今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月12日(木)




おはようございます。

「天才頭脳のつくり方」(石角完爾著)の続きです。

この本の中で、アメリカのある大学の医学部で教授をしていた日本人が

日本に帰り母校で講演をしたとき「何か質問はありますか?」と聞いたところ

シーンと静まりかえり誰からも質問が無かったそうです。

この教授は後で学生の一人に「何故質問しないのかね?」聞いたところ、

学生は「質問したら失礼だからです。」と答えたそうです。

この教授がその後イスラエルのヘブライ大学で講演をし、質疑応答の時間になると

質問の嵐だったそうで、「君たちは何故そんなに質問するのかね?」と尋ねると

「質問しないと失礼だからです。」という答えが返ってきました。

なるほど、議論好きなユダヤ人とそうでない日本人の違いをうまく表した

事例だなと感心してしまいました。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 前日発表された金融安定化法案では、市場は具体性に欠けるとの 見方からドル、株式とも下落しましたが、この日のNYダウは反発、 ドル/円は90円を挟む展開でオープン。
  • 10時過ぎに行われたガイトナー財務長官の議会証言では、前日同様 金融再生への具体的プランに言及されなかったことでドル/円は下落、 89円71までドル安が進みましたが、影響は軽微。
  • 結局、NYダウが50ドル戻したことでドル/円も90円40近辺で 引けました。
  • 12月貿易収支→▼399億ドル(前月比▼4.0%)
  • 原油先物価格は4日続落し、一ヶ月ぶりの35ドル台での引け。金は 大幅に値を上げました。

ドル/円90.13 〜 91.75
ユーロ/円116.00 〜 117.23
NYダウ+50.65 → 7,939.53ドル
GOLD+30.30 → 944.50ドル
WTI−1.61→ 35.94ドル
米10年国債−0.062 → 2.759%


本日の注目点

       
  • 欧   ECB月例報告
  • 欧   ユーロ圏12月鉱工業生産
  • 米   1月小売売上高 
  • 米   週間失業保険申請件数                   

米議会の公聴会に呼ばれたウォールのCEOたちは委員長の質問に

たじたじでした。

「公的資金を受け民間融資を増やしましたか?」という質問に、

意見を言おうとしたCEOを制して「Just raise your hand.]と

(質問に対して)「挙手だけをしなさい。」と手厳しいやりとりが

印象的でした。



ドル/円は一時90円を割り込む場面もありましたが、長続きせず、

90円台半ばでの取引に推移しました。

今週前半は「ドル堅調」と予想していましたが、実際はそれほど「堅調」ではもなく、

10日(火)の朝方東京市場で92円42銭をつけた後はズルズルと下落。

92円台の滞空時間も僅かでした。

結局分かったことは、やはり92円台は依然としてドルの「売り場」だった。

ということでした。

今月に入ってからはユーロの動きが活発で、ユーロ/円に左右されるケースが

多く観られました。

そのユーロ/円も116円ー120円のレンジの中での動きに限定されて

きたようです。

オバマ新政権の二本柱である「景気対策」「金融安定化」の行方を睨みながら

NY株式市場が乱高下し、それを睨みながら一喜一憂しているのが現状です。

いずれにしても米金融機関の経営が安定しないことには「住宅問題」は根本的に

解決することはなく、「住宅問題」と密接に関連する「消費」にも大きく影響します。

具体性に欠けるといわれた今回の「金融安定化法案」をめぐり、次の一手に

市場の関心が集まっています。



一方の「景気対策法案」については昨日、7890億ドルの規模で上院が可決し、

法案の内容は景気対策の1/3以上が中間所得層を対象とした減税で、350万人

の雇用創出を目指すというものでした。

最終的な一本化への協議を経て今日にも成立する見込みのようです。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和