今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年1月7日(水)




おはようございます。

昨日の新聞にイギリスの名門洋食器メーカーのウエッジウッド社が破綻

した記事が載っていました。

同社のコーヒーカップは日本でも有名で、皆さんも自宅に

一客はお持ちではないでしょうか。

ウエッジウッド社の設立は1759年だそうです。

われわれ金融の世界は100年に一度の危機ですが、

同社にとっては250年に一度の危機だったようです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

    欧州市場でのドル高を受け、ドル、株式、共に小堅っかりでオープン。
  • 12月ISM非製造業景況指数は40.6と前月より3.3ポイントの改善を見せたことで、 ドル円はこの日の高値94円65までドル高が進みました。
  • その後、11月中古住宅販売予約指数がー4.0%、11月製造業受注があー4.6%と いずれも悪化を示したため、利食いのドル売りで再び93円台へ下落。
  • FOMCの議事録では一部の委員から、行き過ぎたインフレ率に低下を懸念する意見や、 景気の下振れリスクは大きいとの意見が交わされたとの内容でしたが、市場への影響は 無かったようです。

ドル/円93.63 〜 94.65
ユーロ/円125.63 〜 127.14
NYダウ+62.21 → 9,015.10ドル
GOLD+8.20 → 866.00ドル
WTI−0.23 → 48.58ドル
米10年国債−0.036 → 2.452%


本日の注目点

  • 英  BOE金融政策委員会  
  • 米  12月ADP雇用者数            

年初から意に反して(?)ドル高が進んでいます。

昨日のNYでは94円台半ばまでドル高が進みました。

その背景にあるのはー

● 矢継ぎ早に景気対応策を打ち出してくるオバマ新政権への期待感。

● ユーロの利下げ観測が急速に高まったことでドル高・ユーロ安が先行し、それに引っ張られる形で

  円安が進んでいる。(実際、ここ数日のドル高は欧州市場で形成されており、NY

  市場での値動きは限定的です。)

● 昨年末より今年のドル安を想定したポジションの偏り、バイアスがかかっていたこと。

このあたりに原因がありそうで、米国のファンダメンタルズの改善によるものでない

ことは明らかです。

さて、ドル円は95円を超えることは無かったものの、テクニカル的には買いシグナルが

点灯中です。

このまま大きく下押しすることなく利食いのドル売りをこなしながら上昇するのか、

あるいは95円の壁を越えられずにずるずると下落基調に戻っていくのか、重要な

ポイントにいると思われます。

95円を大きく上回るとストップロスのドル買いも予想されドル上昇に弾みがつく

可能性もありますが、ここは暫く次の動きが明らかになるまで状況を見極めたいと

思います。

その場合、やはり昨日1.34の水準で下げ止まったユーロドルが反発に向かうのか

どうかもポイントになり、次回、あるいはその次のECB理事会での追加利下げは

ほぼ市場に織り込まれたでしょう。

個人的には依然としてドルの下落リスクは高いと考えております。

週末の雇用統計では失業率7%、雇用者数はマイナス50万人前後と

予想されており、米雇用環境の厳しさに変化はないものと思われます。

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2008年12月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 イエレン サンフランシスコ連銀総裁 「通常の景気後退よりも下降局面が深く長くなりそうだ。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/4 フェルドシュタイン前全米経済研究所所長 「第二次大戦後のどの下降局面よりも厳しい。」サンフランシスコの講演で。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和