今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月18日(水)




おはようございます。

先週の土曜日は異常なくらい暖かかったですね。

もう梅は花びらを散らし、フリージアの花が蕾を見せ、

昨年秋に植えたチューリップも芽を出しています。

春はもうすぐです。

植物も動物も人間も芽吹き、躍動する春ですが、

「花粉症」の季節でもあります。

今や国民的病気の花粉症。今年は花粉が多いそうで

眼もかゆくなりはじめました。

今からユウツですね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州株式市場が全面安の展開を受け、NYダウも朝方から大幅に下落して はじまる。
  • ドル/円はアジアでのドル高を受け、91円台後半で取引が開始されたものの、 株式市場の軟化につれ、徐々にドル上昇へ。
  • ムーディズが東欧の景気悪化に伴い、オーストリア、スウェーデンの銀行の 格付け引下げに言及したことで、ユーロは対ドルで下落、昨年11月以来の 1.25台半ばを記録しました。欧州の金融危機が再燃するとの懸念が広がり、 ユーロ金利先安感と併せてユーロはさらに下落するとの見方が優勢でした。
  • ドル/円も同様に92円70−75と昨日の東京の円最安値まで円安水準が進み、 やはりGDPの悪化と中川財務相辞任が影響したようです。
  • 2月NY連銀製造業景気指数→ −34.65

ドル/円91.91 〜 92.71
ユーロ/円115.68 〜 116.96
NYダウ−297.81 → 7,552.60ドル
GOLD +25.30 →  967.50ドル
WTI −2.58 →  34.93ドル
米10年国債−0.245 → 2.650%


本日の注目点

       
  • 日  日銀金融政策決定会合(19日まで)   
  • 米  1月住宅着工件数
  • 米  1月鉱工業生産
  • 米  FOMC議事録 
  • 米  バーナンキFRB議長講演           

今週月曜日に発表された日本のGDPの大幅悪化は一日ずれて、その

影響がでたようです。

昨日の東京市場で朝方からドル/円が上昇し、昼過ぎの中川財務相辞任で

追い討ちをかけ92円71銭まで円売りが加速しました。

この日発表のNY連銀製造業景気指数は過去最悪のマイナス34.65でしたが、

やはり、米経済指標悪化に為替は反応せず、株式市場の大幅下落で緊急避難的に

米債券が買われ金利は急低下、ドルもその流れで上昇した面もあったようです。



さて、本日が提出期限の米自動車GMとクライスラーですが、懸念されていた労組(UAW)とは

一部合意がなされ、工場の閉鎖や車種を絞り込むなどの再建案を盛り込んだ計画書が提出される

ようです。

そして間もなくGMワゴナーCEOの会見が行われる見通しです。

今回の再建計画書が受理されれば再び公的資金が注入されることになりますが、根本的な

解決にはならず、近い将来再び「米自動車問題」は市場の注目を集めることになりそうです。



今週に入り日米欧では日本が一番景気が悪いのではないかという懸念が台頭しています。

実際、直近のGDP比較でも米→▼3.8%、ユーロ圏→▼6.0%、日本→▼12.7%

(年率換算)と、日本の悪化が突出しています。

また、既に米国はかなりの規模の景気刺激策と数々の対応策を実施してきました。

日本の政治の混迷と「Too small too late」とや揶揄されてきたこれまでの対応のまずさを

考えると、やはり目先ドル上昇の可能性の方が高いと言えます。

昨日この欄でコメントしたように、この1〜2週間で相場観の検証をじっくり

やってみたいと思います。

まずは93円台後半から94円にかけての水準が重要です。

日足では「三角保ち合い」を抜けていますが、完全には抜け切ってはおらず、

94円を試し、今年1月につけた94円65銭を試すような展開が観られると

一目の「雲」も上抜け、さらに100日移動平均の抵抗線も抜ける模様です。

この水準を試せるにか、あるいは失敗してもとの90円を挟む展開に再び

戻るのか注目したいと思います。

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2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。
2/12 オバマ大統領 自動車大手の救済に関して「労使が厳しい変革を実施した場合、相当な支援の用意がある。」と表明。 ------

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和