今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年2月26日(木)




おはようございます。

「世の中がすごく明るくなったよ。」「いやぁ、よく見える。」

私の友人がレーシック手術を受けて暫くした後の感想です。

銀座の眼科医がこのレーシック手術を行う際に消毒装置を

2年以上も点検していなかったことが原因で感染症が発生し

67人もの患者が角膜炎などにかかりました。

この手術、比較的簡単で、眼鏡やコンタクトをしている人に人気が

あります。

費用的にもそれほど高額でもなく、効果も高いようです。

こうなると病院選びがポイントになってきそうです。

眼の手術だけに、後で「痛い目に」あわないようにしたいものですね。

・・・朝から失礼いたしました。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル/円は欧州市場でやや下落し96円半ばでの取引となり、その流れを 受けて97円を挟む水準で始まりました。
  • 昨日に引き続きバーナンキ議長の議会証言が行われましたが、銀行国有化に 否定的な見方を示したことと、大手行のストレステスト(資産査定)を 間もなく着手することが好感され、NYダウが下落する中、銀行株は続伸。
  • 米経済指標の悪化が発表されたものの、むしろ、このところの傾向である、 安全資産としてドル買いが先行、ドル/円はこの日のドル高値97円79銭を 示現。その後利食いのドル売りに押され97円40水準でクローズ。
  • ユーロはS&Pがウクライナを長期債の格付けを引き下げたことで下落、 対ドルで1.270を割る水準までユーロ安が進み、ドルが主要通貨に対して 全面高となり、ドル高傾向が鮮明になったようです。
  • 1月中住宅販売件数→▼5.3%(11年ぶりの低水準)
  • オバマ大統領は富裕層に対して6340億ドル(約61兆円)の増税を 求め、10年間で国の医療費財源の再建に充てたい模様です。

ドル/円96.53 〜 97.79
ユーロ/円123.09〜 124.60
NYダウ−80.05→ 7,270.89ドル
GOLD −3.30 →  966.20ドル
WTI +2.54→  42.50ドル
米10年国債+0.127→ 2.928%


本日の注目点

       
  • 欧   独2月失業率 
  • 米   週間失業保険申請件数              

ユーロが対ドルで下落したことにより、昨日とは異なり「ドル全面高」に

なってきたようです。

この日も中興住宅販売件数が11年ぶりの低水準と、米経済の悪化を示して

いましたが、米経済の長期低迷は→世界経済のとってもマイナス→

安全資産としてのドル買い。・・・・こんなシナリオが説得力を持ってきた

ようです。

既に昨年12月頃から米経済指標の悪化でもドルが上昇するというケースが

ありましたが、ストーリーとして認知されつつあるようです。

もともと「美人投票」といわれている為替市場ですが、市場参加者の

多くが「こっちが美人だ。」というのであれば、それについて行く方が

収益機会が多いということでしょう。

ルーシュインたーナショナルにのマーケットアナリストは「中古住宅販売戸数

の落ち込みは、安全資産としてのドルの需要が再度増す結果となった。」

と述べています。(トムソン・ローター)



ドル/円が今年の年初来高値を抜いたことで、市場はドル悪材料には反応せず、

円の悪材料には素直に反応するという傾向が強まっています。

昨日発表された1月の日本の貿易赤字が過去最大だったことなどもこの傾向に沿って、

円が売られることになり、今後は米国ではなく、日本の経済指標を注目

する必要があるのかもしれません。

暫くはこの傾向が続き、一進一退を繰り返しながら100円を目指す

展開かと思います。



ケースシラー住宅価格指数の生みの親である、エール大学のシラー教授が

来日しています。

昨夜、東京、有楽町の外国特派員協会で講演を行い、米住宅バブルの崩壊は

まだ終わっておらず、今後も下げ続けるとの見方を示していました。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
2/2 オバマ大統領 「バッドバンク」構想について「われわれは不良資産の一部を切り離なさなけらばならない。」「4兆円も税金を使うことはない。」 -----
2/4 ペロシ米下院議長 「オバマ政権による追加的な銀行救済策の要請があるかどうかは疑問。」 -----
2/5 トリシェECB総裁 「次回会合での利下げの可能性を排除しない。」「経済は明らかに下振れ方向だ。」政策金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で。 ユーロ/ドルはやや下落。影響は限定的。
2/6 ローマー米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長 「大胆な財政出動に踏み切らなければ、失業率は二桁に達するおそれがある。」雇用統計発表後、景気対策法案の早期成立を求めて声明を発表。 -----
2/10 ガイトナー財務長官 「金融システムの現状は回復に向けた取り組みとは逆行している。」「銀行のバランスシートを健全かつ強くしまければならない。」金融安定化法案発表ごの講演で。 NYダウ下落幅拡大。
2/10 バーナンキFRB議長 FRBによる金融機関への大量の流動性供給は金融の緊張を緩和する上では実績のある対策だが、万能薬ではない。」 NYダウ下落幅拡大。
2/12 オバマ大統領 自動車大手の救済に関して「労使が厳しい変革を実施した場合、相当な支援の用意がある。」と表明。 ------
2/17 ギブズホワイトハウス報道官 GM,クライスラーの再建計画書提出期限に関連して「破産を通じたリストラの可能性をオバマ大統領は否定できない。」自動車業界は米経済にとって「非常に重要だ。」と強調。 ------
2/20 ギブズホワイトハウス報道官 「銀行システムは民営であるべき。」銀行国営化論の台頭に対して。 NYダウやや上昇。
2/20 ドッド上院銀行委員会委員長 「銀行国有化はありえる。」 金融株を中心にNYダウ大幅下落。
2/23 トリシェECB総裁 「ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態にある。」 ユーロ/ドル1.29台→1.27台に、ユーロ/円121円台→120円台に。
2/24 米連邦預金保険公社(FDIC)ベアー総裁 「大手銀行の現時点での資本レベルは十分である」 銀行株が大幅に買われ、NY236ドル高に。
2/24 バーナンキFRB議長 「今年後半から徐々に経済成長が再び始まる。」「景気の全面的な回復には2ー3年以上かかる。」上院での証言で2010年から景気が回復する可能性を示唆。 ドル高に弾み。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和