2018年2月20日(火) 「ドル円106円台半ばで推移」
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- NY市場はプレジデンツデーのため株式、債券市場が休場だったことでドル円は小動き。106円台半ばで推移し、動きはなかった。
- アジア市場でドル高が進んだこともあり、ユーロドルは軟調。1.2369までユーロが売られる。
| ドル/円 | 106.52 〜 106.73 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.2369 〜 1.2415 |
| ユーロ/円 | 131.90 〜 132.30 |
| NYダウ | ------ → 25,219.38ドル |
| GOLD | ------ → 1,356.20ドル |
| WTI | ------ → 61.61ドル |
| 米10年国債 | ------ → 2.875% |
本日の注目イベント
- 豪 RBA議事録
- 欧 ユーロ圏2月消費者信頼感(速報値)
- 独 独1月生産者物価指数
- 独 独2月ZEW景況感指数
先週末105円台半ばまで売られたドル円は1円ほど反発しています。昨日の東京タイムではNY市場が休場だったことで、株価以外に材料はなく、その株価が堅調に推移したことでドル円も106円台で取引が始まり、引けにかけて日経平均株価が400円を超えると、ドル円も106円50銭を超える展開でした。
NY発の株価の急落でしたが、母屋に火事が起きると、飛び火した離れのほうがより大火事になるのが日本株の常。その日本株にも「売られすぎ感」が出て、昨日は買い戻しが活発となり、428円高とほぼこの日の高値で引けました。ドル円も106円55銭程度まで上昇しましたが、そこからの伸びは限定的で、まだドル安のセンチメントは変わっていないというのが多くの市場参加者の相場観と思えます。
株価の上昇や米金利上昇といった、これまではドル高材料と見られていた動きにも反応せず、反対に株価が急落すると素直に「円買いドル売り」で反応する流れが続き、特に107円32銭という、昨年のドルの最安値を下回ると、ストップロスのドル売りも巻き込み105円台半ばまでドル安が進んだのが先週でした。ドルの底値から1円ほど戻したドル円ですが、今週はどこまでドルが反発できるのかという点と、再びドル売りセンチメントに戻るのかというところが焦点になりそうです。
明日朝方に公開されるFOMC議事録が注目されます。今回の議事録は1月末の会合のもので、足元の株価の混乱は考慮されていません。そのため、好調な米景気を背景に利上げに関する意見もタカ派的な内容が多いのではないかと予想されます。チャートでは短期の「30分足」では雲抜けを完成させ上昇してはいますが、200日線(ローソク足200本)に上昇を抑えられている形です。上値のメドは106円80銭前後と107円近辺でしょうか。下値の方は106円台が維持されるかどうかというところがポイントです。6連騰と好調なNYダウが下落するようだと、106円割れがあるかもしれません。引き続き株価と金利の動きが鍵になります。レンジは106−107円程度とみます。
What's going on?
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 1/8 | ボスティック・アトランタ連銀総裁 | 「ゆっくりとした政策緩和解除を継続することに違和感はない。ただし、それが年3、4回の利上げだということは必ずしも意味していない」アトランタでの講演で。 | -------- |
| 1/9 | ビル・グロス・ジャナスヘンダーソングループ運用者 | 「債券の弱気相場が確認された」 | 債券相場が急落し、長期金利がは2.55%台に上昇 |
| 1/11 | ECB議事録 | 「金融政策姿勢とフォワードガイダンスのさまざまな側面に関する言い回しは2018年の早い時期に再検討される必要がある」 | ユーロドル1.1936 → 1.2058前後まで急騰 |
| 1/17 | コンスタシオン・ECB副総裁 | 「ファンダメンタルズを映さない急激な通貨の変化を懸念している」イタリア紙とのインタビューで。 | ユーロドル1.2288近辺から100ポイント程急落 |
| 1/17 | カプラン・ダラス連銀総裁 | 「基本シナリオは今年3回の利上げになると確信している。もし私が間違っているとすれば、それは3回を上回る可能性さえあるということだ」WSJ紙とのインタビューで。 | -------- |
| 1/24 | ムニューシン・財務長官 | 「ドル安は米経済にとって「良いこと」であり、短期的な価値については全く懸念していない」ダボス会議で、記者団に。 | ドル円109円台から108円97銭まで下落 |
| 1/25 | トランプ・大統領 | 「ドルはますます強くなるだろう、最終的に私は強いドルを望んでいる」CNBCとのインタビューで。 | ドル円108円台半ばから109円70銭まで急騰 |
| 1/25 | ドラギ・ECB総裁 | 「為替レートの最近のボラティリティー不確実性は源であり、中期的な物価安定の見通しに及ぼしえる影響という点で監視の必要がある」理事会後の記者会見で。 | ユーロドル1.25台から下落 |
| 1/26 | 黒田・日銀総裁 | 「賃金が上昇している兆候が幾つか見られ、物価については一部で既に上昇し始めている。ここ数年非常に弱い状態が続いている中、中・長期のインフレ期待も若干上向きつつある」ダボス会議のフォーラムで。 | ドル円109円台半ばから108円28銭まで下落 |
| 2/7 | トランプ・米大統領 | 「(株価の下落は)間違いだ。米経済についてこれほど多くの良いニュースがあるのに!」 | -------- |
| 2/7 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「株式市場は極めて低いボラティリティーで非常に長い期間、並外れた上昇を見せていた。株式相場が数日前より少し下げているという理由だけで、私の見通しは変わっていない。1年前の水準をなお大幅に上回っている」株価の動きについて。 | -------- |
| 2/7 | ウィリアムズ・SF連銀総裁 | 「経済は明らかに緩やかな金利上昇に対処可能だ。経済が減速しすぎる下振れリスクはそれ程懸念していない。4回の利上げであったとしても極めて緩やかだ」ハワイでの講演後に。 | -------- |
| 2/13 | パウエル・FRB議長 | 「われわれは金利政策とバランスシートの双方を緩やかに正常化するプロセスにある」就任式典で。 | -------- |
| 2/16 | 淺川・財務官 | 現在の為替の動きは「一方的に偏っている。これまで以上に緊張感を持って注視していく必要がある」急激な円高を受けて。 | -------- |



