今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年3月24日(火)




おはようございます。

先週21日(土)の夕刊に「1ミリも残さずがん細胞切除」とい記事が

一面に掲載されており、思わず食い入るように読みました。

記事によると「東京大学とオリンパスの共同研究グループは、体内に出来た

がんをほぼ確実に切除する新手法を開発。(蛍光)という光を発する物質を

がん周辺に噴射し正常な組織と識別でき、1ミリのがん細胞でも光ってみえる。」

再発防止に効果を発揮できるのでは、とありました。

がんで亡くなる人は年間約30万人と言われています。

実は私の友人がこの正月に胃がんになり、手術を行って今月初めに退院した

ものの、再入院したため21日(土)に見舞いに行ってきました。

非常にたちの悪いスキルス胃がんで「早ければ1週間もたない。」・・・・と。

同い年の友人があと1週間の命と聞き、最早言葉はありませんでした。

時間が欲しい。

残念でなりません。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 円は主要通貨に対して全面安の展開。ドル円は東京市場引け後、一時95円台 半ばまで下落したものの、その後ほぼ一本調子で上昇。  
  • NYでは97円35銭レベルまで円下落。
  • ガイトナー財務長官不良資産買取の枠組み「官民投資プログラム」を発表。
  • 最大1兆ドル(約9兆7千億円)規模まで不良資産を買い取るとの内容に NYダウは急反発し、引けは500ドル近い上昇に。
  • この日はユーロ円が5ヶ月ぶりとなる132円台、対オーストラリアドルでは 68円台、さらに対ポンドでも141円台と円の安さが顕著に。
  • 不良資産買取りの具体策発表でこれまでの悲観論が後退し、景気回復が早まるとに 見通しから原油価格は上昇53ドル台に。
  • 2月中古住宅販売 →+5.1%(市場予想を上回る)

ドル/円95.58 〜 97.35
ユーロ/円130.88 〜 132.56
NYダウ+497.48 → 7.775.86ドル
GOLD −3.70 →  952.50ドル
WTI +1.73 →  53.80ドル
米10年国債+0.020 → 2.660%


本日の注目点

     
  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨     
  • 欧   1月ユーロ圏経常収支 
  • 欧   日米欧金融機関首脳会合(ロンドン)   
  • 米   3月リッチモンド連銀製造業指数   
  • 米   1月住宅価格指数  
  • 米   オバマ大統領記者会見 
  • 米   AIGボーナス問題でガイトナー長官、バーナンキ議長       議会証言                            

市場はガイトナー財務長官の「官民投資プログラム」の発表を好感しました。

NYダウはこの発表を受けて終日上昇。大引けは先週末から6%以上も高い

497ドルの大幅高となりました。

株式の全面高を受け投資家のリスク許容度が高まり、この日は高金利通貨に

資金が流れ、オージー、ニュージー、ポンド、ユーロなどが軒並み買われ、

相対的に低金利のドルと円が売られました。

金利選好が急速に高まりいわば「金利相場」の様相を呈したようです。



ユーロドルは欧州市場で1.3735と前日のNY市場での高値まで上昇しましたが

その後利食いのユーロ売りに押され1.34台後半まで下落。

しかし、トリシェECB総裁の「ECBはゼロ金利には慎重」との発言が伝わると

一気に1.37台まで上昇し、金利に敏感な市場を象徴していました。



この日発表された不良資産買取のための「官民投資プログラム」は昨年導入された

7000億ドル規模の問題資産購入計画(TARP)から750億ドルー1000

億ドルの資金を使用。財務省のほか、FRB、FDIC(米連邦預金公社)も

資金拠出あるいは資金調達支援を実施します。

民間では大手資産運用会社のピムコやブラックストーンも参加を表明しており、

今後ヘッジファンドを含めた年金、保険など幅広い投資家の参加が見込まれます。

買い取ったあとの価格下落リスクはほぼ政府が負うというスキームは、民間資金を

呼び込み易くしていると言えます。



日米共に株式市場が急回復していることで市場参加者はリスクをとりやすく、

ここ暫くは高金利通貨への選好が優勢かと思います。

ユーロ円では137−138円が目先のターゲット。

ユーロドルでは200日移動平均線が抵抗する1.38台半ばを目指す動きに

なろうかと思います。

懸念材料はやはり、株式市場の急落です。このところ大幅に上昇している

だけに利食いの売りをこなせるかどうかです。

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What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
3/3 バーナンキFRB議長 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 保険株を中心に米株式下落。
3/5 トリシェECB総裁 「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
3/6 大統領経済諮問委員会ローマー委員長 景気回復の時期について「年後半には効果が表れる」TVのインタヴューで。 -----
3/7 世界銀行 2009年世界景気は戦後初めてマイナス成長に。(世銀が今年度の経済見通しを発表。)   -------
3/7 ウオーレンバフェット 米経済は「がけから転落した。」「現在の政策は強いインフレ要因となり得る。」米経済が非常に厳しい状況にあり、ある程度のインフレは適切との見解を示す。   NY株式市場が下落。NYダウ6,547ドルまで売られる。
3/10 スマギECB専務理事 「ECBは金利をゼロ水準まで引き下げる用意がある。」インタビューに答えて。   -------
3/15 バーナンキFRB議長 「政府が金融市場の安定に成功すれば 、リセッションは年内に終了し、2010年には景気拡大に転じる公算が大きい。」CBSのTVインタビューに答えて。   -------
3/20 米自動車作業部会スティーブン上級顧問 「GM,クライスラーの債権計画は楽観的な部分もあり、必要な支援額が大幅に増える事態も否定できない。」米メディアに対して。
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3/23 トリシェECB総裁 「ECBは金利をゼロまで引き下げることについて慎重な姿勢を維持している。」23日付け新聞のインタビューで。
ユーロドル1.35後半→1.37台へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和