今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年1月20日(火)




おはようございます。

先週ECBは政策金利を0.5%引き下げ2%にしました。

景気低迷が本格化し、各国とも失業率が急増しています。

とりわけ、スペインの失業率は19%を超えており、20%を超えるのは

時間の問題だと言われています。

20%と言えば・・・・わが国の内閣の「支持率」も確かそんなもの・・・。

欧州の大国の一つであるスペインの失業率が一国の内閣支持率を抜くのは

驚きですが、一国の内閣の支持率が欧州の大国の失業率を下回るというのも

これまた驚きです。

なんだかこんがらがってきそうです・・・。

どちらにしても「未曾有」の出来事であることは間違いありません。

そこで一句・・・・

「支持率よ 何故上がらぬと  夜のバー」  (川筋もの)

ひと目で分かる昨晩の動き

欧州市場

  • 欧州委員会が今年度のユーロ圏の成長率をマイナス1.9%と予測。
  • ドイツ→マイナス2.3%、フランス→マイナス1.8%と予測するなど、 世界景気の低迷から欧州全体が大幅なマイナス成長に陥るとの見方を示しました。
  • この発表を受け、ユーロが急落。対ドルではアジア市場での1.33台後半から 1.30台後半へ、対円では121円台後半から118円台へと急落。
  • 大手英銀のRBS(ロイヤルバンク オブ スコットランド)が2008年12月期 の決算で最大280億ポンド(約3兆7千億円)の赤字に達するとの見通しを 発表したことも欧州通貨下落に拍車。
  • さらに、S&Pがスペインのソブリン格付けを引き下げたことも影響したようです。
  • この日はNY市場が休場で比較的閑散な取引だったため、欧州通貨の下落がより 目だった一日でした。

ドル/円90.33 〜 90.73
ユーロ/円118.48 〜 121.03
NYダウ------ → 8、281.20ドル
GOLD------ → 839.90ドル
WTI------ → 36.51
米10年国債------ → 2.339%


本日の注目点

       
  • 欧  独1月ZEW景況感調査 
  • 欧  EU財務相理事会
  • 米  オバマ新大統領就任式
  • 米  10ー12月期決算発表 ジョンソン&ジョンソン、IBM         

RBSの決算見通しには驚きました。

赤字額が3兆7千億円に達する可能性があるということですが、

記憶する限り欧州の金融機関でこれほどの赤字額を計上したことは無かったと

思います。今後発表される他の欧州系銀行の決算からも目が離せなくなりました。

米国発の金融危機が欧州の大手銀行にも波及した格好ですが、やはりグローバルに

ビジネスを展開している銀行はその影響をもろに受けるようです。

ユーロを下落が鮮明にってきました。

昨日の欧州委員会の見通しで、次回のECBの追加利下げが、より現実的になって

来ました。場合によっては大幅な追加利下げというシナリオもあるかもしれません。

また、引き続きEU諸国のソブリン債の格下げが行われており、

ユーロ/ドルが大台の1.3を割り込むようだと下落に拍車がかり1.25を目指すと

思われます。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 イエレン サンフランシスコ連銀総裁 「通常の景気後退よりも下降局面が深く長くなりそうだ。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/4 フェルドシュタイン前全米経済研究所所長 「第二次大戦後のどの下降局面よりも厳しい。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/7 オバマ次期大統領 「われわれは1兆ドルの財政赤字を引き継ぐことになる。」「迅速かつ大胆な景気対策は経済に不可欠。」記者会見で財政再建より景気優先の認識を示す -----
1/7 ホーニング カンザス連銀総裁 「4〜5年で流動性供給が解除されなけらば深刻な問題になる。」過度に低金利を維持しすぎることのないよう注意を促す。 -----
1/13 バーナンキ FRB議長 「追加的資本注入や、(政府)保証が必要になるかもしれなし。」「バッドバンクの設立を含め、FRBは多くの政策主手段を保有している。」ロンドンの講演で、今後の政策運営について。 -----
1/15 トリシェECB総裁 「経済の先行きはさらに弱まっている。」「インフレ圧力が引き続き弱まっている。」「次回の重要な会合は3月だ。」政策金利の引き下げを決めた直後の記者会見で。 ユーロ/ドル1.3060→1.32台へ
1/19 欧州委員会 2009年のユーロ圏実質経済成長率見通しをマイナス1.9%まで落ち込むと発表。 ユーロ/ドル1.3370→1.30台後半へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和