今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年12月29日(月)




おはようございます。


「埋蔵金」・・・・。最近新聞紙上を賑わせている言葉です。

この言葉が流行したのは財務官僚の高橋洋一氏(現東洋大学教授)が

その著書「さらば財務省」の中で使ったのがきっかけです。

平たく言えば「隠し金」のことですが、高橋氏が国には膨大な埋蔵金があると

指摘した際、財務省高官も与謝野経済財政政策担当大臣も完全に否定していました。

ところが、いつのまにかこの埋蔵金が表舞台に出てきて、2009年度一般予算では

埋蔵金11兆円を取り崩して財源に充てるという。

あれだけ無いといわれていた埋蔵金が実際にはあって、今ではこの原資なしには

予算が組めないところまで来ています。

何故「ない」と言ったのかの説明もなしにです。

やはり日本は不思議な国です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場での休場とクリスマス休暇明のため全般的に市場は閑散でした。
  • そんな中、民間調査会社によるクリスマス商戦のデータが発表され、予想以上の 低調ぶりに、ドル、株式とも下落する場面がありましたが、限定的でした。
  • FRBはGM系の金融子会社GMACの銀行持ち株会社化を承認。市場ではこれが 好感され、ドル円は90円後半まで、NYダウは小幅上昇して引けました。
  •  また、日本の鉱工業生産指数が記録的な下落を示したことも、円売りドル買いに 繋がったようです。

ドル/円90.39 〜 90.81
ユーロ/円127.10 〜 127.72
NYダウ+47.07 → 8,515.55ドル
GOLD+23.20 → 871.20ドル
WTI+2.36 → 37.71ドル
米10年国債−0.048 → 2.137%


本日の注目点

  •  特に経済指標の発表はありません。            

GMが49%出資する金融会社GMACが銀行持ち株会社への移行を

認められたことは、GMにとって吉報です。

これにより、GMACはFRBより資金供給や資本注入を受けられることになり

GMの経営再建は依然厳しいものの、足かせが一つ取れたことになります。

米民間調査会社によると、今年のクリスマス商戦は過去最悪だったそうです。

一年の半分以上をこの時期に稼ぐ米小売業界にとって、相当深刻な状況のようです。

やはりキーワードは「雇用」「住宅」「個人消費」の三つのようです。

そのうちの一つ「住宅」関連の指標が明日発表されます。

「S&Pケースシラー住宅価格指数」です。

先月発表された9月の同指標はマイナス17.4%と過去最大規模の下落幅でした。

今回はこの数字を更に上回るのかどうかが注目されています。

その意味では本年度最後の重要経済指標といえます。



この数日90円台での取引が続いていますが、クリスマス休暇明けの本日から

いよいよ全員参加の市場が再開です。

ドルの上値は92円〜93円程度かと観ていますが、その前に上記三つのキーワードの悪化を背景に

90円を再び割り込み、ドルが下落する可能性のほうが高いと思います。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
12/4 トリシェ ECB総裁 「金融市場そして経済の動きを注意深く見守る。」「(経済の)下振れリスクがある。」利下げ後の記者会見で -----
12/7 オバマ次期大統領 「雇用が記録的に減っている時に、自動車産業が崩壊するのは受け入れられない。」シカゴでの記者会見で。 NYダウ大幅上昇。 /td>
12/12 ホワイトハウスペリーノ報道官 「金融安定化法の活用も検討する。」 アジアで88円10銭を記録したドル円は91円台まで上昇。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和