今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月11日(水)




おはようございます。

昨日に引き続き「天才頭脳のつくり方」という本の話です。

著者によるとユダヤ人は子供を褒めることで教育するそうです。

「家庭で1歳くらいの子供が、初めて言葉を発したとき、また2歳の

子供が聖書の一節を暗記したとき、家族が大騒ぎして褒め称えるのです。

そして、甘い蜂蜜をスプーン1杯をご褒美としてあげます。」

また、「子供が質問したり、疑問を口にしたりしたときにはさらに褒めます。

その上で、もっとできる」と子供たちを励ますそうです。

”You can do it!" どこかで聞いた言葉ですが、こう言って励ますそうです。

褒められることによって自尊心が高まり、最後に

”Yes,we can"と言う言葉が自然とでくるような、

一種の「教育システム」が出来ているのではと述べています。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝方から軟調に推移していたドル/円は91円ミドルで頭を抑えられ、 NYダウが200ドルを超えた下げを見せるとドルも軟化90円ミドルまで下落。
  • 11時に発表された金融安定化法案の内容は、官民で不良債権買取の ファンドを設立するというものでしたが、買取の仕組みや、価格など具体性が 欠けると受け止められNYダウは下落幅を拡大。
  • バーナンキFRB議長の議会証言もFRBによる国債買取に言及しなかった ことでNYダウにはマイナスに作用、金融セクターを中心に380ドルを超える 下げとなりました。
  • ユーロ朝方大幅に上昇しましたが、UBSの大幅な赤字決算やロシアの 対外債務繰り延べ問題などを嫌気され下落、行って来いの値動きでした。
  • 原油先物価格は大幅に下落、金は反発して取引を終えています。

ドル/円90.13 〜 91.55
ユーロ/円115.73 〜 119.65
NYダウ−381.99 → 7,888.88ドル
GOLD+21.40 → 914.20ドル
WTI−2.01→ 37.55ドル
米10年国債−0.171 → 2.821%


本日の注目点

       
  • 欧   独1月消費者物価指数
  • 欧   10−12月期決算 クレディスイス
  • 米   12月貿易収支                   

注目の金融安定化法案がガイトナー財務長官から発表されました。

最大1兆ドル規模のファンドを官民で設立するというものでしたが、

市場ではその効果を危ぶむ声が多く、事実、発表後、バンカメや

ウェルズファーゴなどの金融株が15%〜20%の下落幅で売られました。

安定化法案の内容は買い取り価格について言及していなかったことと、

不良債権買取機構は金融機関の再生には効果が無いという見方が主流だった

ようです。

またこの日、米ゴールドマンサックスは米銀が保有する不良債権はカードローンや

自動車ローンなどを含めると総額で5兆7千億ドル(513兆円)にのぼる

と発表。これまで最大でも4兆ドル(360兆円)と見られていたが、

このところの住宅価格の下落や雇用環境の悪化などで、その規模が大きく膨らみ

更に、今後増大する可能性があることを示唆しています。

1兆ドル規模のファンドを設立で果たしてどの程度効果があるのかは、

素人目にも不安をぬぐえないのは明らかであろう。

「雇用」「消費」「住宅」の少なくとも「住宅」の部分で強力な対策を

打ち出さないかぎり負の連鎖は止まらず、米財政の悪化のを招くだけに

なってしまう。



週末にも成立が見込まれているもう一つの柱「景気対策法案」は昨日

上院を可決しました。

法案の内容が先に可決した下院と異なるため、今後両院で一本化し

採決されればオバマ大統領の署名を経て発効します。
しかし、今回共和党のコリンズ上院議員は民主党案を支持したものの、

その内容次第では両院協議会で支持にまわらない可能性もあり、まだ予断を許しません。


ユーロが連日大きな値幅での動きを見せていますが、対円で120円、対ドルで1.31が

レジスタンスとして壁になっています。

現状のユーロ圏経済や主要国ソブリン債の格下げなど実態を見る限る、上抜けは

無いと観ています。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和