「ビットコイン急落!」
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場- NY市場が休みのためドル円は小動き。ドルは東京時間終了後、緩やかに下落し、104円22銭前後まで売られたが、その後は一進一退。
- ユーロドルも東京時間の午後から軟調となり、欧州では1.1885までユーロ安が進む。ユーロ円の水準はほぼ横ばい。
| ドル/円 | 104.22 〜 104.35 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.1885 〜 1.1934 |
| ユーロ/円 | 123.91 〜 124.48 |
| NYダウ | ------- → 29,872.47ドル |
| GOLD | ------- → 1,805.50ドル |
| WTI | ------- → 45.71ドル |
| 米10年国債 | ------- → 0.882% |
本日の注目イベント
- 日 10月東京都区部消費者物価指数
- 中 中国10月工業利益
- 欧 ユーロ圏11月消費者信頼感(確定値)
- 欧 ユーロ圏11月景況感指数
- 米 株式・債券市場、短縮取引
- 米 ブラックフライデー
本日のコメント
米国が感謝祭のため、NY市場は休場でした。感謝祭からクリスマスにかけては、米国では最も人の往来が盛んになり、人々の財布の紐がゆるむ時期です。コロナ禍という異例な状況の中、感謝祭の行事も地味に、大人しく行われたようです。
連日高騰を続け、過去最高値までわずか「7ドル以内」に迫っていたビットコインが昨日急落しました。一時は14%も売られる場面もあったようです。ここ9カ月で250%程上昇していたビットコインでしたが,暗号資産交換者を運営する米コインベースのアームストロングCEOが、デジタル通貨取引の匿名性を弱める新たな規制を米当局が検討してたとの観測に関してツイートしたことが、下落のきっかけだったようです。ブルームバーグのデータによれば、他の暗号資産も最大27%の大幅下落を記録しています。
英アストラゼネカは、オックスフォード大学と共同で開発したコロナワクチンの有効性を分析するため、追加試験を世界各地で行う公算が大きいと、ブルームバーグが伝えています。同社は1回分の半量を投与した試験結果を発表しましたが、この投与が製造過程の誤りだったと認めており、試験結果への疑問が高まっています。同社が、初回接種で半量、2回目は全量を投与された比較的少数の試験者群では有効性が90%となった一方、2回とも全量だったグループでは62%だったことを発表しています。
コロナの感染拡大で中断されていた英国とEUの通商協議が今週末に再開される見通しです。EU当局者によると、土壇場で計画が変更されない限り、バルニエ主席交渉官を中心とする交渉チームが28日の交渉再開のためロンドンに向かう準備をしているようです。ただ、バルニエ主席交渉官は、「英国に譲歩する用意がないのであれば、交渉継続のために訪英する意味はほとんどない」と、英国側に警告しています。一方スナク英財務大臣は、「英国はいかなる犠牲を払っても譲歩すべきでない」と述べており、EU英国ともに譲歩する姿勢を見せていないことから、今回の協議でも合意の可能性は低いと見られます。英国ではコロナ感染による景気の落ち込みと、EU離脱による混乱から経済見通しを下方修正する動きがあり、長期的にはEU離脱による悪影響がより深刻と見られています。英国は12月末にEUを離脱することが決まっているため、EUとの通商協議が決裂することを見越した動きもすでに多く見られるようです。高関税が賦課されることを避け、EUと英国との貿易額も増えています。
11月も残りの営業日はあと1日です。今月の話題は何といっても3日に行われた米大統領選でしたが、金融市場では世界的な株価の上昇です。特に日米では顕著で、ダウは今週3万ドルの大台を達成し、日経平均株価も29年半ぶりの高値を記録しました。バブルのピークだった1989年の大納会で付けた「3万8915円」を目の当たりにしている筆者には、「まだ2万6000円台」との印象ですが、若い方の捉え方は異なるのでしょう。為替は、世界中の投資家が同じ「戦場」で闘っていますが、株式は連動しているとは言え、「戦場」が異なっています。日経平均が史上最高値を更新するには、企業、税制、市場、投資家など、まだまだ変わらなければならない部分が多いかと思います。今から4年程前、日経平均株価が1万6000円台だった頃の友人の言葉が印象的でした。「日経平均株価が最高値を更新するのが早いか、おれが死ぬのが早いか、お前どう思う?」答えに詰まってしまった記憶があります。
本日のドル円は103円80銭〜104円60銭程度を予想します。
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11月に入って東京地方ではほとんど雨が降っていません。25日(水)に多少降りましたが、たいした雨量ではなく、11月は記録的な雨の少ない月になるものと思われます。言い換えれば、11月は好天続きで、関東地方の山々は絶好の紅葉狩り日和が続きました。皆さんの中にも、コロナ禍の中、近くの山で紅葉を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。筆者の知人で「新米の山ガール」がいます。まだグループに参加したばかりで経験も浅いですが、5〜6人ほどのグループで東京近郊の山を年に10回ほど登っているとか。平均年齢は72.3歳だそうで、グループの最高齢は77歳です。この方、普段は大人しく、どちらかと言えば元気のない方だそうですが、いざ山に登るとなると「シャキッ」とするそうです。山登りの為に毎日の買い物もバスに乗らずに歩くなど、それぞれが足を鍛えています。こうゆう方が日本の平均年齢を引き上げ、爆発的に膨張する医療費を抑制してくれているはずです。1000m位の山を年に10回も登る体力には驚きです。世のおじさん達も、家で酒を飲んでいるだけではいけません。どうですかご同輩!!
