今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2019年4月22日(月) 「主要市場休みで動かず」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は小動き。主要市場が休みな上、NY市場でも株式、債券市場が休場で材料が乏しく、参加者も限られたため111円台後半で動かず。
  • ユーロドルも動かず1.12台半ばでの取引に終始。
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3月住宅着工件数 → 113.9万件
3月建設許可件数 → 126.9万件
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ドル/円 111.86 〜 111.97
ユーロ/ドル 1.1240 〜 1.1248
ユーロ/円 125.85 〜 125.88
NYダウ ------ → 26,559.54ドル
GOLD ------ → 1,276.00ドル
WTI ------ → 64.00ドル
米10年国債 ------ → 2.560%

本日の注目イベント

  • 欧 欧州市場休場
  • 米 3月中古住宅販売件数

イースター休暇初日の「グッド・フライデー」のため、アジアと欧州の主要市場が休みとなり、為替はほとんど動きがありません。NY市場でも、株式、債券、商品市場が休場で、参加者も少なくドル円は111円台後半で小動きでした。経済指標関連では、3月の住宅着工件数が発表されましたが、市場予想を下回ってはいましたが、これ自体が材料になることはなく、ポジション調整に終始した1日でした。

今週も余程の新しい材料が出てこない限り動きは少ないと思います。問題は今週末から始まる10連休中に、巷間言われているような急激な動きになるのかどうかです。為替だけではなく、株式も債券も連休前にポジションを減らしたり、ヘッジをかけるなど、大型連休を意識した動きも予想されますが、個人投資家の皆さんは、それほど慌てる必要はないと考えます。

今年1月3日の早朝に起きたドル急落のような動きが起こる可能性は、それほど高くはないと予想しています。1月3日は、日本ではまだお正月休みだったということもあり、ドル円の指値注文はそれほど多くはなかったと思われます。それまで108円台後半で推移し、そもそも値動きが少なかったこともあり、指値水準もせいぜい上下1円〜2年程度の範囲内に収まっていたと思います。まさか一気に4円以上も円高が進むとは想定していなかったと思われ、106円以下での注文は少なかったものと思います。そのため、一気に104円台まで円高が進み、その直後に107円台まで値を戻しています。

今回は、1月3日の「学習効果」もあり、112円台から上ではドル売り注文も多く並び、同時に110円から下でもかなりの注文が集まるとみています。そのため、仮に投機的な動きがあったとしても、水準を大きく上下させることはそう簡単ではありません。ただ、この連休中には重要イベントや経済指標が目白押しです。そのイベントや経済指標の内容次第では相場が乱高下する可能性はもちろんあるでしょう。まずは、ポジションの縮小か、資金に余裕を持たせることです。また連休中ですが、レートをこまめにチェックすることも必要です。本日も欧州市場はほぼ休みです。NY市場では住宅関連指標が出ますが、参加者は通常よりも少なくなります。レンジとしては111円70銭〜112円30銭程度を予想します。

What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時     発言者     内容   市場への影響   
3/2 トランプ・米大統領 「私は強いドルを好むが、米国にすばらしく作用するドルが望ましいと考え、米国が他国とのビジネスを行うことができなくなるほどの強すぎるドルは望んでいない。FRBには量的引き締めを愛し、非常に強いドルを好むジェントルマンがいる」メリーランド州の会合で。 --------
3/7 ドラギ・ECB総裁 「地政学的要因と保護主義の脅威、脆弱性に関連した不透明感の持続が景況感に影響を与えているもようだ。ユーロ圏の成長見通しを取り巻くリスクは、依然として下振れ方向に傾斜している」 理事会後の会見で。 ユーロドル1.13台〜1.1176まで下落。ユーロ円126円台〜124円台に。
3/10 易綱・中国人民銀行総裁 「中国は為替相場を競争、輸出拡大、貿易摩擦の手段に絶対使わない」記者会見で。 --------
3/12 メイ・英国首相 「合意なき離脱に反対票を投じ、離脱延期に賛成票を投じたからといって、われわれが直面している問題は解決しない。われわれが交渉した合意案が最善で、また唯一入手可能な合意案だと信じている」修正案が議会で否決された後に。 --------
3/12 ライトハイザー・USTR代表 「現在の関税が今後どうなるかにかかわらず、合意が破られた場合に関税を引き上げる権利を米国は維持しなければならない」 --------
3/21 パウエル・FRB議長 「海外経済の減速が米景気の逆風になってきた」「政策変更を明確に必要とするほど雇用とインフレの見通しが変わるには、しばらく時間がかかるかもしれない」FOMC後の記者会見で。 ドル円111円60銭前後から110円52銭まで下落。ユーロドル1.13台半ばから1.1448まで上昇。
3/25 エバンス・シカゴ連銀総裁 (利上げ見通しについて)「今は静止、停止して事態の推移を見守るのによい時期だ」、「FF金利が中立に近づいているのはほぼ確かだ」香港のイベントで。 --------
3/26 クオールズ・FRB理事 「米経済は持続的な成長加速の時期に入ろうとしている可能性がある。さらなる段階的な利上げが必要」 --------
3/28 クラリダ・FRB副議長 「インフレ圧力は抑制されているため、われわれは辛抱強く、かつデータ次第の姿勢を取る事が可能だ。米政策金利にどういった調整が必要になり得るのか、将来の会合で検証する」パリでの講演で。 --------
4/5 ククドロー・国家経済会議(NEC)委員長 (多くの電話会議を通じて通商合意に)「一段と近づいている」 --------
4/9 IMF・世界経済見通し 「世界的な成長の勢いが衰え不況に対応する政策的余地が限られる中、経済活動を害しかねない政策ミスを回避することを主な優勢事項にする必要がある」 ドル円111円台前半から111円割れ。株価も大きく下落。
4/9 ラガルド・IMF専務理事 「世界経済は、微妙な瞬間に直面している」 --------
4/10 FOMC議事録 フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の適切なレンジに対する見解は、今後のデータや他の動向に基づいてどちらの方向にも変わり得るとの考えを幾人かの参加者が示した。 公表後、ややドルが上昇。
4/11 クラリダ/FRB副議長 「現在の景気拡大局面が今年半ばに米史上の最長記録を更新する可能性は非常に高い」 --------
4/12 ムニューシン・米財務長官 「為替も議題となり、協定には通貨切り下げを自制する為替条項を含めることになる」 --------
4/13 黒田・日銀総裁 「金融政策の余地がないと決め付けることはできない。わが国についてもまだ必要があれば、さらなる追加緩和ということを考える余地はある」 --------
4/13 ドラギ・ECB総裁 「中銀の独立性に関し、確かに懸念している・・・・。世界で最も重要な地域においてだ」IMFの会合で、FRBに利下げ圧力をかけているトランプ大統領を暗に批判したと思える発言を。 --------
4/14 トランプ・米大統領 「FRBは適切に仕事をしていなかった。もしそうしていれば米株価はさらに5000−10000ポイント上昇していただろう。量的引き締めは破壊的だ。真逆のことをすべきだった」あらためてFRBを批判。 --------
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和