今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年3月11日(水)




おはようございます。

例年春先の天候は不安定ですが、今年は雨が多いようです。

このところの週末から日曜日はほとんど雨です。

これでは街の消費も盛り上がらず、天候も景気回復の味方は

してくれないようです。

ただ、例年に比べ気温が高いせいか「花粉症」の症状も

早めにでています。

朝、目が覚めたときのくしゃみは止まりません。

桜の開花も例年より早いとのこと、この分では完全武装して

花見をすることになりそうです。

東京地方は25日が開花予定です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝方98円を挟む展開でオープンしたドル円は米株式市場の急騰で下落する場面も ありましたが、比較的堅調で98円台半ばでの小動き。
  • ユーロが2週間ぶりの1.28台前半まで上昇。ドル下落の流れに乗った買いが 優勢で、ECBのスマギ専務理事が金融緩和発言を行ったにもかかわらず堅調。
  • バーナンキ議長は講演で、金融システムと金融監督を強化することが 必要との認識を示す。
  • 金は大幅続落で900ドルの大台割れ。

ドル/円97.93〜 98.90
ユーロ/円124.64〜 126.06
NYダウ+379.44→ 6、926.49ドル
GOLD −22.10 →  895.90ドル
WTI −1.36→  45.71ドル
米10年国債+0.147→ 3.008%


本日の注目点

     
  • 米  2月財政収支               

昨日のNY市場での主役はシティー株でした。

同社のパンディットCEOが1ー2月期は2007年夏以来の好業績で黒字を確保した

と、社内向けのレターで述べたことを受けて朝方から株式買戻しの動きが

活発化し金融株が急騰。

シティー株は38.1%も上昇し、その他バンカメ、JPモルガンなどが

軒並み20%〜30%の上昇で引け、NYダウは380ドル近く上げて

取引を終了しました。

これまで株安はドル高円安に作用していたことを考えれば、ドルが大きく売られる

展開を連想できるが、ドルの下落は限定的でした。

ドル円は一時98円を割り込み97円90銭近辺まで売られたものの、その後はじりじりと

値を戻す展開で99円手前までドルが買われる場面もありました。



これまで堅調だったドルは、昨日の東京市場引け後売りが加速し円は98円前半まで買われ、

ユーロも1.27台半ばまで急伸しました。

ただ、この動きはトレンドを変えるほどのものでもなく、ドル円が上昇しながらも100円に

届かない状況のなか、一旦手仕舞う動きだったと思われます。

市場では「この動きは一過性のもので、単にドルの最近の上昇を受けた利益確定の売りの

可能性が高い。」(トムソンロイター)という声が支配的でした。



驚いたのは株式市場の動きです。

シティーの業績が改善したという報だけで379ドル、5%を超える上昇を見せた

米株式市場は「好材料」に飢えていたと同時に、金融の安定が米経済にとって不可欠である

ことを物語っています。

米政府がシティーに対して更なる救済策を考えているとの報道があるなか、最も業績不振

に苦しんでいるシティーが2009年度の最初の四半期で黒字を確保できるとなれば

ウオール街だけではなく、世界の金融市場にとっても「好材料」に違いありません。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF) 2009年2月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
3/3 バーナンキFRB議長 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 保険株を中心に米株式下落。
3/5 トリシェECB総裁 「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
3/6 大統領経済諮問委員会ローマー委員長 景気回復の時期について「年後半には効果が表れる」TVのインタヴューで。 -----
3/7 世界銀行 2009年世界景気は戦後初めてマイナス成長に。(世銀が今年度の経済見通しを発表。)   -------
3/7 ウオーレンバフェット 米経済は「がけから転落した。」「現在の政策は強いインフレ要因となり得る。」米経済が非常に厳しい状況にあり、ある程度のインフレは適切との見解を示す。   NY株式市場が下落。NYダウ6,547ドルまで売られる。
3/10 スマギECB専務理事 「ECBは金利をゼロ水準まで引き下げる用意がある。」インタビューに答えて。   -------

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和