2009年3月6日(金)
おはようございます。
昨日の新聞で、米メリルリンチがBOAへ身売りをする前に、
メリル幹部に多額の報酬を支給していたという記事がありました。
ウオールストリートジャーナル紙は独自の調査で詳細を伝えてます。
それによると、シニアバンカーのオーセル氏は3390万ドル(約33億円)、
トレーダーのソボトカ氏は1300万ドル(約13億円)・・・・など。
日本では考えられないような金額を受け取っていたことになります。
その後、BOAはメリルの不良債権を抱え経営危機に陥っていることを考えると
何とも理解できません。
NY州の司法当局が動いていることから、司直の手が届くと思いますが、
正に犯罪ですね。
昨日セミナーに出席された皆様お疲れ様でした。
よい週末を・・・・・。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ECBとBOEが共に0.5%の利下げを決めたことで、欧州通貨が売られ、 円が上昇。クロス円の売りも加速し、その影響もありドル/円が下落し97円台 後半までドル安が進みました。
- GMの監査法人が2008年年次報告書の中で同社の事業継続に大きな懸念 があると明記していたと伝えられ、GMの経営破たんの可能性が拡大。
- 格付け会社がJPモルガンの見通しを「ネガティブ」に見直したことから、 先に格下げされているBOA,ウェルズファーゴとともに、株価が急落。
- 金融株の下落が先導する形でNYダウは前日の上昇分の2倍の下げに転じ、 米株式市場の先行き不安は払拭されず。
- 中国全人代で期待されていた景気対策拡大への発表が無かったことも 株式下落に拍車をかけたようです。
- 週間失業保険申請件数→63万9千件
| ドル/円 | 97.72〜 99.27 |
| ユーロ/円 | 122.83〜 124.02 |
| NYダウ | −281.40→ 6、594.44ドル |
| GOLD | +21.10 → 927.80ドル |
| WTI | −1.77→ 43.61ドル |
| 米10年国債 | −0.169→ 2.815% |
本日の注目点
- 欧 独1月生産者物価指数
- 米 2月雇用統計
昨日東京で99円68銭近辺まで上昇したドル/円は一気に下落しました。
欧州での利下げが決定されたことで円、カナダドル、オージーなどが
相対的に買い戻されたようです。
ドル/円は100円を超えたあたりに強い抵抗線が存在し、一度はこの水準を
試しにいき、その後やや調整があるのかと観ていましたが、100円に届かず
大きく下落しました。
BOEのサプライズ的なな利下げと、ECBは市場予想通りでしたが、その後の
トリシェ総裁の追加利下げの可能性を示唆する発言から欧州通貨が全面安となり
円、その他の通貨が買われたと言えます。
トリシェ総裁の追加利下げへの発言は、これまでになく突っ込んだ発言
でした。ユーロ圏内金融機関の経営問題、東欧に対する債権の行方、あるいは
急速に低下するインフレ率など今後景気悪化が更に進むことに対する
強い意思表示と受け止めることができます。
対ドルで1.23台、対円で120円がポイントになろうかと思います。
ドル/円は昨日まで調整らしい調整がほとんど観られず上昇してきました。
年初来高値94円65銭を抜けてから昨日の下げがいわば「本格的な調整」
だったわけです。
ある意味健全な状態に戻ったともいえます。
昨日100円に届かず、そこから約2円下げたことで100円が壁になる可能性は
ありますが、95円を割り込むまではドルブルでいいでしょう。
95円ー100円のレンジでもみ合うことになりそうですが、再び100円を
目指すと考えています。
さて、そのレンジに大きな影響を与える「雇用統計」が今夜出ます。
先日のADPは69万7千人のマイナスでしたが、通常この数字を
上回るケースが多いことから、市場では既に悪い数字を予想しているようです。
コンセンサスはマイナス65万人ですが、一部にはマイナス80万人との
見方もあります。
かりに、最悪の数字だった際に、これまで通り「安全資産としてのドル」が買われるのか
どうかも含めて注目したいと思います。
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| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 | ||||||||
| 3/3 | バーナンキFRB議長 | 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 | 保険株を中心に米株式下落。
| 3/5 |
トリシェECB総裁 |
「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 |
ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
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