今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2017年7月18日(火)


本日のアナリストレポートは執筆者の都合により休載させて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。






2017年7月14日(金) 「ユーロ円128円台半ばまで反落」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • やや材料不足と、この日はクロス円が取引の中心だったこともありドル円は小動き。前日112円台後半までドル安が進んだが、この日は終始113円台前半から半ばで推移。
  • ユーロドルは反落し1週間ぶりに1.13台まで売られる。特段材料はなかったものの、利益確定の売りに押される。ユーロ円も128円台半ばまで下落。
  • 株式市場は続伸。イエレン議長の証言で引き続き利上げは緩やかなものになるとの見方が支えに。ダウは20ドル上昇し、連日の最高値更新。
  • 債券相場は反発。30年債入札がやや不調だったことで、10年債も小幅に売られる。長期金利は2.34%台へと上昇。
  • 金は反落。原油価格は続伸し46ドル台を回復。
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 6月生産者物価指数 → +0.1%
 新規失業保険申請件数 → 24.7万件
 6月財政収支 → −902億ドル
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ドル/円 113.12 〜 113.47
ユーロ/ドル 1.1382 〜 1.1419
ユーロ/円 128.49 〜 130.05
NYダウ +20.95 → 21,553.09
GOLD −1.80 → 1217.30ドル
WTI +0.59 → 46.08ドル
米10年国債 +0.027 → 2.344%

本日の注目イベント

  • 日 5月鉱工業生産(確定値)
  • 米 6月消費者物価指数
  • 米 6月小売売上高
  • 米 6月鉱工業生産
  • 米 6月設備稼働率
  • 米 7月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米 カプラン・ダラス連銀総裁講演(メキシコ)
  • 米 企業決算 → JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティーグループ

前日のNY市場に続き、昨日の東京市場でも113円割れがあり、112円86銭辺りまで円が買われましたが、113円割れではドル買いが優勢で、今のところ底堅い水準になっています。もっとも、それでも上値は113円台半ば辺りで抑えられ、次の材料待ちといった雰囲気です。特に昨日のNY市場ではドル円は蚊帳の外で、クロス円の利益確定の取引が活発だったようです。

ユーロ円は一時128円台半ばまで売られ、直近高値から2円以上の下落です。ポンド円も148円台がなかなか抜け切れなく、これでトリプルトップを確認する動きになっています。そんな中、豪ドル円が堅調です。昨日は87円台半ばをしっかりと超え、3月に記録した高値を抜いて来ました。これで目先のターゲットは2月16日につけた88円17銭近辺ということになります。

テクニカルで観ても、「日足」「週足」ともに雲抜けを完了させており、単純移動平均線も上昇トレンドを完成させようかという形状を見せています。経済データでもNBA企業信頼感や、ウエストパック消費者信頼感などが好転しており、まだ利上げ観測が高まる段階ではないとしても、根強くあった利下げ観測は後退したとみられます。今後もドル円が大きく円高に振れないという前提に立てば、底堅く推移するものと予想しています。

ECBのドラギ総裁は、8月下旬に米ワイオミング州ジャクソンホールで行われる年次シンポジュームに出席するようです。このシンポジュームは、カンザスシティー連銀が主催するもので毎年中央銀行総裁や著名エコノミストなどが参加し、講演を行うことで有名です。今年もドラギ総裁が参加することで、ECBの量的緩和縮小に関する手掛かりがつかめるかもしれないということで注目されそうです。シンポジュームは8月24〜26日まで開催されます。

イエレン議長は公聴会で引き続きインフレ率の不確実性について述べています。今後数カ月FOMCではこのデータを注視するとも述べていました。本日は6月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。前月比では「0.1%」、前年比では「1.7%」と予想されていますが、原油価格が下落傾向の中、どのような数字が出てくるのか、これまでよりも注目度が高いと思われます。本日はこれ以外にも、ミシガン大学消費者マインドや小売売上高など、重要な指標発表があります。レンジは112円80銭〜114円程度を予想しますが、経済データが上振れし114円台をテストしても、そのまま114円台を維持して戻って来るのはまだ難しそうなイメージです。


この欄でもたびたび登場する、米投資家ウォーレン・バフェト氏がまたまた登場です。氏の慈善財団への寄付は有名ですが、今回発表になった寄付は、2017年の過去最大分を含めて総額270億ドル(約3兆8千億円)にもなるそうです。多くは株式によるものだそうです。投資収益も桁違いですが、寄付金額も桁違いです。因みに神奈川県の昨年度の予算総額が3兆7千億円くらいでしたので、いかに巨額か、その大きさが分かります。良い週末を・・・・・。

What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時     発言者     内容   市場への影響   
6/8 ドラギ・ECB総裁 「忍耐が必要だ。引き続き、われわれの金融政策で回復を支えていかなければならない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.125近辺から1.12割れに
6/14 FOMC声明文 「委員会は現在、経済が概ね予想通りに進展するとの想定で、バランスシート正常化プログラムの年内開始を見込んでいる」 ドル円108円台から109円台に
6/14 イエレン・FRB議長 「経済が予想通り進展すれば、年内のプロセス開始に向けた環境は整うはずだ」利上げ後の記者会見で。 ドル円108円台から109円台に
6/19 ダドリー・NY連銀総裁 「(米景気は)実際のところまだ長く継続すると強く確信している」講演で。 ドル円111円から111円台半ばまで上昇
6/20 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「長期にわたる低金利は将来の金融ショックやリセッションへの金融政策の対応能力を低下させる」講演で。 --------
6/27 イエレン・FRB議長 「金利は非常にゆっくりと引き上げるのが目標達で適切になるとの考えは、これまでに極めて明確にしている。(一部の資産については)高くみえるが、確信はない」ロンドンでの講演で。 ドル円111円台後半からから112円台半ばへ。株価は急落。
6/27 ドラギ・ECB総裁 「今は全ての兆候がユーロ圏の回復の強さ増し、裾野が広がっていることを示している。デフレ圧力はリフレの力に置き換わった」年次総会で。 ユーロドル1.12台から1.1350に。米独の債券は急落。
7/6 バイトマン・ドイツ連銀総裁 「景気回復の持続が金融政策正常化の展望を開く」 ユーロドル1.13台から1.1425に。米独の債券は下落。
7/8 メルケル・ドイツ首相 「不一致の分野があったことを隠すべきではない。首脳宣言に合意が成立しなかった分野を反映させる必要がある」G20後の記者会見で。 --------
7/12 イエレン・FRB議長 「経済見通しは常に、相当な不確実性が伴う。例として、インフレがいつ、そしてどの程度、リソース活用の引き締まりに反応するかを巡る不確実性が挙げられる」「向こう数年間に2%のインフレ率を達成する軌道にないという判断を下すのは時期尚早だ。FOMCは向こう数ヶ月、インフレの動向を注視していく」下院での議会証言で。 ドル売り円買いが強まり、株価と債券価格は急上昇。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和