今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年3月18日(水)




おはようございます。

トヨタが旧型プリウスを値下げし、先日ホンダが発売したインサイトと

同額の189万円にしました。

インサイトは発売以来目標販売台数の3倍ほど受注があり

絶好調です。

このままではトヨタの旧型プリウスは劣勢を免れず今回の

値下げに繋がったのでしょう。

圧倒的な販売網を持つトヨタが「本気」をだしたということでしょう。

かつてこれと同じようなことがありました。

ホンダがストリームを発売し、その後トヨタがウィシュを発売しました。

その当時業界では「ホンダはトラの尻尾を踏んでしまった」と

言われたそうです。今回もトラかライオンか分かりませんが

尻尾を踏んでしまったのでしょうか?

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 2月住宅着工件数が58.3万件と市場予想を大幅に上回り 昨年6月以来8ヶ月ぶりのプラス。上昇幅も22%超え米住宅関連指数に 久しぶりの明るい兆し。
  • 住宅着工の良好な数字を受けてNY株式市場は住宅関連、金融、ハイテクなどの株が 軒並み上昇。NYダウは180ドル近い上昇で取引終了。
  • ドル円は前日同様98円台半ばででのオープン。その後99円をテストするも抜け切れず、 98円50−99円の狭いレンジでの取引に終始。
  • 独ZEWの景況感指が予想を上回ったことでユーロドルは1.3070近辺まで買われ、 5週間ぶりのユーロ高水準に。
  • 市場ではドル円が膠着状態のなか、ユーロ円をはじめクロス円で円売りの動きが 強まってきており、ユーロ円は130円を試す展開も予想される。
  • 2月生産者物価指数→+0.1%

ドル/円98.46 〜 98.97
ユーロ/円127.73 〜 128.38
NYダウ+178.73 → 7.395.70ドル
GOLD −5.20 →  916.80ドル
WTI +1.81 →  49.16ドル
米10年国債+0.056→ 3.014%


本日の注目点

     
  • 日   1月景気動向指数  
  • 米   2月消費者物価指数
  • 米   FOMC               

「住宅デー」

昨日のNY市場はほぼ住宅関連の話題で一日を終えたようです。

2月の住宅着工件数は市場の事前予想45万件を大幅に上回る58万3千件と

昨年6月以来の前月比プラスでした。

プラス幅も22.2%と十数年ぶりの大幅な増加でした。

ただ、その内容を見ると戸建て住宅件数は伸びておらず、住宅市況が底入れした

と判断するのは早計だとの見方が一般的です。

しかしそうとは言え、米経済回復の3つのキーワード「住宅」「消費」「雇用」の一つに

光がさしてきたことは事実で、今後これらの指標を注意深く観ていく必要はあります。



先週に引き続き日米ともに株式市場が急回復しております。

日経平均株価もお8000円回復までもう一息の水準にまで戻しており、直近の

安値から1000円ほど上げてきています。シカゴ先物では既に8000円台に

載せて引けており、今日の東京株式市場でももう一段高が見込まれますがどうでしょう。

ややスピードが早く、先週のドル円同様「調整」があってもおかしくない段階だと思います。

株価が急反発したことで、日本の金融機関の含み損も縮小しさらに昨日、日銀が大手銀行や地銀を

対象に劣後レーンでの資金供与を検討することを発表し、金融機関のリスク許容度が

増す結果となっています。

これまでのシナリオではリスク許容度が増せば円高材料と観られてきましたが、

安全資産としてのドルと同様、市場の反応は「不確実」です。

言えることは日米ともに金融機関の体力が増し、その結果金融機関の株価が

上昇すれば市場全体に与える好影響は大きく、負の連鎖は避けられる

ことになります。



ドル円に方向感が見えないことで、ユーロドル、ユーロ円を取引している方も

多いと思われますが、ユーロドルについては100日移動平均線が1.3070近辺

で抵抗を示しており、昨日も抜けていません。

また、その上にも一目の「雲」も集めに存在します。

目先、この水準を破れるかどうかでしょう。

ユーロ円については既に週足でもMACDにゴールデクロスがでており、

テクニカルで観る限りは135円近辺までの上昇も可能かもしれません。

もちろんその場合には上記ユーロドルは1.31台に載せていることが

条件となりますが。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF) 2009年2月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
3/3 バーナンキFRB議長 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 保険株を中心に米株式下落。
3/5 トリシェECB総裁 「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
3/6 大統領経済諮問委員会ローマー委員長 景気回復の時期について「年後半には効果が表れる」TVのインタヴューで。 -----
3/7 世界銀行 2009年世界景気は戦後初めてマイナス成長に。(世銀が今年度の経済見通しを発表。)   -------
3/7 ウオーレンバフェット 米経済は「がけから転落した。」「現在の政策は強いインフレ要因となり得る。」米経済が非常に厳しい状況にあり、ある程度のインフレは適切との見解を示す。   NY株式市場が下落。NYダウ6,547ドルまで売られる。
3/10 スマギECB専務理事 「ECBは金利をゼロ水準まで引き下げる用意がある。」インタビューに答えて。   -------
3/15 バーナンキFRB議長 「政府が金融市場の安定に成功すれば 、リセッションは年内に終了し、2010年には景気拡大に転じる公算が大きい。」CBSのTVインタビューに答えて。   -------

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和