良い週末を・・・・・。
What's going on?
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 11/18 | ウィリアムズ・NY連銀総裁 | 「景気は一段と困難な局面を迎えると考える」、「われわれにとって重要なのは、金融政策での支援や他のプログラムを提供することで自分たちの責任を確実に果たしていくことであり、力強い経済回復を可能な限り支えるための金融環境を維持することが基本だ」 | -------- |
| 11/5 | FOMC声明文 | 「経済活動と雇用は回復が続いているが、今年初めの水準をなお大きく下回っている」 | -------- |
| 11/5 | パウエル・FRB議長 | 「少なくともいくらか財政による追加支援が得られれば、景気回復は力強さを増すと考えている」、「米国内で新型コロナウイルス感染症の新規感染例が増加している状況は特に気掛かりだ」 | ドル安が進み、ドル円は103円49銭まで売られ、ユーロドルは1.1826まで上昇 |
| 10/29 | ラガルド・ECB総裁 | 「ユーロ圏の景気回復は予想以上に急速に勢いを失いつつある」、「行動が必要であり、従って次回の会合で政策手段を再調整する必要があるとの点で、政策委員会は一致した」 | ユーロドルは1.17台半ばから1.1650まで下落。 |
| 10/21 | ブレイナード・FRB理事 | 「私自身の見通しへの最も顕著な下振れリスクは財政面で追加支援が実現しないことだ」 | -------- |
| 10/18 | ゴーブ・英内閣府担当相 | (EUとの通商協議で)「私は合意を望んでいる。ぜひとも合意をまとめたいと考えている。扉はわずかだが開かれている」 | -------- |
| 10/14 | クラリダ・FRB副議長 | 「経済が一気に悪化した春からの立ち直りは力強かったが、新型コロナウイルス感染症によるリセッションから経済が完全に回復するまでの道のりは長いことを忘れてはならない」景気の回復までに1年を要する可能性があり、雇用の完全回復には「さらに長い時間」がかかるだろうとの認識を示す。 | -------- |
| 10/7 | FOMC議事録 | 「幾人かの参加者は、会合後の声明に合意内容の重要要素を組み込むのは適切だということで同意したが、現時点でフォワードガイダンスを強化したり、利回りにさらに下向きの圧力をかける大きな余地をフォワードガイダンスに与えたりする必要性はないように思われると主張する参加者もいた」 | -------- |
| 10/6 | トランプ大統領 | (追加の経済対策について)「選挙後まで交渉を止めるよう担当者に指示した。私の勝利直後に勤勉な米国人の人々や中小企業を重点対象とした大規模な景気対策法案を通す」 | ダウは一時400ドルを超える下げに、ドル円は小幅にドル安が進行。 |
| 10/6 | パウエル・FRB議長 | 「政府の支援があまりに少なければ景気回復は弱くなり、家計と企業を不必要に苦しめることになる。」「それに対し、支援が行き過ぎることのリスクは、現段階ではより小さいと思える。政策対応が結局のところ必要以上に大きいことが後に分かったとしても、無駄にはならない」 | 株価は小幅に上昇。 |
外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書



