今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年1月23日(金)




おはようございます。

今朝の日経新聞朝刊の一面にはやや驚かされました。

世界同時不況が正に進行していることが否応なしに目に

飛び込んできました。

日銀見通し「2年連続マイナス成長」「トヨタ、海外で正社員1000人以上を削減」

「ソニー、営業赤字2600億円」かと思えば、

「米住宅着工1959年以来最低」「マイクロソフト、社員5000人削減」

一面の8割ほどがこの種の内容です。

日米を代表する企業が厳しい経営環境に直面している現状が

手にとるように分かる今朝の新聞一面でした。


インフルエンザが流行ってきました、気をつけてください。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 為替は前日乱高下したこともあり、今日も神経質な展開が続きました。
  • 12月の住宅着工、許可件数ともに1959年の統計開始以来最低の 件数を更新し、株式、ドル共に下落。
  • 加えて、週間失業保険申請件数も58万9千件と悪化、雇用、住宅の 下落基調に歯止めかかっていないことが確認されました。
  • ドル/円は88円前半まで下落後、NYダウの下落幅が縮小したことや、 オバマ新政権の景気刺激策の成立が早まるとも見方から、若干値を戻して引け。
  • ガイトナー次期財務長官が議会の公聴会で「強いドルは米国の国益。」との発言を 行いましたが、大きな影響はなかったようです。
  • 11月連邦住宅金融庁住宅価格指数 →マイナス1.8%

ドル/円88.06 〜 89.36
ユーロ/円114.05 〜 116.17
NYダウ−105.30 → 8,112.80ドル
GOLD+8.70 → 858.80ドル
WTI+0.12 → 43.67
米10年国債+0.062 → 2.601%


本日の注目点

        
  • 米  10−12月期決算発表 GE               

米住宅市場の下落は止まりません。

昨日発表の昨年12月住宅着工件数は55万件と前月比15.5%と

大幅に落ち込み、先月記録した1959年以来のワースト記録を更新してしまいました。

また、年間でも94万戸と住宅バブル崩壊前の2006年と比較し、4割程度の

水準にまで落ち込んでいます。

住宅価格の下落が急ピッチで進み、長期金利も下がっていることから

住宅ローン金利も下がっており、住宅購入環境が好転しているにもかかわらず、

新規購入する国民が少ないということです。

将来の雇用不安と経済危機に対する不透明さが、大きく影響しているものものと

思われます。



為替市場では、欧州通貨のボラタリティが急上昇しているなか、円は膠着状態が

続いています。

前日87円台前半まで円高が進んだものの、戻りも早く、88円〜89円での

取引が続いています。

ファンダメンタルの観点からみれば、円が更に急伸すると考えていますが、

「米経済の悪さは織り込み済み」なのか、あるいは「日本のファンダメンタルの悪さが

目だってきたのか」分かりませんが、もともと上値が重く、切下がっていることで、

ローソク足では徐々に「三角保ちあい」を形成しつつあります。

エネルギーを少しづつ溜めて、一気に噴出すことも考えられます。

その場合、やはり「円高/ドル安」方向へ跳ねるとは考えていますが。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 イエレン サンフランシスコ連銀総裁 「通常の景気後退よりも下降局面が深く長くなりそうだ。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/4 フェルドシュタイン前全米経済研究所所長 「第二次大戦後のどの下降局面よりも厳しい。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/7 オバマ次期大統領 「われわれは1兆ドルの財政赤字を引き継ぐことになる。」「迅速かつ大胆な景気対策は経済に不可欠。」記者会見で財政再建より景気優先の認識を示す -----
1/7 ホーニング カンザス連銀総裁 「4〜5年で流動性供給が解除されなけらば深刻な問題になる。」過度に低金利を維持しすぎることのないよう注意を促す。 -----
1/13 バーナンキ FRB議長 「追加的資本注入や、(政府)保証が必要になるかもしれなし。」「バッドバンクの設立を含め、FRBは多くの政策主手段を保有している。」ロンドンの講演で、今後の政策運営について。 -----
1/15 トリシェECB総裁 「経済の先行きはさらに弱まっている。」「インフレ圧力が引き続き弱まっている。」「次回の重要な会合は3月だ。」政策金利の引き下げを決めた直後の記者会見で。 ユーロ/ドル1.3060→1.32台へ
1/19 欧州委員会 2009年のユーロ圏実質経済成長率見通しをマイナス1.9%まで落ち込むと発表。 ユーロ/ドル1.3370→1.30台後半へ
1/21 ボルカー元FRB議長 米経済建て直しには「数兆ドルが必要だ。」米公聴会での発言。 ドル売り/円買いが加速。
1/22 ガイトナー次期財務長官 「大統領は中国が自国通貨を操作していると信じている。」「強いドルは米国の国益だ。」上院公聴会で。 後者の発言でややドル高に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和