今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年1月14日(水)




おはようございます。

業種を問わず厳しい経営環境が続いている割には「○○タクシー会社倒産」

なんて記事は余り目にしません。

「経営努力?」・・・・確かにそれもあるでしょう。しかし実態は少々違うようです。

おもしろい言葉があります。「タクシー会社にとって(客)とは、一般利用者ではなく

運転手が(客)だ。」そうです。

われわれ素人は、タクシードライバーの収入は、売上に応じて受けとる「歩合制」だと

実際にはほとんどのタクシー会社は「リース制」をとっているそうです。

ドライバーはあ毎月一定の金額を会社に納めて車を借りるわけです。

車両代、ガソリン代、タイヤ代、修理代から車に貼るステッカー代までドライバー持ちだそうです。

朝から晩までみっちり働いて40万円稼いでもそれらの経費が22万円で差し引き18万円という

例もあります。

この経費は50万稼いでも、30万円でもそれほど変わらないそうです。

燃料代がいくら上がっても同じです。

タクシー会社の「経営努力」などと言えるものではないようです。

ひところ話題になった「タクシー居酒屋」・・・・これはほとんど個人タクシーのようですが、

距離が稼げるならビールやつまみくらいサービスしたくなるのも解りますね。

                  参考記事:文芸春秋「東京タクシー運転手残酷日誌」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 昨年11月の貿易収支が発表され、404億ドルの赤字となり市場予想を下回る 赤字幅の縮小からドルは反発、NYダウも小幅上昇で取引が始まりました。
  • その後、ドル円が90円台手前で頭が重いことと、原油先物が一時36台に下落するなど を受け株式市場が軟化、結局前日比小幅マイナスの5日続落となりました。
  • バーナンキFRB議長がロンドンで講演を行い、「(金融システム安定のために)追加 資本注入の容易がある。」と発言しましたが、市場への影響は限られたものでした。
  • この日も為替の主役はユーロで、ユーロ圏内主要国の長期債格下げの流れを受け、 ユーロは対ドルで一ヶ月ぶりに1.31台まで売られました。

ドル/円88.93 〜 89.88
ユーロ/円117.12 〜 119.14
NYダウ−25.41 → 8、448.56ドル
GOLD−0.30 → 820.70ドル
WTI+0.19 → 37.78
米10年国債−0.012 → 2.297%


本日の注目点

      
  • 欧  11月ユーロ圏鉱工業生産
  • 米  12月小売売上高 
  • 米  地区連銀経済報告(ベージュブック)          

NY株式市場の下落が続いています。

背景には、今年に入って発表された経済指標が軒並み景気低迷が長引くことを

示していることと、その影響で今週から始まった米主要企業の 10-12月期の

業績が悪化しているのではないかという懸念があることが挙げられます。

実際、昨日決算発表したアルミ大手のアルコアは予想を超える赤字幅で同社の株は

大幅に下落しました。また、大手証券がGEの業績予想を下方修正するなど、市場の懸念が現実的に

なってきそうな状況です。


株安を受けて為替のほうではドルが円に対して浮上のきっかけが見つかりません。

円以外の通貨に対してはドル高が進んでいますが、これは引き続き金融緩和の余地があるという

見方からドルが上昇しており、既に政策金利がボトム水準の円に対しては今後も売られそうな地合が

続きそうです。

昨日ロンドンで行われたバーナンキ議長の発言内容も、これから発表される米大手金融機関の

四半期決算が予想以上に悪く、これをきっかけに再び信用収縮が引き起こされることを危惧した

発言ではないだろうか。

つまり、その場合には直ちに公的資金の注入を行う用意があるという、市場へのメッセージと

受け止めたが,うがち過ぎであろうか・・・・?


ドル/円は昨日とその前日、共に下値を試したが88円90銭レベルで跳ね返されました。

昨日指摘したように、フィボナチオレシオで計算しても重要な水準となっていることから

ここは想定内。

貿易赤字の縮小を受けてドルが反発したものの、90円手前で頭を押さえらたことを考えると、

週末から来週にかけて三度目の下値トライがあるものと思います。

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2008年12月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 イエレン サンフランシスコ連銀総裁 「通常の景気後退よりも下降局面が深く長くなりそうだ。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/4 フェルドシュタイン前全米経済研究所所長 「第二次大戦後のどの下降局面よりも厳しい。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/7 オバマ次期大統領 「われわれは1兆ドルの財政赤字を引き継ぐことになる。」「迅速かつ大胆な景気対策は経済に不可欠。」記者会見で財政再建より景気優先の認識を示す -----
1/7 ホーニング カンザス連銀総裁 「4〜5年で流動性供給が解除されなけらば深刻な問題になる。」過度に低金利を維持しすぎることのないよう注意を促す。 -----
1/13 バーナンキ FRB議長 「追加的資本注入や、(政府)保証が必要になるかもしれなし。」「バッドバンクの設立を含め、FRBは多くの政策主手段を保有している。」ロンドンの講演で、今後の政策運営について。 -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和