今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月13日(金)




おはようございます。

「怒るというより笑っちゃう。」

昨日、小泉元総理が久しぶりTV画面に登場しました。

そして麻生総理を痛烈に批判しており、先日の麻生総理の

郵政民営化問題に関する発言に対して「ただあきれている。」と

不快感をにじませていました。

その小泉批判に対して、当の麻生さんは「聞いていないので

コメントしようがない。」と逃げ腰。

要は、麻生さんでは選挙が戦えないということで小泉さんの

登場となったわけです。

世の中大変な状況が続いているのに、何ともおめでたい話ですね。

「経済危機よりも政局。」これって、円安要因になりませんかね?

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル、株式ともに金融機関救済のプランが不透明なことから、軟調に 取引が始まり、週間失業保険申請件数が若干減少したことにも反応薄で、 NYダウは一時246ドルの大幅下落、ドル円も90円を挟む展開でした。
  • NY時間午後3時ごろ、米政府が住宅ローンの返済を補助する 制度の導入を検討しているとのニュースで株式が急反発。 大引けは、前日比6ドルと小幅安に終わったことで、ドル/円も90円台 後半まで買い戻されました。
  • 1月小売売上高 →前月比1.0%増え、7ヶ月ぶりのプラスに。
  • 原油先物価格は5日続落で、二ヶ月ぶりの33ドル台。米国を中心に 世界経済に回復には尚時間がかかるということでしょうか。金は小幅上昇で 1000ドルの大台に向けたトレンドを形成しています。

ドル/円89.92 〜 91.11
ユーロ/円114.89 〜 117.15
NYダウ−6.77 → 7,932.76ドル
GOLD+4.70 → 949.20ドル
WTI−1.96→ 33.98ドル
米10年国債+0.032 → 2.791%


本日の注目点

       
  • 欧   独第4四半期GDP速報値 
  • 欧   ユーロ圏第4四半期GDP速報値 
  • 米   2月ミシガン大学消費者信頼感指数
  • 欧   G7(14日までローマにて)                       

昨日の欧州市場でECBの月例報告が発表され、ユーロ圏の景気下振れは

長期化するとの内容と、ユーロ圏の鉱工業生産指数が予想を下回ったことで

ユーロは対ドル、対円で下落。

ユーロ/円は一時114円台後半まで売られましたが、その後、ドル/円が

ドル高に振れたことで116円台半ばまで戻った格好です。

120円〜121円台が強い抵抗線になりつつあるユーロ/円ですが、利下げ材料には

素直に反応し113円を伺う動きになっています。

今のところ、3月のECB理事会では利下げが確実視されている中、昨日のECB

月例報告に見られるような「売り材料」には市場は敏感なようです。



ドル/円も下値を試しに行くものの抜け切れません。

前日のNYの下値89円71銭を抜けず、昨日は89円81銭とほぼ同水準で

折り返してきています。

90円以下は買いで92円台では売りのレンジが固まりそうです。

何よりも、ドルの悪材料に反応しません。

昨日発表の1月小売売上高は7ヶ月ぶりのプラスでしたが、反応は限定的でした。

しかし、ドルの予想外の好材料がでたらどう反応するのか「ドルショートポジション」の

市場参加者は落ち着かないところでしょう。

昨日のNYダウは引け前、僅か1時間で240ドルも一気に値を戻しています。



明日からイタリア、ミラノでG7が開催されます。

ガイトナー財務長官にとって初のG7ということになります。

ドル安を誘導する発言は無いと思いますが、現在構築中の金融安定化に向けた

具体的なプランへの言及がなければ「ドル売り材料」とみなされる可能性はあります。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。
2/12 オバマ大統領 自動車大手の救済に関して「労使が厳しい変革を実施した場合、相当な支援の用意がある。」と表明。 ------

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和