今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年3月25日(水)




おはようございます。

東京地方でも桜が開花しました。

私の家の周りでも昨日咲き始めピンクの可憐な花が

顔を出し始めました。

これからが花見の本番ですが、日本人は「桜」が大好きです。

咲き始めたら一気に咲き、あの見事な枝ぶりを謳歌し、

そして一気に散ってしまう潔さ・・・・。

日本人の武士道に通ずるという人もいます。

これから桜前線は北上し、最後の北海道は5月下旬まで

花が楽しめるそうです。

日本列島が一年で一番に賑わう季節です。

個人的には福島の「三春の桜」と「弘前城の桜」を

一度は訪ねてみたいと思います。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY株式市場は前日の急騰から、この日は利食い売りで反落115ドル安で引け。
  • 株安を受けてドル円はやや円高ドル安に。東京、欧州市場でドル高が進み、 98円半ばまで買われたドルはやや調整。
  • ドル高円安が一服したことで、ユーロ円も132円台での取引。いずれも小幅調整の 域を出ず。
  • ユーロドルもこのところの一本調子の上昇に高値警戒感から利食い先行。 1.38ミドルの節目を試さず下落。
  • ガイトナー財務長官とバーナンキ議長が議会で証言を行い、金融監督制度の 強化を訴えており、AIG問題には両氏とも怒りを表明。
  • 1月米連邦住宅金融庁(FHFA)発表の住宅価格指数→+1.7%(11ヶ月ぶり の前月比プラス)

ドル/円97.63 〜 98.42
ユーロ/円132.21 〜 133.46
NYダウ−115.89 → 7.659.97ドル
GOLD −28.70 →  923.80ドル
WTI +0.18 →  53.98ドル
米10年国債+0.045 → 2.705%


本日の注目点

     
  • 日   2月貿易統計 
  • 欧   3月独IFO景況指数   
  • 米   2月耐久財受注   
  • 米   2月新築住宅販売件数                                  

NYではこのところの円売り、ドル売りが一服し、小幅調整でした。

先週木曜日にFRBによる長期債買い取り決定を受け93円半ばまでドル安が

進みましたが、その後は一転してドル上昇。

昨日のアジア、欧州では98円半ばまでドル高が進みました。

この背景には「株式市場」との相関度が再び高まったことが挙げられます。

株高により投資家がリスクを採り易くなり、リスク許容度が増すということです。

従って、株高=ドル高の構図が徐々に構築されつつあり、このところの日米株式市場

の高騰でドル高円安が進んだものと思われます。

リスク許容度の増大は再び高金利通貨への資金流入を促し、オージー、ニュージー

なども対円で大幅な上昇を見せています。



結局先週のドル急落で95円の節目は破られたものの、再び95円ー100円の

レンジに戻ったように思えます。

ポイントはやはり株式市場の行方です。

NYダウの6500ドル、日経平均の7000円が底値であったとしたら、

今後暫く高金利通貨への投資熱は冷めにくいと考えます。

2007年夏場まで続いた「キャリートレード」の再開とまでは行かなくとも

行き場を失ったホットマネーがじわじわと流入することは考えられます。

FRB,米財務省が金融収縮解消に向け総力で戦って来た結果、米金融機関の

09年1−3月期に急回復の見通しが立ち、これが世界の株式市場を大幅に

上昇させたわけですが、具体的に米金融機関の収益回復が確認できれば

現在のような為替の流れは維持できるのではないでしょうか。

来月後半には数字が公表されそうですがその前に、間もなく本邦では3月決算です。

市場では「レパトリ」の特殊要因でドル安に振れるとの読みがあるようですが、

どの程度の円買い需要があるのかは残念ながらわかりません。

3月の特殊要因ということでは「GM、クラースラー問題」も付け加えておきたいと

思います。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF) 2009年2月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
3/3 バーナンキFRB議長 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 保険株を中心に米株式下落。
3/5 トリシェECB総裁 「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
3/6 大統領経済諮問委員会ローマー委員長 景気回復の時期について「年後半には効果が表れる」TVのインタヴューで。 -----
3/7 世界銀行 2009年世界景気は戦後初めてマイナス成長に。(世銀が今年度の経済見通しを発表。)   -------
3/7 ウオーレンバフェット 米経済は「がけから転落した。」「現在の政策は強いインフレ要因となり得る。」米経済が非常に厳しい状況にあり、ある程度のインフレは適切との見解を示す。   NY株式市場が下落。NYダウ6,547ドルまで売られる。
3/10 スマギECB専務理事 「ECBは金利をゼロ水準まで引き下げる用意がある。」インタビューに答えて。   -------
3/15 バーナンキFRB議長 「政府が金融市場の安定に成功すれば 、リセッションは年内に終了し、2010年には景気拡大に転じる公算が大きい。」CBSのTVインタビューに答えて。   -------
3/20 米自動車作業部会スティーブン上級顧問 「GM,クライスラーの債権計画は楽観的な部分もあり、必要な支援額が大幅に増える事態も否定できない。」米メディアに対して。
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3/23 トリシェECB総裁 「ECBは金利をゼロまで引き下げることについて慎重な姿勢を維持している。」23日付け新聞のインタビューで。
ユーロドル1.35後半→1.37台へ。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和