今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月25日(水)




おはようございます。

今年のアカデミー賞外国語映画賞に「おくりびと」が選ばれました。

英語で「Departure」と紹介されていていました。

そして短編アニメ賞では「つみきのいえ」が受賞し、ダブル受賞の快挙。

小生、普段からあまり映画を観るほうではないので、批評する資格は

ありません。

しかし「おくりびと」だけは何としても観たいと思います。

これまでの日本はソニーやトヨタに代表されるような

すばいらしい工業製品を作り、それを輸出して名声を博してきましたが、

これからは任天堂やアニメなど精密さ+ソフトあるいは癒しなどを

輸出していくことになるんでしょう。

そこには日本人の感性が大きく寄与しています。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル/円はテクニカル的にも上値を抜け、96円94銭まで上昇。3ヶ月ぶりの 水準まで円が売られました。
  • バーナンキFRB議長の議会証言では、米経済が今年後半から持ち直し、 2010年から景気が回復するとの見通しを示し、ドル、株式とも上昇。
  • このところ下落基調にあったNYダウもバーナンキ発言を受け大幅に上昇。 特に、金融安定化への強い決意と、銀行国有化への否定的な考えを述べたことで 銀行株を中心に前日比230を超える上昇をみせました。
  • 08年12月S&Pケースシラー住宅価格指数→▼19.2%
  • 米連邦住宅金融庁(FHFA)住宅価格指数→▼3.4%
  • 2月消費者信頼感指数→25.0%(過去最低)

ドル/円95.91 〜 96.94
ユーロ/円122.10 〜 124.77
NYダウ+236.18→ 7,350.94ドル
GOLD −25.50 →  969.50ドル
WTI +1.52→  39.96ドル
米10年国債+0.040→ 2.801%


本日の注目点

       
  • 米   バーナンキFRB議長議会証言(下院)
  • 米   1月中古住宅販売                 

昨年12月のケースシラー住宅価格指数は前月比ー19.2%と

過去最大と下げ幅を更新し、消費者信頼感指数も過去最低を記録するなど

依然として経済指標は悪化傾向にあるものの、ドル/円は堅調です。

「一次攻撃」では抜けなかった95円の壁も「二次攻撃」ではあっさりと

抜け、97円手前まで円が売られました。

円は対ユーロでも下落し、こちらも124円台と1月12日以来の円安

水準です。

先週初めから始まった「円売り」も加速してきており、チャートで観ても

ドル/円で100円が視野に入ってきました。

積極的に景気対策を実行し政策決定も迅速な米国と、対応の遅れが目立つ

日本との差が、ここにきて改めて着目されたということでしょう。

さすがに、一気に100円まで円が売られるとも思えませんが、ドルに

よほど強い悪材料でも出ない限り円が弱含み、ドル高がじりじり進むと

考えます。円売りが急速に進んだことから一旦ポジション調整の

ドル売りに押される場面も予想できますが、ドルの下値は限定的で

これまで抵抗線であった95円がサポートになりそうです。



ユーロも対ドルで乱高下が続いています。前日1.30目前から急落し、

1.26台までユーロ安が進んだものの、昨日から切り返し1.28台

まで買われています。

来月のECB理事会では0.5%〜0.75%の利下げが確実視されており、

加えて、米金融機関を上回る欧州金融機関の経営悪化と東欧に対する債権の

不確実性などユーロが大幅に上昇するとも思えません。

いずれ下落に転じると観ています。

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What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。
2/12 オバマ大統領 自動車大手の救済に関して「労使が厳しい変革を実施した場合、相当な支援の用意がある。」と表明。 ------
2/17 ギブズホワイトハウス報道官 GM,クライスラーの再建計画書提出期限に関連して「破産を通じたリストラの可能性をオバマ大統領は否定できない。」自動車業界は米経済にとって「非常に重要だ。」と強調。 ------
2/20 ギブズホワイトハウス報道官 「銀行システムは民営であるべき。」銀行国営化論の台頭に対して。 NYダウやや上昇。
2/20 ドッド上院銀行委員会委員長 「銀行国有化はありえる。」 金融株を中心にNYダウ大幅下落。
2/23 トリシェECB総裁 「ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態にある。」 ユーロ/ドル1.29台→1.27台に、ユーロ/円121円台→120円台に。
2/24 米連邦預金保険公社(FDIC)ベアー総裁 「大手銀行の現時点での資本レベルは十分である」 銀行株が大幅に買われ、NY236ドル高に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和