2017年8月24日(木)
本日のアナリストレポートは執筆者の都合により休載させて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
2017年8月23日(水)
本日のアナリストレポートは、執筆者の都合により8月24日(木)までお休みをさせて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
2017年8月22日(火) 「ドル円再び108円台半ばをテスト」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は109円台が徐々に重くなり、再び108円台半ばまで下落。特段材料はなかったものの、北朝鮮リスクとトランプ政権の先行き不安が重石に。
- ユーロドルは反発し、1週間ぶりに1.18台に乗せる。米メディアのジャクソンホールでドラギ総裁が量的緩和縮小に言及するとの報道を材料に、1.1828までユーロ高が進む。
- 株式市場は閑散な取引だったが、引け前1時間ほどで上昇し、ダウは29ドル高と、3日ぶりにプラスで引ける。
- 債券相場もジャクソンホールでのイエレン議長の講演待ちの雰囲気から小動き。それでも地政学的リスクなどから買いが優勢となり小幅に上昇。長期金利も2.18%台へと低下。
- 金は続伸。原油価格は反落し前日の上昇分を吐き出す。
| ドル/円 | 108.64 〜 109.04 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.1760 〜 1.1828 |
| ユーロ/円 | 128.13 〜 128.79 |
| NYダウ | +29.24 → 21,703.75 |
| GOLD | +5.10 → 1,296.70ドル |
| WTI | −1.14 → 47.37 |
| 米10年国債 | −0.012 → 2.182% |
本日の注目イベント
- 独 独8月ZEW景況感指数
- 英 英7月財政収支
- 米 6月FHFA住宅価格指数
- 米 8月リッチモンド連銀製造業指数
- 加 カナダ6月小売売上高
ドル円は昨日の東京時間には109円40銭前後まで反発したものの、依然上値は重く、NY市場では再び108円台半ばまで押し戻されています。昨日から米韓合同軍事演習が予定通り開始され、北朝鮮がどのような反応を見せるのか注目されていましたが、今のところ挑発行為もなく、静観しているようです。ただこの演習は31日まで行われる予定のため、まだ安心するわけにはいきません。
ドル円は一時108円64銭まで売られ、先週金曜日の安値とほぼ同じ水準で下げ止まっています。見方によっては、この108円台半ばが底堅そうに見えますが、一方で上値の方は確実に切り下げているのも事実です。北朝鮮、トランプリスク、さらにテロや、米債務上限問題など、ドル売り材料が山積みの状況の中、ドル反発のきっかけを掴めないのが現状です。
ドル円は4月17日に今年の最安値である108円13銭を記録していますが、まだその水準は維持されています。目先の注目はこのレベルが下抜けするかどうかという点です。気になるヘッジファンド等のドル買いポジションもさすがに減少しています。先月後半には円の売り持ち(ドルの買い持ち)ポジションが、約3年半ぶりとなる12万枚を超える水準まで膨らんでいましたが、先週発表された数字は、7万5000枚前後と、約5万枚も減少していました。ドル高を予想していたものが逆方向に加速したことで、あわてて手仕舞いをしたと見られますが、まだ全体のポジションはドルロングです。
ではこの状況をどのように見るのか?ドルロングであることから、まだドルを売る必要があると見るのか、それともポジションが軽くなった分、再びドルを買って円を売る余地があると見るのか、それによって今後の相場観も若干変わってくるように思います。ヘッジファンドなどのポジションは一度方向が決まると、ある程度長くキャリーされる傾向があります。今回の「ドルロング」ポジションは昨年11月の米大統領選挙の結果を受けてドルが急騰した後に構築されたものです。
それ以来多少の増減はあっても、全体としては「ドル買い円売り」のポジションはキープされてきました。足元ではドル売りが優勢になっていますが、このポジションがネットで「ドル売り円買い」に変わることはそう簡単ではないと思っています。日米欧の中で、相対的に良好な米ファンダメンタルズが支える構図になっていると考えられるからです。
本日のレンジは108円50銭〜109円50銭程度と予想します。
都合により明日(23日)と、明後日(24日)のアナリストレポートはお休みとさせて頂きます。読者の皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解の程宜しくお願いいたします。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 7/6 | バイトマン・ドイツ連銀総裁 | 「景気回復の持続が金融政策正常化の展望を開く」 | ユーロドル1.13台から1.1425に。米独の債券は下落。 |
| 7/8 | メルケル・ドイツ首相 | 「不一致の分野があったことを隠すべきではない。首脳宣言に合意が成立しなかった分野を反映させる必要がある」G20後の記者会見で。 | -------- |
| 7/12 | イエレン・FRB議長 | 「経済見通しは常に、相当な不確実性が伴う。例として、インフレがいつ、そしてどの程度、リソース活用の引き締まりに反応するかを巡る不確実性が挙げられる」「向こう数年間に2%のインフレ率を達成する軌道にないという判断を下すのは時期尚早だ。FOMCは向こう数ヶ月、インフレの動向を注視していく」下院での議会証言で。 | ドル売り円買いが強まり、株価と債券価格は急上昇。 |
| 7/20 | ドラギ・ECB総裁 | 「しっかりとした景気回復がついに訪れた。あとは賃金と物価がこれに追随するのを待つばかりだ」「粘り強さと忍耐、慎重さが必要だ。まだそこまでに至っていないからだ」理事会後の記者会見で | ユーロドル1.14台から1.1659に。 |
| 7/23 | シューマー・民主党上院院内総務 | トランプ大統領が特別検察官を解任したり、自身に恩赦した場合、極めて重要な法律違反の一つになると同時に、民主主義の本質に関する伝統的な民主的規範にも反することになる。ワシントンは激震に見舞われるだろう。 | -------- |
| 7/25 | IMF | 「インフレの道筋がECBの物価安定目標に向けて持続的な上昇を見せるまで、金融政策はしっかりと緩和的な状態を維持すべきだ」レポートで。 | ユーロドル1.1712から1.1645まで急落。 |
| 7/31 | フィッシャー・FRB副議長 | 「ヘルスケアや規制、税制、貿易の政策に先行き不透明感がある。政治的な不透明感は経済成長を損なう」 | -------- |
| 8/2 | ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 | 「9月にバランスシート縮小開始を発表することはプランの変更はないだろう」講演後記者団に。 | -------- |
| 8/2 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「インフレ見通しを考慮すれば、私は近い時期のさらなる行動は支持しない、インフレ見通しは2017年に悪化した」講演で。 | ドル円下落。 |
| 8/2 | メスター・クリーブランド連銀総裁 | 「インフレを誘発する失業率の想定値を引き下げた」講演で。 | ドル円下落。 |
| 8/7 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「(バランスシート縮小開始について)9月に発表する用意ができている。他の当局者が同意するかどうかは分からない。政策金利を現行水準で維持するのが最も適切な金融政策だろう」講演で。 | -------- |
| 8/8 | トランプ・米大統領 | 「米国に危機が及べば、北朝鮮は、世界がこれまで経験したことがない怒りと炎に見舞われるだろう」 | ドル円下落。 |
| 8/14 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「金融当局が9月にバランスシート縮小計画を発表するとの見方は不合理ではない。年内もう一度の利上げを支持するだろう」AP通信とのインタビューで。 | ドル高が進む。 |
| 8/15 | カプラン・ダラス連銀総裁 | 「バランスシートを縮小させるプロセスをまもなく開始すべきだ。今の情勢を考えれば、現時点では辛抱強くあることが適切だ」講演で。 | -------- |



