今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年1月28日(水)




おはようございます。

私の知人に金融機関を退職して医者になった者がいます。

彼、N氏は新卒でかつて私が勤務していた金融機関に就職してきました。

10年ほどそこでいろんな分野を経験した後、突如会社をやめ、

改めて医学部を受験し直し、現在勤務医として活躍しています。

もともと国内最難関の大学を卒業したN氏でも、受験勉強をやり直し、

医学部を目指すことは簡単ではなかったのではと、推察します。

地域医療に執念を燃やすN氏は現在北海道で宿直当番もこなしながら

厳しい環境の中、地域の人たちに役立っています。

医者は人を助けることはできますが、金融では人助けはできない。

だから医者になったんだ。・・・N氏はそう考えたのではないかと、

私は想っています。

このようなしっかりした目標を持った医者が増えれば、都市と地方の

医療格差は縮まるんですがね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル/円は89円台前半で取引が始まり堅調に推移しましたが、11月S&P ケースシラー住宅価格指数がマイナス18.2%と発表されたことで、一気に 88円半ばまで下落。
  • これでケースシラー指数は28カ月連続で下落し、住宅価格下落に歯止めが かかってないことが確認されました。
  • また、1月の消費者信頼感指数は37.7と過去最悪の数字で。市場センチメントは 依然として脆弱です。
  • このところ上昇していた原油、金ともに利食いの売りに押され下落。とりわけ、 原油先物は1割ほど下げました。

ドル/円88.43 〜 89.37
ユーロ/円116.11 〜 118.69
NYダウ+58.70 → 8,174.73ドル
GOLD−9.30 → 899.50ドル
WTI−4.15 → 41.58
米10年国債−0.112 → 2.533%


本日の注目点

       
  • 米  10−12月期決算発表  ウェルズファーゴ   
  • 米  FOMC政策金利発表          

昨日の欧州市場ではユーロ/円の巻き戻しでユーロが大幅に上昇、一時

119円45銭までユーロ高が進みました。

短期的なテクニカル指標では抵抗線を抜けたことで、ポジションの巻き戻しが

相場を一気に押し上げたようです。

しかし、その後のNY市場にかけては逆に売り込まれ、116円台前半まで反落。

結局、半値戻したあたりの117円半ばでの取引になっています。

きっかけは独ifo経済研究所が発表した1月の企業景況感指数が予想を上回る

数字だったことですが、ユーロ/円先安感を背景としたポジションの積みあがりも

かなりの規模であったと思われます。

ただ、120円近辺から上の水準では実需筋のユーロ売りも出易いレベルであり、

一気に130円を目指すとも思えません。

上下を繰り返しながら再びユーロ安/円高方向へ向かうと観ています。

ユーロ/円1ヶ月のボラタリティも30%近くまで跳ね上がっており、今後もユーロ

中心の荒い相場が続きそうです。



昨日から行われているFOMCでは、本日政策金利が発表される予定となっていますが、

金利の変更は考えられず、市場は資金供給の規模、手段などに注目している模様です。

また、オバマ新政権での景気対策案が予定通り2月のなかばまでに議会の承認を

得られるかどうかも注目されています。

昨日、一時90円台に載せたドル/円は100日移動平均線が90円20あたりまで下がってきており、

目先この水準が抜けるかどうかがポイントになりそうです。

昨日は抜け切れずに押し戻されただけに、抜ければ93円までの戻りも考えられますが、

(ドルを買うための)材料が必要でしょう。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/4 イエレン サンフランシスコ連銀総裁 「通常の景気後退よりも下降局面が深く長くなりそうだ。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/4 フェルドシュタイン前全米経済研究所所長 「第二次大戦後のどの下降局面よりも厳しい。」サンフランシスコの講演で。 -----
1/7 オバマ次期大統領 「われわれは1兆ドルの財政赤字を引き継ぐことになる。」「迅速かつ大胆な景気対策は経済に不可欠。」記者会見で財政再建より景気優先の認識を示す -----
1/7 ホーニング カンザス連銀総裁 「4〜5年で流動性供給が解除されなけらば深刻な問題になる。」過度に低金利を維持しすぎることのないよう注意を促す。 -----
1/13 バーナンキ FRB議長 「追加的資本注入や、(政府)保証が必要になるかもしれなし。」「バッドバンクの設立を含め、FRBは多くの政策主手段を保有している。」ロンドンの講演で、今後の政策運営について。 -----
1/15 トリシェECB総裁 「経済の先行きはさらに弱まっている。」「インフレ圧力が引き続き弱まっている。」「次回の重要な会合は3月だ。」政策金利の引き下げを決めた直後の記者会見で。 ユーロ/ドル1.3060→1.32台へ
1/19 欧州委員会 2009年のユーロ圏実質経済成長率見通しをマイナス1.9%まで落ち込むと発表。 ユーロ/ドル1.3370→1.30台後半へ
1/21 ボルカー元FRB議長 米経済建て直しには「数兆ドルが必要だ。」米公聴会での発言。 ドル売り/円買いが加速。
1/22 ガイトナー次期財務長官 「大統領は中国が自国通貨を操作していると信じている。」「強いドルは米国の国益だ。」上院公聴会で。 後者の発言でややドル高に。
1/27 ガイトナー次期財務長官 「ドルの価値は米国民にとって大変重要。」財務長官就任の上院公聴会で。  -----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和