化、もしくは金融環境がインフレ回復の進展と相容れないものになった場合、プログラムの期間延長や規模拡大を実施する方針だ」「ECBの量的緩和はある意味オープンエンド、状況次第だ」。QU縮小決めた後の記者会見で。 | ユーロ上昇後急落1.0873→1.06前後まで売られる。 |
| 12/14 | FOMC声明文 | 「なお緩和的な金融政策は労働市場がやや一層の力強さを増すことと、インフレ率2%への回帰を支えていく」 | ドル円115円 → 117円40銭近辺に上昇 |
| 12/14 | イエレン・FRB議長 | 「利上げは経済の前進に対する信頼の反映であり、市場金利への影響は小さいものにとどまるだろう」「われわれが後手に回っているとは判断していない」FOMC後の記者会見で | ドル円115円 → 117円40銭近辺に上昇 |
| 12/20 | ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 | 「トランプ次期政権下でどのような政策が実施されるか、不確実性は強いものの、見通しのリスクを巡る私の見解はややシフトしたというのが主な結論だ」NYタイムズ紙とのインタビューで。 | -------- |
| 1/9 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「米財政政策に関する不透明感を踏まえれば、次の利上げはやや時期尚早だ」講演で。 | -------- |
| 1/16 | トランプ・次期米大統領 | (EU離脱は)素晴らしいものになる。英国民は自身の独自性を求めた。難民受け入れを押しつけられなければ、EU離脱はなかっただろう」ツイッターで。 | -------- |
| 1/17 | トランプ・次期米大統領 | ドルは既に「強すぎる」WSJ紙とのインタビューで。 | ドル円113円台から112円台に。 |
| 1/17 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「景気拡大が向く数年にわたって続くと楽観している」講演で。 | -------- |
| 1/18 | イエレン・FRB議長 | 「私と同僚の大半が、先月、2019年末にかけて年数回の利上げを予想していた。」講演で。 | ドル円113円台半ばから114円台半ばへ上昇 |
| 1/19 | ムニューチン・次期財務長官 | 「長期的には強いドルが重要だ」「ドルは非常に、非常に強い」「(中国を為替操作国への認定を勧告するかとの質問に対して)私はそうするだろう」公聴会で。 | ドルが乱高下 |
| 1/23 | トランプ・米大統領 | 「雇用を米国外に移す企業には極めて大規模な国境税を課す」 | ドル円113円台から112円台に。 |
| 1/23 | ムニューチン・次期財務長官 | 「過度に強いドルは短期的にマイナスの影響を与える可能性がある」上院議員からの質問に書簡で答える。 | ドルが売られる。 |



