今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2009年3月26日(木)




おはようございます。

昨日の夜、友人5人で今年「第一回目」の花見に行ってきました。

九段の千鳥が淵周辺でしたがまだライトアップもされておらず

桜も、友人いわく「0.8分咲き」でした。

加えて昨日の寒さは2月頃の陽気。

結局、単なる飲み会で、正に「花より団子」でした。

東京地方の見ごろは来週後半以降でしょうか。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 2つの経済指標に改善傾向が観られました。
  • 2月新築住宅販売件数は年率換算で33万7千戸と7ヶ月ぶりのプラス。 同時に1月の件数も上方修正され、米景気後退の元凶であった住宅市況に 底入れ感が出てきた可能性もあり。
  • 2月耐久財受注も3.4%プラスとなり、こちらも7ヶ月ぶりのプラスに。
  • ドル円は朝方ガイトナー長官の「SDRの使用拡大についてはオープンだ。」 との発言から、一時97円を割り込む場面もありましたが底堅く、97円半ばから 後半の取引に終始。
  • NYダウは経済指標の発表を受けて一時200ドルを超える上昇を 見せましたが引けは90ドルの値上がり。このところの株式市場の堅調さを 維持し急激な悲観論は後退。
  • ガイトナー長官はNYで講演し、金融機関以外のノンバンクが破綻した際の 処理法制の概要を発表。
  • EUはIMFと共同で通貨の大幅下落や金融危機に直面しているルーマニアに 対して、200億ユーロ(約2兆6千億円)の緊急融資を実施すると発表。
  • FRBは米国債買取りを始動。この日は7年債と10年債を総額75億ドル買取り。

ドル/円96.90 〜 98.09
ユーロ/円131.80 〜 132.88
NYダウ+89.84 → 7.749.81ドル
GOLD +12.00 →  935.80ドル
WTI −1.21 →  52.77ドル
米10年国債+0.088 → 2.793%


本日の注目点

     
  • 欧   4月独GFK消費者信頼感調査     
  • 米   週間失業保険申請件数     
  • 米   第四半期GDP確保値                                      

米経済指標に明るさが見えてきたようです。前日発表された1月FHFA

住宅価格指数も11ヶ月ぶりの上昇を見せ、昨日発表された2月新築一戸建て

住宅販売件数も4ヶ月ぶりにプラスでした。

2007年夏にサブプライムローン問題が表面化し「パリバショック」と言われた

8月以来、住宅関連指標が複数で好調さを示したのは初めてだと思います。

今朝の日経新聞朝刊でも一面で「米住宅販売4.7%増」と報じており、この種の

米経済指標が朝刊一面を飾るのは異例のことでしょう。

要はそれくらい久々のことで話題性があり、重要だったということだと認識しています。

これまで一環して金融緩和を継続し、住宅価格も急激に値下がりしたことで新規の住宅需要を

生み出してきたものと思われ、今後はこのファンダメンタルズの変化を注視していく

必要があるでしょう。



ドルはガイトナー長官が「IMFによるSDR(特別引き出し権)の拡大」に言及したことで

機軸通貨としてのドルの役割が縮小するとの連想からドルが売られましたが、その後、

ドルが最も有力な準備通貨としての地位を長く維持するだろうと述べたことで再びドルは

上昇、対円では97円台半ばで落ち着きました。

ユーロドルは1.34台半ばまで下落したものの、1.34前半ではテクニカルの

サポート水準でもあり、買い戻され1.35〜1.36で底堅い動きでした。



日米株式市場が堅調なことから高金利通貨への資金の流れが現在の円安を形成して

いると思われますが、加えて米住宅市況に底入れ感がでてくれば、設備投資、雇用にも

好影響を与えるため今後の経済指標が重要となってきます。

米景気の底意いれは「はやくとも年後半」と見方が支配的な中、予想以上に景気回復が

早まれば、日本を含め世界景気にも好影響を与えるはずです。



ドル円は95−100円でややニュートラル。ユーロ円次第では98円台に

再び載せる可能性があります。



2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)
2008年8月分(PDF) 2008年9月分(PDF) 2008年10月分(PDF) 2008年11月分(PDF)
2008年12月分(PDF) 2009年1月分(PDF) 2009年2月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
3/3 バーナンキFRB議長 「この1年半に起きた出来事で、最も強い憤りを覚えたのはAIGを置いてほかならない。」「金融システムはまだ安定していない。」議会証言で発言。 保険株を中心に米株式下落。
3/5 トリシェECB総裁 「現行水準が(政策金利の)最低水準と決めたわけではない。」「今年中に(インフレ率が)マイナスになる。」追加利下げ決定後の会見で。 ユーロが大幅に下落。ユーロ/円124円後半→122円台へ。
3/6 大統領経済諮問委員会ローマー委員長 景気回復の時期について「年後半には効果が表れる」TVのインタヴューで。 -----
3/7 世界銀行 2009年世界景気は戦後初めてマイナス成長に。(世銀が今年度の経済見通しを発表。)   -------
3/7 ウオーレンバフェット 米経済は「がけから転落した。」「現在の政策は強いインフレ要因となり得る。」米経済が非常に厳しい状況にあり、ある程度のインフレは適切との見解を示す。   NY株式市場が下落。NYダウ6,547ドルまで売られる。
3/10 スマギECB専務理事 「ECBは金利をゼロ水準まで引き下げる用意がある。」インタビューに答えて。   -------
3/15 バーナンキFRB議長 「政府が金融市場の安定に成功すれば 、リセッションは年内に終了し、2010年には景気拡大に転じる公算が大きい。」CBSのTVインタビューに答えて。   -------
3/20 米自動車作業部会スティーブン上級顧問 「GM,クライスラーの債権計画は楽観的な部分もあり、必要な支援額が大幅に増える事態も否定できない。」米メディアに対して。
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3/23 トリシェECB総裁 「ECBは金利をゼロまで引き下げることについて慎重な姿勢を維持している。」23日付け新聞のインタビューで。
ユーロドル1.35後半→1.37台へ。
3/25 ガイトナー財務長官 「SDRについては排除しない。」「ドルは引き続き世界において最も有力な準備通貨であり、今後の長期間そうあり続けると思う。」NYの講演で。
ドル円97円ミドルから96円台、更に97円台に。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和