2017年5月26日(金) 「原油価格OPEC総会を終え急落」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は111円台で膠着。株価は上昇したものの原油価格が下がり、材料も強弱混在。小動きの中、111円台半ばから後半で推移し、値幅も30銭に留まる。
- ユーロドルも前日と同じような値動きで1.12を挟んだもみ合い。
- 株式市場は揃って6日続伸。小売企業の決算が良好で、相場を押し上げた。ダウは70ドル上昇し、過去最高値に接近。
- 債券相場はほぼ変わらず。7年債入札は好調だったものの、ボラティリティが低下し、長期金利の水準もほぼ変わらず。
- 金は小幅に反発。原油価格は大幅に反落。OPEC総会では減産延長が決まったが、材料出尽くしと、目新しさがなかったことで大きく売られる。引け値は前日比2.46ドル下げ、一気に48ドル台に。
新規失業保険申請件数 → 23.4万件
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| ドル/円 | 111.66 〜 111.96 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.1194 〜 1.1226 |
| ユーロ/円 | 125.21 〜 125.48 |
| NYダウ | +70.53 → 21,082.95 |
| GOLD | +3.30 → 1,256.40ドル |
| WTI | −2.46 → 48.90ドル |
| 米10年国債 | +0.005 → 2.255% |
本日の注目イベント
- 日 4月消費者物価指数
- 欧 G7サミット(イタリア、タオルミナ)
- 米 1−3月GDP(改定値)
- 米 4月耐久財受注
- 米 5月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演(都内)
ドル円は上も下も攻めにくい展開が続いています。今夜の海外市場を残してはいるものの、今週はほぼ111−112円の狭いレンジ内で推移しています。一方ユーロドルも、1.12台半ばを超える水準まで買われたものの、その後はやや上値が重くなってきました。しかし、それでも下値は硬く、1.20を挟んだ水準で一進一退の展開です。
昨日の金融市場の話題は、原油と株式市場に尽きます。OPEC総会がウイーンで行われ、予想通り減産合意が2018年3月末まで延長されましたが、減産量に変化がなかったことと、特段目新しいこともなかったことから大きく売られました。まさに「BUY ON RUMOR SELL ON NEWS」通りの展開になりました。WTI原油価格は前日比2ドル46セント下げ、一気に48ドル台まで売られ、10日前の水準まで下げています。
原油価格の大幅下落は、株式の下落にもつながり易く、株価下落がドル円を押し下げることがまま見られます。しかし昨日は米小売企業の決算発表が良好で、これが原油安を飲み込んだ形となり、消費関連銘柄を中心に主要3指数とも揃って続伸しています。ナスダックとS&P500は最高値を更新し、ダウも最高値に接近して来ました。
そんな中、為替はやや蚊帳の外といった状態です。昨日のドル円は動きも鈍く、緩やかに買われる場面はあったものの、112円にも届いていません。この近辺には短期的な動きを示す「1時間足」の雲の上限があり、また、比較的しっかりした抵抗線と言われる「200時間線」もあり、ここ数日はこの移動平均線が上値を抑えているものと見られます。同時に、「1時間足」では下値も徐々に切りあがっていることから「三角保ちあい」(さんかくもちあい)を形成しつつあります。この「三角保ちあい」は、どちらかに抜けた方向に大きく値を伸ばすと言われていますが、「1時間足」であることから、抜けた場合でもどの程度同じ方向に動くのかは見極めにくい状況です。
本日も特段の突発的なニュースがない限り大きな動きは想定できません。1−3月期のGDP確定値が発表されるため、この結果が注目されますが、大きな変動要因にはなりにくいと思われます。予想レンジは111円10銭〜112円10銭程度と、昨日と変わりません。
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「籠池問題」が収まったと思ったら、今度は「加計問題」。文科省の天下り問題で、現職次官が辞任したと思いきや、今度は週刊文春が加計学園の獣医学部新設を巡る文書は本物だと、辞任した次官の独占記事を掲載し、昨日は同氏が記者会見を開いています。世の中が混沌としてきました。事実は一つしかないのに、国会承認喚問を経てもうやむや。われわれ一般国民は、何を信じればいいのか分からなくなっています。その文春にしたって、これまでのスクープは不正な手段で行われていたと新潮に暴露されました。今回の加計問題も、「朝日対読売」との噂も・・・・。何が何だか、ますます分からなくなりました。良い週末を・・・・・。

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What's going on?
「What's going on ?」とは・・・会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 4/3 | マクロン・前経済相 | 「決戦投票でルペン氏は勝てないという人々は、トランプ氏の勝利はあり得ないと言っていた人たちと同じだ」ルモンド紙とのインタビューで、ルペン氏の勝利の可能性も排除できないとの認識を示す。 | -------- |
| 4/5 | FOMC議事録 | 「大部分の参加者は、フェデラルファンド(FF)金利の漸進的な上昇が継続すると予想し、FOMCの再投資政策の変更が年内に適切になる可能性が高いと判断した」 | ドル円111円台半ばから110円台半ばへ。NYダウ高値から200ドルを超える下落。 |
| 4/10 | イエレン・FRB議長 | 「以前は、われわれは可能な限り活力を米経済に与えようとアクセルを踏み込まなければならなかったが、現在はアクセルを強く踏むほどではない」講演で。 | -------- |
| 4/12 | トランプ大統領 | 「ドルは強くなりすぎていると思う。これはある程度私のせいでもある。人々が私を信頼しているためだ。しかし、これは痛手となっている。最終的に痛手となる」「中国は為替操作国ではない」 | ドル円109円台後半から108円台後半へ。 |
| 4/17 | ムニューチン・財務長官 | 「長期的に見てド強いドルは良いことだ」FT紙とのインタビューで。 | ドル円108円台半ばから109円台に |
| 4/17 | ペンス・米副大統領 | 「北朝鮮への戦略的忍耐は終わった」韓国での記者会見で。 | -------- |
| 4/27 | ドラギ・ECB総裁 | 「成長が改善しているのは事実で、状況はますます良くなっている」「基調的な物価上昇圧力は依然として弱く、確信できるような上昇トレンドが見られていない」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 | ユーロドル下落 |
| 5/4 | FOMC声明文 | 「1−3月の減速は一時的な可能性が高い」 | ドル円112円台から113円台に |
| 5/8 | メスター・クリーブランド連銀総裁 | 「当局が目標に向かって前進し続けている今の環境では、金利を引き上げる必要がある。そうしなければ後れをとることになり、その結果は決して良いとはいえないものとなる」ブルームバーグとのインタビューで。 | -------- |
| 5/10 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「経済が私の予測通りに進展するとの想定で、バランスシートの規模は緩やかな縮小とともに、年内残り3回政策金利を引き上げるのはなお妥当だ」講演で。 | ドル円上昇し、114円台に |
| 5/11 | コンスタンシオ・ECB副総裁 | 「拙速な金融緩和の縮小よりも、緩和的な政策を長く続ける方がリスクが少ない」インタビューで。 | -------- |
| 5/22 | メルケル・独首相 | 「ユーロは弱すぎる。これはECBの政策が理由だ。これによってドイツ製品が相対的に安くなっている。従って、ドイツ製品はよく売れている」 | ユーロドル1.11台後半から1.1264まで上昇 |



